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異世界ナラティブ  作者: SW
第三章
52/105

【幕間】リワンの決意


ご主人様がそ~っと部屋を出て行きました。

いつもの夜のお散歩です。

でも今日はいつもより帰りが遅いんです。

いつもはもっと早く帰って来るのに。

心配です~


ご主人様が帰ってきました。

ケガはしていないみたいです。

よかったです~

安心したのでご主人様に抱きつきました。

ご主人様は大丈夫だと言って、頭をポンポンしてくれました。

えへへ~




「ご主人様の服からいい匂いがします~」

「・・・・・へっ?」

「甘いお花みたいな匂いです~」


散歩から帰って来たご主人様はいい匂いでした。

これは何の匂いかな?

お花?

お菓子?

う~ん、わからない。

でもいい匂い~


何の匂いか一生懸命考えてたら、ヒトミお姉ちゃんがこっちに歩いて来ました。

ヒトミお姉ちゃんも、ご主人様の匂いを嗅いでいます。

犬さんみたいに、鼻をクンクンさせています。

どうですか~?

いい匂いでしょ~?


—————あれ?

ヒトミお姉ちゃんが怖い顔で、ご主人様を睨んでいます。

嫌いな匂いだったのかな?


ヒトミお姉ちゃんは怖い顔のまま、私を引っ張って行きました。

凄い力です~

部屋の隅っこで、ヒトミお姉ちゃんが私に教えてくれました。


「リワンちゃん、あれは女の匂いよ!」

「女の人ですか~?」

「そうよ!香水の匂いよ!」

「香水ですか~?」

「あの匂いで男を誘惑してるのよ!」


男の人はいい匂いがする女の子が好きなのかな?


「あいつは散歩って嘘をついて、外で女の子と遊んでたのよ!」

「そうなんですか~?」

「間違いないわ!しかもエッチな遊びよ!」

「エッチな遊びですか~?」

「・・・・・え~と、リワンちゃんと一緒に寝るよりも、他の女の子と遊ぶ方が好きって事よ!」

「む~!」


ご主人様は私よりも他の女の子と一緒にいる方が楽しいんですか~!?

許しません~!


「他の女の子とくっついてたから、服にその女の子の匂いがついちゃったのよ!」

「む~!!」


ご主人様は私だけのご主人様なんです~

逃がしませんよ~

私はご主人様の腕をしっかり捕まえてベッドに入りました。


「ご主人様~、もう寝ますよ~」

「お、おい!?」

「明日からは私も一緒に散歩します~」

「・・・・・・・」

「ご主人様~、聞いてますか~?」

「・・・・・・・はい」

「おやすみなさい~」

「・・・・・・・おやすみなさい」


明日からはずっとご主人様と一緒にいます。

ヒトミお姉ちゃんと一緒に香水も買いに行きます。

そして私の事を好きになってもらうんです。

もう離しません~!





次の日、ご主人様は私に武器を買ってくれました。

美味しいお肉もたくさん食べていいって言ってくれました。

ヒトミお姉ちゃんにも武器を買ってあげるみたいです。

やっぱりご主人様は優しいです~


でも昨日の夜は他の女の子にも優しかったのかな?

む~、それは嫌なんです~


一生懸命ご主人様にご奉仕して、私と一緒にいる方が楽しいって教えてあげます~!



—————夜にキャラクター紹介を投稿します。


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