第39話:ライトン遺跡の第1試練!精霊タッキーとの力比べ!
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〈ライトン遺跡・力の間〉
光の属聖剣・シャイニングコンスタンスを手にするため、モコール村のライトン遺跡へと入ったヒロシ達。
入り口に入って3分ほど経ち、彼らは周囲がところどころ赤く発光してる力の間へとたどり着いた。
ヒロシ「どうやらここが最初の試練がある場所みたいだな。」
???「今回このワイにやられに来たのはお前らか!?」
マミ「誰!?」
力の間に入って来たヒロシ達の前に、
かん高い声で関西弁を喋り、でっぷりと太ったタヌキのモンスターが現れた。身長も2メートルかそれ以外はある。
タッキー「ワイは聖獣メガワルキューレフォックス様に使える精霊のタッキーや!こっから先に行きたいんやったら、ワイに勝ってみせるんやなぁ!」
ブッチ「おもしれぇ!まずはオレ様からやらせてもらうぜ!現れよ、土の属聖剣・グランドポルトス!!」
まず始めに、ブッチはエレメントブレスレットから
グランドポルトスを召喚し、1人でタッキーに立ち向かっていった。
レイニャ「イヌゴリラさん、がんばってください!」
マミ「油断しないでよ〜!」
戦いに赴くブッチを応援するレイニャやマミ。
タッキー「属聖剣使いやったんか!?こりゃあ楽しめそうやで!」
対するタッキーも、アックスを装備し、ブッチに応戦した。ブッチのグランドポルトスとタッキーのアックスが何度もぶつかり合い、火花散らしていた。
だがその最中、タッキーによるこんしんの斬撃が決まり、ブッチは吹き飛ばされてしまった。
ブッチ「うわっ!」
パズー「あのイヌゴリラを軽々と!?」
アレックス「どうやら帝国の人造モンスター以上のパワーを秘めているみたいだな。」
タッキーのすさまじいパワーを目の当たりにし、
アレックスは冷静に分析した。
ヒロシ「大丈夫かイヌゴリラ!?オレも加勢するぜ!現れよ、炎の属聖剣・フレイムアトス!!」
傷ついたブッチに駆け寄ったヒロシは、召喚したフレイムアトスを装備し、タッキーとの戦いに参加した。
タッキー「まるで属聖剣のバーゲンセールやなぁ!おもろなってきたで!何人でもこんかい!」
相手が2人に増えたにもかかわらず、タッキーは逆に
喜び、ヒロシとブッチをまとめて相手した。
ヒロシのフレイムアトスによる炎をまとった斬撃、
ブッチのグランドポルトスによる豪快な斬撃が
代わる代わるに炸裂した。
これにはさすがのタッキーも少しずつ追い詰められていった。
ヒロシ「イヌゴリラ、合体奥義だ!」
ブッチ「おうよ!」
ヒロシ「フレイム!!」
ブッチ「グランド!!」
ヒロシ、ブッチ「ハイブリッドバスター!!」
タッキー「どっしぇ〜〜〜〜!!」
ヒロシはフレイムアトス、ブッチはグランドポルトスを
同時に地面に突き刺した。すると地面から赤と黄色の
2色の衝撃波が交互に噴射され、そのままタッキーに直撃させ、上空に飛ばした。
その後、タッキーは大ダメージを受けながら地面へと
落下した。
ヒロシ「手答えはあったはずだ…。」
ヒロシがそうつぶやいた直後、タッキーはボロボロになりながらも立ち上がり、満足したかのような笑顔を見せながらこう言った。
タッキー「いや〜まいったまいった!この試練、自分ら合格や!久しぶりに良いバトルができたで!」
ヒロシ「やったなぁ、イヌゴリラ!」
ブッチ「だな!」
どうやらタッキーは、ヒロシとブッチの熱い連携攻撃を気に入ったようである。
タッキー「ささ!次の試練の舞台、多勢の間へ進んでくれや!健闘を祈るで!」
ヒロシ「サンキューな!」
こうして、タッキーに認められたヒロシ達は、
力の間を抜け、次の試練の舞台である多勢の間へと前進するのであった。
つづく




