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異世界ナラティブ  作者: SW
第二章
33/105

【幕間】ヒトミ先生


今日からリワンちゃんと一緒に町の外で戦闘訓練。

最初にリワンちゃんを見た時は本当に驚いたわ。

こんな可愛い子は初めて見た。

私も結構可愛いと思うけど、愛くるしさでは勝てないかな?

やっぱり犬耳とふわふわの尻尾は大正義ね。


その後で首のチョーカーを見てもっと驚いたわ。

この黒いチョーカーは奴隷の証。

あいつがお土産に奴隷を買ってきたって思ったから、つい斬りかかっちゃったわ。

でも冷静に考えたらそんな奴じゃないもんね。

ちょっとエッチだけど奴隷を買うような人じゃない。




「ヒトミお姉ちゃん、あのウサギさんですか~?」

「ええ、そうよ」


—————ヒトミお姉ちゃん


た、たまらないわね、、、

こんな呼ばれ方されたら、ますます可愛く見えちゃう。

一生懸命教えてあげよう!




う~ん、強いわね、、、

魔物の攻撃が当たるとは思えない。

ギリギリで避けているように見えるけど、あれはたぶん攻撃を見切ってるのね。

その上、容赦なく殴ってるわ。

怖がるかなって思ってたけど、大丈夫そうね。


そうだ!

これを教えてあげよう!

殴る時の決め台詞!

可愛さが更にアップするはずよ!




魔物を見つけるのも得意みたい。

すぐに魔物の方に向かって行って、石を投げてこっちにおびき寄せてる。

鼻をクンクン鳴らしてるから匂いで探してるのかな?


ウサギや虫の魔物はボコボコにしてるけど、鳥の魔物は苦手みたい。

他の魔物の時より大きく避けているように見える。

飛んでるから戦いにくいのかな?




「ヒトミお姉ちゃん、回復魔法を教えて下さい~」

「いいけど、あんまり得意じゃないよ?」

「はい~、大丈夫です~」

「炎魔法にしない?こっちなら得意なんだけど」

「ご主人様がケガした時に私が治してあげたいんです~」


—————尽くすタイプなのね

奴隷の開放を断ったって言ってたし。

でもそれはあいつがご主人様だからなのかな?


私だって女子力はあるわよ。

お料理も裁縫も得意よ!

まぁ、相手はいないんだけどね、、、




魔法はあまり得意じゃないみたい。

慌てずにゆっくりやれば上手く出来そうなんだけどな、、、

でも落ち着いて大人しくしているリワンちゃんよりも、元気なリワンちゃんの方が断然可愛いわよね。

・・・・・このアドバイスは封印しておこう。


明日からもリワンちゃんと一緒に出掛けよう。

いろいろ教えてあげないといけないし、魔物にやられないか心配だし。

本当は私が楽しいだけなんだけどね。


う~ん、あいつが来てから毎日が充実してる気がする、、、


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