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第40最終話 青空に羽ばたいて
私達はこうしてアイリス村に腰を据えて、旅を続けることになった。
住む場所は村長のはからいで空き家になってる所を貸してもらう事が出来た。
将来的には自分達の家を一から建てるのもいいかもしれない。
やっぱり帰ってくる場所があるというのは嬉しいものだ。
でも旅を再開する前に、一度故郷のエルモに戻る必要がありそうだ。
アザエルさんに突然さらわれてお母さんも心配してるだろうし、電話で話をしようにも距離が離れすぎててエルモに1台ある公共電話も使えないし。
それにカイトも私の両親に挨拶したいだろうしね。
「それじゃ行こっかカイト」
「そうだな」
一片の曇り空のない快晴な青空を私達は故郷エルモにむけて飛び立った。
何の根拠もないけど、今なら何もかもが上手くいくようなそんな気さえしていた。
あの時アザエルさんに言われた言葉をしっかり心に留める必要があったのに。




