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staying out for the summer  作者: 双葉紫明
届かなかった手紙
12/52

 それからわたしは高校・短大、その間に男の人とも付きあったりもした。

 だけど、どしてもそういう事が嫌だった。

 なるべくそうならないように、だけど、ずっと独りはさみしいし、いつか結婚しないと親だって心配しちゃう。

 だから、はるちゃんの事もあの事件の事も忘れて。

 忘れられないんだ。

 どっちも。

 そんな風に付き合うのは相手にも失礼だし、なかなか長続きしない。

 良いことも悪いことも、極端だとどっちも毒になるんだ。

 高校生の時に彼氏が出来て、でもとっても信用してた男友達も居て、その男友達とふたりでお泊り旅行行ったんだ。

 そしたら、男友達は約束破って抱きしめて来たし、ちゃんと怒って断ったのに彼氏はカンカンに怒って、どっちとも気まずくなっちゃった。

 わたし、どっちも怖かった。

 男のひとは怖いんだ。

 はるちゃん、どうすれば良いのかな?

 はるちゃんとも出逢わず、あの事件もなかったら、わたし素敵な恋をして、みんなが言うみたいに気持ちよくなってたりしたのかな?

 わたしおっとりした方だから、みんなにはお気楽だね、って良く言われる。

 えへへ、って笑うんだ。

 はるちゃんの事も、あの事件の事も、誰にも言えないよ。

 そんな風で、わたし地元から出たくて、新幹線の車内販売のお仕事に就いて関西に行ったんだ。

 もうはるちゃんとは会えないのに。

 時々はるちゃんと会っちゃったらどうしよう?って思ったよ。

 でもお仕事楽しかったし、寮生活、新しい友達。

 今度こそ、ぜんぶ忘れてただ楽しく過ごせる。

 そう思ってた。

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