表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絵本  作者: 安藤結城
3/4

赤ずきん

「あ、あの、本に入るって、登場人物になりきるって事ですか? 」


「はい! 童話の中に入って、登場人物、というか、主人公として頑張ってもらいます!」


「いや、だからその……やっぱり分かんないです……」


うん、私もわかんない。


「えぇ……んー、そうですね……あっ、ドラえもんのひみつ道具にあるじゃないですか! 履いて本の上に立つと中に入れるって靴!」


そんなのあるわけないよ……


「あぁ、絵本入り込み靴ですね」


あるんだ……


「そうです! そんな感じです、まさに!」


「でも、あれは漫画で……」


そうです。そんなこと私にもできませんよ?


「出来ます! 私が考えたんですよ!」


……店主さん、楽しそうです。こっちは全然ついていけてないんですけれど。


「本当ですか?」


「ふふふ、やってみます??」


店主さんが少し挑戦的に笑いました。相変わらず可愛いです。


「分かりました。やります!」


やるんだ……


「ありがとうございます! 2000円になります」


お金取るんだ……


「はい」


払うんだ……


「まいどですっ!」


お金をレジにしまって、一息置いてから店主さんは満面の笑みで言いました。


「行きます!」


セリフ多いね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ