第47話:愛と勇気の姉妹対決!奇跡を呼ぶシャイニングコンスタンス!③
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光の属聖剣・シャイニングコンスタンスを手に取り、
闇の属聖剣・ダークネスミレディを使うレディデストロイ相手に勇敢に立ち向かうレイニャ。
レディデストロイの洗脳を解き、元の姉・マルカルに
戻したいという強い想いにより、レイニャの瞳は水晶のように透き通り、熱い闘志で燃えていた。
レイニャ「はっ!えいっ!」
レイニャは初めて扱うにもかかわらず、
シャイニングコンスタンスを華麗に使いこなし、
今のところレディデストロイと互角に渡り合っていた。
レディデストロイ「中々やりますね。私をこれほど楽しませてくれるとは。ですがまだまだです!」
レイニャ「きゃあっ!」
戦いの最中、レディデストロイはさらに本領を発揮し、
ダークネスミレディによるこんしんの斬撃でレイニャを振り払った。
レディデストロイ「さっきまでの威勢はどうしたのです!?」
その後もレディデストロイはダークネスミレディによる
乱撃を続け、レイニャを追い詰め始めた。
レイニャも負けじと反撃を開始するも、剣の腕前は
レディデストロイの方が上であり、苦戦を強いられてしまう。
レイニャ「シャイニングビーム!!」
レイニャはシャイニングコンスタンスでの攻撃を一旦やめ、指から金色のビームをレディデストロイ目掛けて
発射した。
レディデストロイ「ダークネスフィールド!!」
だがレディデストロイは身の周りに紫色に禍々しく煌めくドーム状のバリアーを展開し、レイニャのシャイニングビームを防いだ。
レディデストロイ「ダークネスビーム!!」
レイニャ「きゃあ〜〜〜〜〜!!」
ダークネスフィールドが解けた直後、レディデストロイはすぐさま手から紫色の電撃ビームを発射し、
レイニャにダメージを与えた。
あまりのダメージにレイニャは地面に倒れてしまった。
レイニャ「うぅ…。」
レディデストロイ「確かにあなたは強く、立派になりました。ですが所詮、帝国の素晴らしさを知り、忠誠を誓った私の敵ではなかったのです。たった1人の妹ですが、帝国に歯向かった罰は受けてもらいます。」
そう言ったレディデストロイは、ダークネスミレディを振り下ろし、傷ついたレイニャにトドメをさそうとした。恐怖のあまり、目をつぶるレイニャ。
だがその時、不思議なことが起こった。
レイニャ「……?」
死ぬほどの痛みをまったく感じず、恐る恐る目を開くレイニャ。なんとダークネスミレディの刀身は、
震えながらもレイニャの額から数センチ離れたところで止まっていたのだ。
まるで見えない力がレディデストロイを押さえつけているかのように。
レディデストロイ「そ、そんな…!?何故…!?」
何故かレイニャにトドメをさせず、困惑するレディデストロイ。その隙にレイニャは再び立ち上がり、
シャイニングコンスタンスを使い、反撃を開始した。
立場は逆転し、今度はレイニャがレディデストロイを
追い詰め始めた。
レディデストロイ「バカな!?私は明らかに妹を上回っている!なのに何故私は妹に勝てない!?」
何故レイニャに逆転されてしまったのか、戦いながら
疑問を抱くレディデストロイ。
するとレイニャはこう答えた。
レイニャ「答えは簡単です!お姉様の中には本来の優しい心が残っており、帝国が植え付けた悪の心と戦っているからです!正義のために命を賭け、平和を愛するお姉様はまだ死んでいないのです!!」
正義の心を持つ本来のマルカルはまだ生きていると確信するレイニャ。するとマルカルは突如怒った。
レディデストロイ「そんなこと…そんなこと認めません!!私はラウズ帝国の暗黒騎士・レディデストロイ!下等な愚民共の肩を持つマルカル王女は死んだ!あなたに勝って、そのことを証明してやる!!」
怒り狂ったレディデストロイは、ダークネスミレディを
天高く上げてブンブン振り回し、
紫と黒の2色の特大エネルギーボールが作り出し、
レイニャ目掛けて撃ち込もうとしていた。
つづく




