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異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第2章:レディデストロイ出陣!取り戻せ、正義の魂!
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第40話:ライトン遺跡の第2試練!ウサギ軍団の総進撃!

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〈ライトン遺跡・多勢たぜい


タヌキの精霊・タッキーに認められ、力の間を突破したヒロシ達は、周囲がところどころ緑色に発光している

多勢の間にたどり着いた。


パズー「ここが多勢の間みたいだな。」


マミ「力の間と違って、なんだか幻想な雰囲気ね。」


岩壁の周囲がエメラルドグリーンに煌めき、

マミはときめいていた。



???「この景色にメロメロになっていられるのも今のうちだピョン!」


そこへ今度は、さっきのタッキーとは違い、

ぬいぐるみくらいの大きさの白いうさぎの精霊が

ヒロシ達の前に現れた。


レイニャ「今度はウサギさんですか?」


ウッピー「ただのウサギじゃないピョン!僕は聖獣メガワルキューレフォックス様に使える精霊のウッピーだピョン!今度は僕達が相手になるピョン!」


パズー「僕達?」


ウサギの精霊・ウッピーは1匹しかいないにもかかわらず、「僕」ではなく、「僕達」と言ったことに

疑問を抱くパズー。



ウッピー「召喚だピョン!!」


ウッピーがそう叫んび、右手を上げた直後、

周りの地面から突如茶色い泥水のようなものがわき、

そのまま体が土でできたウサギのゴーレム兵へと変化していった。

ヒロシ達はウサギのゴーレム・ラビットゴーレムの大群に囲まれたのである。


ヒロシ「土でできたウサギがわんさか現れやがった!」


アレックス「多勢の間…。そういう意味だったのか。」


ウッピー「このゴーレムラビットの大軍団を蹴散らし、この僕に1発でも攻撃を当たられれば合格だピョン!」


ブッチ「へっ!こんなドロ人形なんざ、あっという間にボロボロのドロ団子にしてやるぜ!」


パズー「ドロ団子ならそこはコロコロじゃない?」



ヒロシ「とにかく行くぞ!現れよ、炎の属聖剣・フレイムアトス!!」


ブッチ「現れよ、土の属聖剣・グランドポルトス!!」


パズー「現れよ、水の属聖剣・スプラッシュアラミス!!」


マミ「現れて、風の属聖剣・ストームダルタニアン!!」


アレックス「現れよ、雷の属聖剣・サンダーロシュフォール!!」


ヒロシ達5人は、エレメントブレスレットからそれぞれの属聖剣を召喚、装備し、ゴーレムラビットの大群に立ち向かっていった。



フレイムアトス、グランドポルトス、スプラッシュアラミス、ストームダルタニアンによる斬撃、

さらにライフルモードに変形したサンダーロシュフォールから発射された電撃ビームが、ゴーレムラビット達をバラバラに砕いていった。


レイニャ「シャイニングビーム!!」


レイニャも指から金色のビームを発射し、

ヒロシ達を援護した。



ウッピー「ジャンジャンバリバリ、ジャンジャンバリバリだピョン!!」


だが何体倒しても、ウッピーの魔法の力でゴーレムラビットはさらに増え、ヒロシ達に襲い掛かっていった。


ヒロシ「くそっ!切りがないぜ!」


ブッチ「うっとおしいにもほどがあるぜ!」


パズー「こうなったらあの技をやってみないか!?マミ、アレックス!?」


マミ「でも特訓でやってた時は失敗しまくったのよ!?」


パズー「もしかしたら本番に強い技かもしれないだろ!?」


アレックス「このまま戦い続けても、こちらの体力が消耗するだけだしな。試す価値はある!」



特訓で失敗した合体奥義を発動する決意をした

パズー、マミ、アレックスの3人は、

それぞれの属聖剣を高く上げ、3つの属性の力を集中し始めた。


パズー「水の力よ!」


マミ「風の力よ!」


アレックス「雷の力よ!」


パズー、マミ、アレックス「今こそ1つとなりて、すべてを洗い流す嵐となれ!!トライエレメンツトルネード!!」


パズー達が持つ3本属聖剣が見事に共鳴し、

青、紫、緑の3色の竜巻が発生し、ゴーレムラビットをすべて包み込んだ。


ヒロシ「成功したぞ!」


ブッチ「やったなぁ!」


水と風と雷の合体奥義の発動に成功し、

パズー達3人はもちろん、他のヒロシ達も感激した。



合体奥義の竜巻に包み込まれたゴーレムラビット達は、

さらに水の衝撃波や緑色の稲妻をくらい、

竜巻の中でどんどん撃破され、全滅したのであった。


ウッピー「しまったピョン!今すぐ新しいのを召喚しなくちゃ!」


パズー達の合体奥義により、ゴーレムラビットが全滅したため、慌てて、新しいゴーレムラビット達を召喚して身を守ろうとするウッピー。


レイニャ「そうはさせませんよ!えいっ!!」


そこへレイニャが指からシャイニングビームを発射し、

ウッピーに見事命中させたのであった。



ウッピー「ふにゃ〜〜〜!!…あれ?あんまり痛くないピョン。」


だがシャイニングビームが命中したにもかかわらず、

ウッピーには大した痛みを感じていなかった。

どうやらあまりダメージを与えないよう、

威力をそうとう抑えたようである。


レイニャ「試練の相手とはいえ、本気で当てたらケガをしてしまいますからね。」


ウッピー「どうやら君は他の子と違ってお人好しみたいピョンね。でも合格だピョン!最後の試練が行われる聖なる間に進むピョン!」


こうして、多勢の間での試練をクリアし、

ウッピーにも認められたヒロシやレイニャ達は、

聖獣メガワルキューレフォックスが待つ聖なる間へと

前進するのであった。





つづく



次回からレイニャちゃんの見せ場が増えます!

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