第56話:黒き救世主!ドラゴニックロミオ爆誕!④
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イサミ「激龍会心突き!!」
イサミはドラゴニックロミオの剣先から、黒く光る体に青い瞳、翼も生えているドラゴンの形をしたエネルギー波をリブートスライム目掛けて発射した。
リブートスライム「どわ〜〜〜〜〜!!」
ドラゴニックロミオによるドラゴン状のエネルギー波をくらったリブートスライムのブルブルとした液体の体はバラバラとなって周囲に飛び散っていった。
マミ「やったあ!」
パズー「今度こそリブートスライムを倒したぞ!」
アレックス「いや、まだだ!」
アレックスの予感は当たってしまった。
町中に飛び散った無数の液体は勢いよく一ヶ所に集まっていき、元のリブートスライムへと復元されていったのであった。
リブートスライム「ったく、おどかしやがって! だが残念だったなぁ! オレの再生能力はバラバラになっても現在なのだ!」
例え体がバラバラになっても発動する自分の再生能力を高らかに自慢するリブートスライム。
だが対するイサミは、まだ余裕な表情をしていた。
イサミ「甘いね。こっちにはまだ切り札が残されているのさ!」
と言ったイサミは、新たなカードを取り出した。
そのカードにはなんと、フレイムアトスが描かれていた。
ヒロシ「フレイムアトス!?」
そのカードを見て驚くヒロシ。
イサミ「ヴァージョンアップ! ドラゴン・ウィズ・フレイム!」
《コネクトタァイム! フレイム!》
パラディンデバイザーの画面部分にフレイムアトスのカードをスキャンするイサミ。
イサミ「ヒロくん、君の属聖剣とクロスさせてもらうよ!」
ヒロシ「ほえ?」
突如イサミは、自分のドラゴニックロミオにヒロシのフレイムアトスをバツ字に交差させた。
すると2本の属聖剣が白く光り出し、光が晴れると2本の属聖剣がよりカッコ良くグレードアップしたのだ。
フレイムアトスの色もドラゴニックロミオのように黒と青に変わり、一方のドラゴニックロミオもスマートなフォルムから若干荒々しいフォルムへとグレートアップしていた。
ヒロシ「スゲー! 変わった!」
イサミ「伝説の属聖剣と新世代の属聖剣のコラボ! その名もバハムートブラザーズ・フレイムエイディション!」
パズー「2本いっぺんにパワーアップかぁ! いいね〜!」
ブッチ「オレのもやってほしいぜ!」
2本の属聖剣がパワーアップしたことに、ヒロシ、ブッチ、パズーは興奮していた。
イサミ「ヒロくん、僕らの絆の力、見せつけてやろう!」
ヒロシ「もちろんだぜ!」
ヒロシとイサミは、パワーアップした属聖剣を空高く上げ、エネルギーをため、今後こそリブートスライムを倒そうとしていた。
ヒロシ「ツイン!」
イサミ「バハムート!」
ヒロシ、イサミ「マキシマム!!」
ヒロシとイサミの持つ2本のバハムートブラザーズの剣先から青と黒の2色の特大エネルギー波が発射され、そのままリブートスライムを包み込んでいった。
リブートスライム「ぎゃあ〜〜〜〜〜!! か、体が溶ける〜〜〜〜!! これじゃあオレの再生能力が発動できない〜〜〜〜〜!!」
特大エネルギー波に包み込まれたリブートスライムの体がドンドン溶けていき、再生能力も発動できないまま消滅していった。
アレックス「あのリブートスライムを跡形もなく…」
マミ「今度こそやったのね!」
強敵リブートスライムをついに撃破し、ヒロシ達は大喜びした。
ヒロシ「イサぼう達のおかげで助かったぜ! ありがとな!」
イサミ「同じ帝国からこの世界を守るもの同士、当然のことをしたまでさ。」
戦いに勝利し、ヒロシとイサミは、ガッチリと握手をした。
アレックス「気になっていたんだが、君達兄妹はレジスタンスか何かなのか?」
イサミ「その通り。実は僕達も」
ハロルド「大変だっポ〜!」
アレックスの質問にイサミが答えている最中、そこへハロルドが慌てて飛んでやって来た。
アレックス「ハロルド!? どうしたんだ!?」
ハロルド「帝国の新たな大軍団がこの町に向かっているっポ!」
ヒロシ「なんだって!?」
???「見つけたぞ、ブレイブリーグ!」
そこへ現れたのは、両手に2丁の銃を持っているおぞましい犬の人造モンスターであった。
果たしてヒロシやイサミ達は、リブートスライムに続き、この人造モンスターにも勝てるのであろうか?
つづく
次の投稿では、新しい属聖剣に関する図鑑小説を投稿します!




