第60話:白き幻想!華麗なるコールドジュリエット!④
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イサミ達白銀の太陽との共同戦線により、ガンマンケルベロス率いるラウズ帝国の戦闘機部隊の全滅に成功したヒロシ達ブレイブリーグ。
戦いが終わり、アヤタシティーの人々に笑顔が戻り、
重戦車・デラダンプから赤髪の少年・ジョニーとキツネ人族の少女・ロビンが、
一方、大型戦闘機・バルトワイバーンから黄緑色の髪の少年・リゼルと茶髪エルフの少女・フィガロが降りてきた。
ジョニー「よっ、キャプテン!」
リゼル「お疲れ、キャプテン」
イサミ「やぁみんな! 今日もお疲れ様!」
ヒロシ「すげぇなぁ、イサ坊。まさにみんな慕われるリーダーだぜ!」
一番の親友であるイサミが、白銀の太陽のメンバー達から慕われているところを眺め、感心するヒロシ。
ロビン「マリンもがんばったね〜!」
マリン「えへへ♪」
ロビンも笑顔でマリンの頭をなでた。
マリンも喜んでいる。
すると一方、アレックスは自分と同じエルフのフィガロを見つけ、目を丸くした。
アレックスは彼女に見覚えがあるのだ。
アレックス「フィガロ…? フィガロじゃないか!」
フィガロ「アレックス隊長!」
一方のフィガロも笑顔でアレックスに駆け寄った。
実はフィガロもアレックスと同じくエルフガンナーズの一員だったのだ。
死んだと思っていたかつてのレジスタンスの盟友が生きていたことに、今までにない喜びを表すアレックス。
アレックス「無事だったんだ、フィガロ!」
フィガロ「はい! ブラッドドラゴンの奇襲で隊長達とはぐれてしまったところ、キャプテンであるイサミくん達が保護してくれたのです!」
ヒロシ「アレックス、その子は?」
再会を喜び合う2人が気になり、ヒロシはこの関係についてアレックスに質問した。
それに気づいたアレックスはヒロシ達の方を振り向き、フィガロを紹介した。
アレックス「彼女はフィガロ。オレと同じ、エルフガンナーズのメンバーだ。」
パズー「エルフガンナーズの生き残り!?」
レイニャ「まあ! 感動の再会ですね!」
彼女がかつてのアレックスの仲間であることに、ヒロシやパズー達も安心し喜んだ。
フィガロ「初めまして、ブレイブリーグのみなさん! 隊長やハロルドがお世話になってます!」
プーちゃん「こややん!」
さらにプリンフォックスのプーちゃんも、アレックスとフィガロの再会を祝福するように元気良く飛び跳ねていた。
ハロルド「プーちゃんも無事で良かったっポ!」
実はプーちゃんもハロルドと同じく、エルフガンナーズのマスコット的存在だったのだ。
プーちゃんの無事を喜び、ハロルドは元気に飛び跳ねるプーの周りを飛び回った。
イサミ「ブレイブリーグのみんな! 君達に頼みたいことがあるんだ!」
すると、イサミは真剣な顔となり、ヒロシ達にあることを頼もうとしていた。
ヒロシ「オレ達にできることならなんでも言ってくれ!」
ヒロシに快く受け入れられ、協力してほしいことを説明するイサミ。
6大将軍が減り、シバザ王女無き今、ラウズ帝国の破壊活動はますます激化することを予想、それを迎え撃つべく、あらゆる町で活躍する他のレジスタンス、及び腕利きの冒険者パーティーと同盟を結ぼうとイサミは考えていた。
まさにレジスタンス団結計画とも言える帝国打倒作戦である。
ヒロシ「色んなレジスタンスとの夢のコラボかぁ…! 面白そうだなぁ! その提案乗ったぜ!」
イサミ「ありがとうヒロくん! みんなで力を合わせて、帝国との戦いに終止符を打とう!」
利害が一致し、お互いガッチリと握手をするヒロシとイサミ。
そして翌日の朝、ブレイブリーグと白銀の太陽によるレジスタンス及び冒険者パーティー集めの旅が始まったのであった。
果たしてヒロシやイサミ達は、レジスタンス団結計画にふさわしい戦士と出会えるのであろうか?
《ブレイブルーム》
エル「みんながんばってね! 帝国との決着もそう遠くはないわ!」
ブレイブルームのモニター越しから、ヒロシやイサミ達を乗せたマキシマムアルタイル号、デラダンプ、
バルトワイバーンの3機が旅立っていく光景を、エルはルシファーを抱き抱えながら見つめていた。
つづく
次回からヒロシ、マミ、レイニャ、イサミ、マリンの5人の視点を描いたお話が続きます。
さらにキャラ紹介その3でも紹介した童話・青い鳥のキャラ達をモチーフにしたキャラ達も登場します!




