黒猫ルシファーの癒し時間
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今回はエルさんの飼い猫・ルシファーの視点で描かれたほのぼの特別編です。
〈軽食喫茶アンヌ〉
私は猫である。
名前はルシファー 。
私は今、この軽食喫茶アンヌの店長にして、すごい魔法使いのエルさん抱かれ、あこをなでなでされている。
エル「よちよち❤️ 今日も可愛いわね〜ルシファー❤️」
エルさんの優しさに満ち溢れた手が私のサラサラフワフワな全身の猫毛を癒しいき、ついついのどがゴロゴロと鳴ってしまう…。まるでなでられていると同時にエルさんの手から回復魔法が放出されるかのように…。
幸せだニャ〜…❤️
ゴロゴロ…ゴロゴロ…❤️
レイニャ「ルシファーさん、なでなでのお次は猫じゃらしタイム、いかがです?」
そこへ話しかけて来たのは、キャティー共和国の王女様であり、アンヌの看板娘でもある金髪猫耳少女のレイニャちゃん。彼女の右手には、私の大好きな猫じゃらしが握られていた。
エル「それじゃあなでなでタイムは一旦中断!いってらっしゃい、ルシファー !」
エルさんのもとから一旦離れ、私は猫じゃらしを持つレイニャちゃんへと飛び出した。
緑色でモコモコする猫じゃらしを振るうレイニャちゃん。一方の私は、動き回る猫じゃらしを追いまくり、その末に見事にキャッチし、口元でスリスリした。このモコモコする部分がたまらなく気持ちいい…❤️
レイニャ「うふふ♪ やっぱり猫じゃらしを喜ぶルシファーを見てると、こちらまで癒されちゃいますね!」
エル「ホントよね〜❤️」
どうやら猫じゃらしで癒されている私を見て、エルさんもレイニャちゃんもうっとりしているようだ。
子供達「こんにちは〜!」
エル「いらっしゃい!」
私とレイニャちゃんがしばらく猫じゃらしで遊んでいると、突如常連である子供達が3人来店して来た。
男の子1人に女の子2人。
子供達「ルシファ〜! 遊びに来たよ〜!」
あの子達は私目当てで来店して来たのだ。子供達は笑顔で駆け出し、一斉に私の体中をその手でなで回した。気持ちいいけど乱暴であり、
私の理想とする癒しとは違う。てゆーかちょっと苦しい…!
レイニャ「みなさん、スト〜ップ! そんな乱暴ななで方じゃ、ルシファー が嫌がってしまいますよ!」
そんな時、レイニャちゃんが悲しそうな顔をしながら子供達を止め、なんとか私は救われた。
さらにそこへ、エルさんも大人の余裕を醸し出す感じで、優しくこう言った。
エル「レイニャちゃんの言う通りよ。なでる時は優しく。その動物を幸せな気分にすることを考えながらなでるのよ!」
子供達「はーい!」
エルさんの教えの理解した子供達は、ちゃんと優しくなでてくれた。そうそう、そんな感じ…❤️
私をなで終え、お店のドリンクを美味しそうに飲む子供達。すると今度は、ブレイブリーグのヒロシくん、イヌゴリラくん、パズーくん、マミちゃん、アレックスさんの5人が定期パトロールから帰ってきた。
ヒロシ「戻りました〜!」
ブッチ「あー、早くハンバーガー食いて〜。」
レイニャ「みなさんおかえりなさいませ!」
エル「パトロールご苦労様!」
男の子「うわぁ、ブレイブリーグだ!」
いつもラウズ帝国からサイマジワールドを守るために戦っているブレイブリーグを生で見て、子供達は大喜び。するとそこへ、マミちゃんが満面の笑みで私のもとに駆け寄って来た。
マミ「ルシファー ただいま〜! 私もなでなでしてあげるね〜♪」
ブレイブリーグの女子メンバーであるマミちゃんも私の背中をなでなでしてきた。動物好きだけあって、彼女のなで方も気持ち良くて癒される…❤️
レイニャ「私もなでたくなってきました〜!」
さらにレイニャちゃんも今度は私の黒と灰色のしましま模様のしっぽをなでてきた。背中としっぽを同時になでられ、私はすごく癒されている…❤️まさに至福のひととき…❤️
そして夜、アンヌは閉店の時間。
シーンっと静まり返った店内で、私はエルさんのひざの上に寝転がっており、エルさんになでられいた。
エル「今日も私達を癒してくれてありがとうね、ルシファー ❤️」
エルさんは私の背中をなでながら優しくそうつぶやいた。やっぱり一番長く私に優しく接しきたエルさんのなでなでが一番安らぐニャ〜❤️
ゴロゴロ…ゴロゴロ…❤️
まさに持ちつ持たれず?
読者の皆様もルシファーやエル様のように癒されたら幸いです。そして、次回から第3章スタートです!




