表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カクテル ~名もなき酒たち~  作者: 名口 慎
8/15

消えたマスター 2


勢い良く開かれた扉の呼び鈴は、先ほどとは違う鈍い音を奏でた。

その音は嫌というほど響き渡る。

店には、先ほどすれ違った男どころか、マスターの姿も見当たらなかった。


ほんの数分の間に・・・

人が消えるなんて・・・。

銃の音も、睡眠薬や毒薬の臭いもない。

それに、争った形跡もない。


しかも、マスターは現役でなくたって相当やり手の殺し屋だ。

マスターがいなくなるなんて、ありえない。

先ほどまでマスターが立っていたカウンターの中には、

拭きかけのグラスと布巾が無造作に置かれていた。


一体、何があったんだ・・・・?



~~♪



その時、ポケットに入っていた携帯が鳴った。

すぐに取り出し、画面を見てほっとして通話ボタンを押した。


「もしもし?・・・カイ?・・・・」


自分で発した仲間の名前にどこか安心を覚えた。



>>

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ