表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第3章:新たなる転生者!レジスタンス団結計画!(アサクボ王国編)
86/88

第78話:戦慄のメガフューチャー計画!ラウズ要塞を攻略せよ!②

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

 アサクボ王国付近の洞窟内のラウズ帝国の要塞にて、様々な帝国の刺客と激しい戦いを繰り広げるアレックスやキルマ達。

 そんな中、2体の人造モンスターがアレックス達の前に立ち塞がった。

 しかもその姿、昨日アレックスが倒したロバデーモンとセミバブラーに酷似こくじしていた。


キルマ「ロバデーモンにセミバブラー!?」


ロビン「2人共アレックスに倒されたよねぇ!?」


アレックス「いや、よく見てみろ。ロバデーモンの前歯がキレイになってる…!」


 なんと昨日のロバデーモンとは違い、汚かったかなりキレイになっているのだ。

 するとロバデーモンらしき2体の人造モンスターが自己紹介をし始めた。



ロバデーモン(父)「オレは貴様に倒されたロバデーモンの父親だ!」


セミバブラー(弟)「同じくオレはテメーに倒されたセミバブラーの弟だミン!」


 なんと現れた2体は、アレックスに倒されたロバデーモンとセミバブラーの親族であったのだ。


アレックス「意外だな。まさか人造モンスターに家族がいたなんて」


ロバデーモン(父)「今こそ息子の仇を取ってやる!」


セミバブラー(弟)「こっちだってアニキの仇を取ってやるミン!」



 アレックスに襲い掛かるロバデーモン(父)とセミバブラー(弟)。

 ロバデーモンは手から火球、セミバブラーはストローのような細長い口から溶解泡をアレックス目掛けて発射した。

 対するアレックスはそれをかわし、サンダーロシュフォールをライフルモードからソードモードに変形し、反撃を開始した。

 アレックスはソードモードにしたサンダーロシュフォールを華麗に使いこなし、2体の人造モンスターに斬撃をくらわせた。


アレックス「電光大車輪斬り!!」


 アレックスは体をコマのように回転させ、それを生かした電撃回転斬りを発動した。

 ロバデーモン(父)の火球、セミバブラー(弟)の溶解泡を弾き、アレックスの回転斬りはそのまま2体の人造モンスターに炸裂し、2対を吹き飛ばした。


ロバデーモン(父)「息子よ〜〜〜〜〜!!」


セミバブラー(弟)「アニキ〜〜〜〜〜!!」


 2体の人造モンスターは吹き飛ばされながら、それぞれ倒された親族を叫びながら爆発四散した。


アレックス「息子や兄とほとんど大差ない強さだったな」




ボブ「言え! 催眠装置はどこにある!」


ホーストルーパー「この道をまっすぐ進んだ所に装置のある部屋が…!」


 ボブはホーストルーパーの1人の胸ぐらを掴み、巨大催眠装置の有りかを聞き出した。

 そのホーストルーパーは恐れをなし、催眠装置のある部屋の方向を指さした。



フィガロ「隊長! ここは私達に任せて、催眠装置を!」


アレックス「了解した! キルマ、一緒に来るか!?」


 そう言いながら、アレックスは強い眼差しをキルマに向けた。

 そんなキルマも強い眼差しを向けてこう言った。


キルマ「もちろんさ! この国の王子として、一緒にメガフューチャー計画を止めたい!」


アレックス「その意気だ!」



 アレックスとキルマは、残っている刺客をフィガロ達に任せ、巨大催眠装置のある部屋へと勇敢に走って行った。


ボブ「アレックス殿〜! 王子を頼むぞ〜!」


スマ「お兄様もアレックスさんもがんばれ〜!」





 走って数分後、ついにアレックスとキルマは巨大催眠装置のある部屋を見つけ、そのまま突入した。



 〈ラウズ要塞司令室〉



 そこには4本の腕とライトブルーに透き通った全身、タコのような顔した人造モンスター、さらにその背後には、直径20メートルほどはある青く大きなカプセル状のオブジェが設置されていた。


???「ようこそキルマ王子。そして元エルフガンナーズのアレックス」


アレックス「やれやれ。その肩書きは捨てたはずなんだがな」


キルマ「お前が今回の計画の親玉なのか!?」


ミラージュオクトパス「左様。私の名はミラージュオクトパス。そして私の後にあるのが君達お目当ての催眠装置だ」


アレックス「やはりそうか…!」



アレックスの心の声「てゆーかこいつ、マヌケそうな顔して結構なイケボだな」


 アレックスはミラージュオクトパスの顔を見ながら心の中でそうつぶやいた。

 一方のキルマは、そんなミラージュオクトパスに対し、怒りをぶつけた。


キルマ「僕の国の子供達を、そして世界中の子供達をお前達の兵士になんかさせない! お前を倒し、その装置も破壊させてもらうぞ!」



ミラージュオクトパス「その前に良いことを教えてあげよう。今回のメガフューチャー計画、元々は君の死んだお父上、すなわちこの国の国王が行おうとしていた計画だったのだよ」


アレックス、キルマ「な、なんだって!?」





 つづく



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ