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 先に高校を中退して働いてた兄貴の借りてた借家に転がり込んで、すぐに運送屋で働き出した。

 未成年。

 準社員の扱いだった。

 高校辞めると同時に別れを持ちかけたあの純朴そうだった「彼女」。

 僕の童貞を奪い去って行ったひとつ年上の巨乳娘。

 その頃から僕は、女に翻弄され、ひとり惑い、悲しみ、泣いた。

 トドメは居酒屋に勤めて知りあった、ひとつ年下の女だった。

 色白でほくろだらけ。

 あきみたいにかわいくはなかったけど、僕には拒む能力がないみたいだ。

 バンドのライブにいつも付いてきて、自慢げに僕の腕を組んだ。

 僕の人生を狂わせたのは、彼女との逃避行だった。

 いや、そうじゃない。

 僕の人生、いや、僕自体きっと、産まれた時から狂ってたんだろう。

 誰かや何かのせいになんてしちゃいけないんだ。

 僕らふたり、彼女の親から逃れる為に岐阜へ飛んだ。

 ヤクザの身売りに便乗して。

 19の春だった。

 あの道中から、自分が居ない、あきが言ってたあの言葉が僕の心身を侵して行った。

 僕は自由だ。

 女がいなければ。

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