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異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第3章:新たなる転生者!レジスタンス団結計画!(アサクボ王国編)
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第77話:戦慄のメガフューチャー計画!ラウズ要塞を攻略せよ!①

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 ラウズ帝国の少年少女大規模洗脳計画・メガフューチャー計画を未然に阻止すべく、アレックス、ロビン、フィガロ、キルマ、スマ、ボブの6人は、アサクボ王国付近の洞窟にあるラウズ帝国の大要塞へと攻め込んでいった。


 洞窟の中、すなわち要塞内には、ホーストルーパーや悪の冒険者の大群が待ち構えていた。



 〈ラウズ帝国要塞内〉


ホーストルーパー「侵入者複数確認! これより排除にあたる!」


キルマ「これ以上僕らの国で好き勝手はさせないぞ!」




 アレックスやキルマ達は、数えきれないほどの帝国の資格相手に、勇敢に立ち向かっていった。


アレックス「サンダーロシュフォール、エレメンタルガトリング! 同時発射!!」


 アレックスは右手のサンダーロシュフォール(ライフルモード)から電撃ビームを発射し、一方の左手のエレメンタルガトリングから電撃エネルギーを連射し、前方のホーストルーパーの大群を一掃した。




フィガロ「シャイニングショット!!」


ロビン「ストームアロー!!」


 次に、フィガロはエレメンタルガトリングから光のエネルギー弾を連射し、ロビンは弓から紫色の風の矢を飛ばし、帝国側の冒険者を次々と蹴散らしていった。



ボブ「我らアサクボ王国の魂を、貴様達に思い知らせてくれるわ〜!!」


 さらにキルマは剣を華麗に使いこなし、ボブも斧を豪快に使いこなし、ホーストルーパーや帝国側の冒険者を圧倒した。



???「まったく、なさけねぇ連中だなぁ」


 するとどからか、低めの女性らしき声と共に、ズシン、ズシンとの太い足音が聞こえてきた。

 その声と足音の主は、ナイフのような爪が特徴のクマ型人造モンスター・スラッシュベアーであった。

 ちなみに性別はメス。


アレックス「さっそく大物が現れたか!」


スラッシュベアー「覚悟しやがれ!」



 スラッシュベアーはナイフのような爪による乱撃を披露した。

 アレックス達はそれをなんとか回避した。


スマ「そろそろ私の出番だね! 召喚!! 出ておいで、レイ、リン!」


 スマがそう叫ぶと、スマの足元前方の地面に2つの青い魔法陣が展開され、そこから灰色の体の鳥型モンスター・エナジーバード、さらに黒い毛並みに頭のツノが特徴なキツネ型モンスター・ツノギツネが召喚された。

 スマは魔物使い・テイマーだったのである。

 ちなみにスマは、それぞれ、エナジーバードには『レイ』、ツノギツネには『リン』というニックネームを付けて呼んでいる。



スラッシュベアー「そんじょそこらのモンスターごときが生意気な!」


 スマのお供であるレイとリンにも襲い掛かるスラッシュベアー。

 だがレイとリンは、すばやい動きで、スラッシュベアーのナイフ攻撃を華麗にかわした。


スラッシュベアー「くそっ! ちょこまかと!」


 怒ったスラッシュベアーは、目から赤い電流状の怪光線をレイ達目掛けて発射した。

 対するレイは口から緑色のエネルギー弾を連射し、スラッシュベアーの怪光線を相殺そうさいした。


スラッシュベアー「バカな!? 打ち消しただと!?」


スマ「へへーんだ! ふつうのモンスターだって、特訓次第で人造モンスターとも渡り合えるんだよ!」


 スマがそう勇敢に言った直後、リンはスラッシュベアー目掛けて全身し、頭に生えている鋭いツノをスラッシュベアーの左腕を突き刺した。


スラッシュベアー「ぐわ〜〜〜〜〜!!」


 あまりの痛みに悲鳴をあげるスラッシュベアー。

 リンはスラッシュベアーの腕からツノを抜き、スマのもとを戻っていった。



キルマ「これでトドメだ〜!!」


 さらにキルマも全身し、持っている剣の刀身に炎をまとわせ、すれ違いざまに炎の斬撃をスラッシュベアーに炸裂した。

 その後、くらったスラッシュベアーは、後ろを振り向き、雄叫びを上げながらキルマの方を走って行った。

 するとその数秒後、さきほどの炎の斬撃の影響で、スラッシュベアーは上半身と下半身に分かれて真っ二つとなり、そのまま爆発四散した。



アレックス「すごいチームワークだな!」


ボブ「こんなこともあろうかと、あの方達は特訓を重ねてきたからな!」















???「キルマ王子だけでなく、ブレイブリーグに白銀の太陽か…。面白いことになってきたな」


 一方、ラウズ要塞のどこかにある部屋にて、

 腕が4本あり、頭はまん丸でツルツルとしており、全身がライトブルーに輝く謎の人造モンスターが、大型モニターでアレックス達と帝国の戦士達が戦っている様子を眺めていた。

 そしてモニターを眺めながらこうつぶやいた。


???「我が帝国に牙向く愚か者諸君、見事ここまで来るがいい。メガフューチャー計画のさらなる真実を教えてあげよう。それを知った時、君達は絶望という名の牢獄ろうごくに放り込まれるであろう」


 その人造モンスターの素顔は、タコのような顔をしていた。

 果たして彼がメガフューチャー計画の親玉なのであろうか?

 そしてメガフューチャー計画のさらなる真実とは?




 つづく




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