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あきと別れ、郊外のガソリンスタンド。
またしばらく会えないのと、ガソリン代で財布が空になる心細さ。
あの寂しさを、僕は一生忘れない。
僕は彼女に依存している。
出会ってから、ずっと。
それを恋と呼ぶのはずるい。
自分が許せない。
あんなにまっすぐに、なんでかまっすぐに、あきは僕に恋をしている。
いや、あきだって、逃げ出したいんだ。
たまたまそこに、僕が居た。
都合良いのはお互い様だ。
ぶんぶん、首を振る。
最低な人間。
だめだ。
希望のない、真っ暗闇へ。
車は飲み込まれ、僕は眠気とともに戻らない方が良い気になりかけた。
ピカッ!
続く雷鳴。
なんでだろう。
あの時、あきの、僕だけに見せるアンバランスな美しい裸体を思い出した。
激しい勃起。
あんなにしてきたのに。
いや、だからか?
眠たいからだろう。
とにかく、あきが来るまで生きていよう。
また、永遠みたいに待つのは辛いけど。




