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異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第2章:レディデストロイ出陣!取り戻せ、正義の魂!
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第50話:属聖剣のさらなる力!ビーストシバザ討伐大作戦!②

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 激しい怒りにより、暴走してしまったビーストシバザに苦戦するヒロシ達5人。その光景をレイニャとマルカルは心配しながら眺めていた。


レイニャ「このままではヒロシさん達が!」


マルカル「私達も加勢しましょう、レイニャ!」


 先の戦いのダメージが残っているにもかかわらず、

マルカルは再び立ち上がり、ビーストシバザに立ち向かおうとしていた。それを心配するレイニャ。



レイニャ「お姉様!? 大丈夫なのですか!?」


マルカル「私なら平気です! それに彼らには迷惑をかけてしまいました…! せめてもの罪滅ぼしとして、彼らの力となり、シバザ王女の暴走を止めなくては!」


レイニャ「あっ、待ってくださ〜い!」



 マルカルとレイニャの姉妹もそれぞれの属聖剣を握りしめ、ビーストシバザに苦戦するヒロシ達に加勢した。


マルカル「テヤ〜〜〜!!」


レイニャ「え〜い!!」


 マルカルのダークネスミレディ、レイニャのシャイニングコンスタンスによる斬撃がビーストシバザに炸裂した。だがそれでも、強靭な体を持つビーストシバザに対して多少のダメージを与えるのがやっとであった。



ビーストシバザ「ぶらぁ〜〜〜〜〜!!」


 なおも暴走を続けるビーストシバザは、口から緑と黒の2色の破壊光線をマルカルとレイニャの2人目掛けて発射した。


レイニャ「シャイニングシャッター!!」


マルカル「ダークネスフィールド!!」


 ビーストシバザの破壊光線を防ぐため、レイニャは光の壁を展開し、マルカルはドーム状の紫色のオーラで身を包み込んだ。だが破壊光線のあまりの破壊力に、レイニャとマルカルのバリアーにひびが入っていき、その末にバリアーは粉々に割れて2人は吹き飛ばされた。


レイニャ、マルカル「きゃあ〜〜〜〜〜!!」


ヒロシ「レイニャ!」


パズー「マルカルさん!」



 吹き飛ばされたレイニャとマルカルは、相当なダメージを受け、ボロボロの状態になってしまったものの、支え合い、なんとか立ち上がった。


マルカル「うぅ…。無事ですか、レイニャ…?」


レイニャ「はい…大丈夫です…。」


 そこへヒロシ達5人がレイニャ達のもとへ駆け寄った。



ブッチ「2人共、大丈夫か!?」


マルカル「えぇ、なんとか…。」


ビーストシバザ「うお〜〜〜〜〜!!」


 ビーストシバザは勝ち誇るかのように再び荒々しい雄叫びを上げるのであった。



ブッチ「うるせぇなぁ!そうやって吠えていられるのも今のうちだぜ、バカ姫!」


パズー「だからそのバカ姫がNGワードなのに…。ともかくオレ達はまだあきらめないぞ!」


マミ「例えどんなに敵が強くても、悲しむ人達の希望になり!」


アレックス「かけがえない仲間と共に勝利を掴み取る!」


ヒロシ「それがオレ達、ブレイブリーグだ!!」



マルカル「なんという勇気と結束力…! お見事です!」


レイニャ「私達も負けていられませんね、お姉様! あら?」




 すると、ヒロシ達7人の強い想いにより、7本の属聖剣がそれぞれのカラーに点滅し、共鳴し始めた。

さらにレイニャの持つシャイニングコンスタンスの刀身から金と銀の2色のエネルギー光球が飛び出し、

宙に浮き始めた。


レイニャ「この球体は…!?」


ヒロシ「どうやらオレ達の属聖剣でこの玉に力を与えろってことみたいだな!」


ブッチ「面白そうじゃねぇか! やってみようぜ!」


ヒロシ「そんじゃさっそくやるか! 属聖剣・スーパーエレメンタルボールだ!!」




 ヒロシが掛け声を出した直後、7人は散り散りに走って行った。


レイニャ「みなさん行きますよ〜! まず最初は、お姉様!!」


 まずレイニャはシャイニングコンスタンスで金と銀の球体を突き、マルカルにパスした。



マルカル「承りました! マミさん!!」


 次にマルカルがダークネスミレディで球体を突き、球体の色を金と銀から、黒と紫に変えてマミにパスした。



マミ「行くわよー! イヌゴリラ!!」


 次にマミがストームダルタニアンをバレーのレシーブのように上げ、球体の色を黒と紫から、紫一色に変えてブッチにパスした。



ブッチ「任せろ! パズー!!」


 次にブッチがグランドポルトスを野球のバットのように振り、球体の色を紫から、黄色に変えてパズーにパスした。



パズー「OK! アレックス!!」


 次にパズーが逆手に持ち替えたスプラッシュアラミスで当てて、球体の色を黄色から、青に変えてアレックスにパスした。



アレックス「オーライ! ヒロシ!!」


 次にアレックスがクルっと一回転しながら華麗にサンダーロシュフォールで当てて、球体の色を青から緑に変えてヒロシにパスした。




 そして6人が属聖剣を駆使してパスを繋げ、力と想いを込めたエネルギーの球体が、大空を舞いながらヒロシに近づいていた。


ヒロシ「ドリャっ! みんなの力と想いを1つに! パラディンフィニッシュ!!」


 空高くジャンプしたヒロシは、フレイムアトスで思い切り突き、球体の色を緑から、太陽のように燃えたぎる赤に変えて、ビーストシバザ目掛けて飛ばすのであった。





つづく



属聖剣・スーパーエレメンタルボールは、

秘密戦隊ゴレンジャーのゴレンジャーストームをモチーフにしてます!

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