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わたし、妊娠した。
はるちゃん喜んでくれた!
「籍、入れよっか。」って。
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい!
すきなひとのお嫁さん。
はるちゃん、忘れちゃったし、伝えてもいないけど、遠き日の約束。
わたしの願いが、叶うんだ。
じーんとしちゃう。
ちょうどその頃、わたしの実家売っちゃおうか?って話が出た。
兄は家を建て、わたしも出ていっちゃったから。
両親とおばあさんの3人には広すぎるんだって。
はるちゃんそれ聞いて
「お義父さんがせっかく頑張って建てた家なんだから、売っちゃダメだよ。僕らが入ろう。」
だって。
なんて優しいひと。
わたしの旦那さま(になるひと)は、こんなに優しいのだ!
世界に自慢したい。
つわりでカレーうどんしか食べられないわたし。
一緒にはなまるうどん行ってくれる。
もう好き好き好き好き大好きっ!
幸せの予感しかしない。
そんな時期は、わたしの人生でこの時くらいだったな。
ふたりとも30過ぎ。
一粒種になるかもね。
そんな想いが、はるちゃんのゲージュツを、人生に向けた。
それで、後々わたしたちちょっと大変になるんだ。
けど、伊豆への新婚旅行にサプライズ結婚式になったお別れライブ。
この頃のわたし、最高に幸せだったよ。




