第5話:黄色い快進撃!豪快なるイヌゴリラ!①
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〈ラウズ帝国本国のラウズキャッスル〉
暗い曇り空に覆われたくろがねの城の中には、
ラウズ帝国第一王女のシバザ、
ラウズ帝国6大将軍のガブ将軍、ゴルザ将軍、プロフェッサー・マエル、レディデストロイ、
それとホーストルーパーが数人いる。
将軍長であるガブ将軍は白髪ロングの青年。
ゴルザ将軍は黒髪リーゼントの大柄な男性。
プロフェッサー・マエルは水色の髪のさわやかな青年。
レディデストロイは黒いマスクをかぶり、ピンクのセミロングとピンクの細長いしっぽが特徴な若い女性。
そしてシバザ王女は緑のポニーテールで14、5歳くらいの少女である。
シバザ「もぉ〜〜〜!!何よあのファイヤーヤロー!?いきなり出てくるとか聞いてないんだけど〜!?」
シバザは、モニターごしにブラストウルフがフレイムアトスを装備したヒロシに倒されたところを見て、
怒り狂っていた。
レディデストロイ「気をお沈めください王女様。せっかくの可愛らしいお顔が台無しになってしまいます。」
シバザ「あれ、そうだったわ!教えてくれてありがとう、レディデストロイ♪」
レディデストロイ「恐れ入ります。」
クールな対応で怒り狂うシバザを落ち着かせ、にこやかにするレディデストロイ。
他の3人の将軍もモニターでの戦いを見ながらそれぞれの感想をのべた。
ガブ将軍「まさか炎の属聖剣使いまで現れるとはな。」
プロフェッサー・マエル「おまけに別の世界からの転生者らしいからね。データ解析のしがいがあるね。」
ゴルザ将軍「感心してる場合じゃねぇだろ!目障りなヤツは早めに潰すに限るぜ!来い、テメーら!」
威圧的なゴルザ将軍の一声により、
岩の体で身長3メートル近くもあるメガゴーレムゴブリン、銀色に煌めく鋼鉄のボディーのメタルジャガーの
2体の人造モンスターが現れ、ゴルザ将軍の前にひざまづいた。
メガゴーレムゴブリン「メガゴーレムゴブリン!オレ様ならここにいます、ゴルザ将軍!」
メタルジャガー「ゴルザ将軍、この私、メタルジャガーも推参しました。」
ゴルザ将軍「メガゴーレムゴブリン、メタルジャガー。さっそくテメーらに頼みがある!」
メガゴーレムゴブリン「なんなりと申してください!」
ゴルザ将軍「ブレイブリーグのガキ共に炎の属聖剣を使う新入りが加わりやがった!明日、アキブクシティーで暴れまくり、ヤツらをおびき出せ!現れ次第3人まとめてぶっ潰せ!」
メガゴーレムゴブリン「はっ!」
メタルジャガー「承知ました!」
メガゴーレムゴブリンは荒々しく、
メタルジャガーはクールにゴルザ将軍の指示を受け入れた。
プロフェッサー・マエル「相変わらず乱暴な指示の出し方だね。そんじょそこらのチンピラみたいだったよ。」
ゴルザ将軍「別にいいだろ!」
ゴルザ将軍の乱暴な指示の出し方に、まるで悪魔のような笑顔をしながら文句を言うプロフェッサー・マエル。
それに対して怒るゴルザ将軍。
シバザ「この2体で大丈夫なの〜?」
ジバザはこの2体の人造モンスターでブレイブリーグに勝てるのか疑っているが、すかさずフォローをするガブ将軍。
ガブ将軍「ご安心ください王女。あちらの2体もかなりの使い手です。必ずや帝国の栄光に役立つかと。」
シバザ「ま、お手並み拝見といこうかしらね。」
ブラストウルフに続く、帝国の新たな刺客が
サイマジワールドの平和を脅かそうとしていた。
つづく
次回はだいたい90%ほどが休息回です。