第67話:ミチルが捕まった!?帝国のイケメン賢者現る!③
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ラウズ帝国のサンキス賢者戦隊の隊長サンキスと
母親のハメルに捕まってしまったミチル。
ミチルの母であるハメルの登場に、マミ達5人はさらに驚いた。
チレット 「あの人がミチルちゃんのお母さん…!?」
マミ「ミチルをいじめてたみたいだけど、今さらなんの用よ!?」
ハメル「決まっているでしょ! ミラクルユナイトという素晴らしい能力を持っていたミチルちゃんを迎えに来たのよ!」
自分勝手な考えでミチルを引き戻そうとするハメル。
それに対し、レイニャはこう言った。
レイニャ「本で読んだことがあります! ミラクルユナイトは、確かな絆がないと使いこなすことができません! ミチルさんが今でもあなたを愛していなければ無意味なのです!」
レイニャの異論に対し、ハメルは怒った。
ハメル「なんて失礼な! ミチルちゃ〜ん? あの時はひどいことを散々してごめんね〜。今でもママのこと、好きよね〜?」
ハメルの問いに、ミチルは弱々しく答えた。
ミチル「私…ママのところ戻りたくない…! チルチルやチレット達とずっといたい…!」
チレット 「ミチルちゃん…」
ハメルの誘いに惑わされず、今の仲間と大切にし続けることを選んだミチルの姿に、チレットは安堵した。
だがその言葉を聞いたハメルは、今までに怒りの表情をむき出しにし、ミチルに暴力を振るい始めた。
ミチル「あぁ!」
ハメル「このクソ娘が! せっかく優してやったのに調子に乗りやがって!」
サンキス「お母さん落ち着いてください。彼女は我々にとって重要な戦力になりゆる存在なのですよ」
ハメル「部外者は黙ってなさい!」
なだめようとするサンキスの説得すら、怒り狂ったハメルにはまったく無意味であった。
ヒロシ「やめろおばさん!」
チルチル「ミチルになんてことするだ!」
そこへ、ベーカリーカフェ・オラフで留守番をしていたヒロシ、チルチル、チロの3人が駆けつけた。
イサミ「ヒロくん!」
チレット 「チルチルくん、チロくん!」
チルチル「急に嫌な予感がして飛び出してきたんだ!」
チロ「つーか誰だよあのババアとそこそこイケメンは?」
チレット 「ミチルちゃんのお母さんよ。ミラクルユナイトを使えることを知って、帝国と手を組んで連れ戻しに来たの。」
チルチル「なんだって!?」
チロ「思ってた以上にひでぇヤツみたいだな!」
イサミ「そしてもう1人が帝国のサンキス。女王バヌー直属のサンキス賢者戦隊の隊長さ。」
ヒロシ「サンタさんのケンケンパ戦隊?」
イサミ「ズドっ…」
マリン「サンキス賢者戦隊ね」
ヒロシがサンキス賢者戦隊の部隊名を間違い、ズッコケるイサミ。そしてそんなヒロシに正しく教えるマリン。
サンキス「おやおや、さらに増えてしまったか。ならばこちらも頼もしい仲間を呼ぶとしよう!」
イサミ「仲間だと?」
サンキス「君達、出番だよ!」
サンキスの呼び声により、
カボチャの人造モンスター・フレアパンプキン、
フクロウの人造モンスター・デッドエンドオウル、
コウモリの人造モンスター・バットソルジャー、
3体の人造モンスターが出現した。
実はこの3体、サンキス賢者戦隊のメンバーでもある特別な人造モンスターなのだ。
フレアパンプキン「フレアパンプキン、ワシならここに!」
デッドエンドオウル「デッドエンドオウル、推参…!」
バットソルジャー「バットソルジャー、ここに降臨!」
ヒロシ「また人造モンスターが3体出てきやがったか!」
サンキス「彼らは僕の優秀な部下達さ。今まで戦ってきた人造モンスターとは一味違うよ〜。」
イサミ「サンキスに加え、彼の部下でもあるの特殊人造モンスターか。厄介だね」
ついに揃ったサンキス賢者戦隊の面々を前に、より焦りを表すイサミ。
するとチルチル達が真剣な眼差しで、ヒロシ達にこんなことを頼み始めた。
チルチル「ブレイブリーグに白銀の太陽のみんな! サンキスの相手は僕達にやらせてほしい!」
チロ「あんなヤツらに、オレ達の大切な仲間を悪用なんかさせたくねぇ!」
チレット 「これ以上、ミチルちゃんに悲しい思いをさせないためにも!」
ヒロシ「お前ら…。分かった! 他の人造モンスターはオレ達がなんとかする! でもあんま無理すんなよ!」
チレット 「うん!」
チレット 「ありがとう!」
チロ「ま、お互い気をつけようぜ!」
イサミ「さて、本日2回目の共同戦線のスタートと行こうか!」
チルチル達の熱い想いに心打たれたヒロシは、サンキスの相手とミチルの救出を彼らに任せ、夜のタンリオシティーを舞台に、サンキス賢者戦隊を迎え撃つのであった。
つづく
子供に暴力を振るう親とか最低ですよね。




