【幕間】謝罪
【25】話頃のお話です。
—————大変です~!
また酔っぱらって、ご主人様を困らせちゃったみたいです。
何も覚えてないんです~!
レイアお姉さんも、頭を抱えています。
「私達は何をやらかしたんでしょうか?」
「2人はあいつに抱きついて、ほっぺに何回もキスしてたわよ!」
「「!?」」
「本当に大変だったんだから!」
「・・・・・すみません」
「ごめんなさい~」
「まぁ、私も途中から覚えてないんだけど、、、」
ヒトミお姉ちゃんも酔っぱらったみたいです。
「このままだとマズイわよ、、、」
「お説教でしょうか?」
「・・・・・グスッ、ご主人様に嫌われます~」
ご主人様に嫌われると思ったら、涙が出て来ました。
—————うわ~ん!
「・・・・・こうなったら素直に謝るしかないわね」
「それがいいと思います」
「今から私が謝り方を教えるから、ちゃんと覚えてね」
ヒトミお姉ちゃんは膝と手を床に付けて、頭を下げました。
お団子みたいに丸くなっています。
「じゃあ、2人もやってみて!」
「はい~」
私も丸くなって、おでこを床に付けました。
「覚えておいてね、これがジャパニーズ土下座よ!」
「・・・・・ジャパニーズどげざ?」
「この後でリワンちゃんはあいつをお風呂に連れて行って、背中を流してあげて」
「わかりました~」
前にご主人様の背中を流した事があるんです。
これなら大丈夫です~
「レイアはお酌してあげて」
「はい」
「レイア、スカートって持ってる?」
「持ってますけど、、、」
「ちょっと見せて」
レイアお姉さんはアイテムボックスからスカートを取り出して、ヒトミお姉ちゃんに渡しています。
どのスカートも可愛いです。
レイアお姉さんによく似合いそうです。
「・・・・・う~ん」
「ダメですか?」
「どれもこれも丈が長いわね、、、」
「そうでしょうか?」
「レイア、今から買いに行くわよ!」
「えっ、今からですか!?」
ヒトミお姉ちゃんはレイアお姉さんの腕を引っ張って、外に出て行きました。
私も慌てて後を追いかけます。
アルちゃんはお留守番してて下さい~
ヒトミお姉ちゃんは服屋さんで、スカートを買っていました。
とっても小さな黒いスカートです。
「ちょっと短くないでしょうか?下着が見えそうです、、、」
「それくらいじゃないとダメなの!」
赤い服も買っていました。
こっちの服もレイアお姉さんには少し小さい気がします。
「冬にこんな薄い服を着たら、病気になってしまいますよ」
「家の中は暖かいから大丈夫!」
帰りにヒトミお姉ちゃんは、大きなお肉を買っていました。
凄く、、、大きいです、、、
—————ハッ!
ダメです~!
これはご主人様のお肉なんです~!
家に帰ると、ヒトミお姉ちゃんはお料理を始めました。
レイアお姉さんは、さっき買った服を困った顔で見ています。
お料理が終わると、ヒトミお姉ちゃんはお風呂の準備に行きました。
ヒトミお姉ちゃんは凄く頑張っています。
私も頑張りますよ~!
「ただいま」
「「「ごめんなさい!」」」
ご主人様が帰ってきました!
私達は教えてもらった通り、ジャパニーズ土下座でお出迎えしました。
それからお風呂でご主人様の背中をゴシゴシ綺麗に洗って、リビングに戻りました。
レイアお姉さんはさっき買った服に着替えて、顔を赤くしながらスカートを下に引っ張っています。
わぁ~、凄く短いスカートです~
—————あっ!
レイアお姉さんが座った時に、黄色い下着が見えました。
私も同じ色の下着を持ってますよ~
ご主人様がお風呂から戻ってきました。
私はヒトミお姉ちゃんに言われた通り、ご主人様の肩を揉みました。
その隣でレイアお姉さんが、ご主人様のコップにお酒を入れています。
—————む~!
ご主人様はレイアお姉さんの足をチラチラ見ています。
エッチな目をしていたので、ちょっとだけ力を入れて肩を揉みました。
私の事も見てください~!
「しょうがない、今回は許してやろう」
「ありがたき幸せ!」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます~!」
「早く食わないと、飯が冷めるぞ」
—————やった~!
ご主人様が私達を許してくれました。
ヒトミお姉ちゃんもレイアお姉さんも喜んでいます。
ご主人様が早くご飯を食べなさいって言ってくれたので、私は急いで椅子に座って、ご飯を食べました。
とっても美味しいお肉でした~!
—————夜にキャラクター紹介を投稿します。