第35話:シバザ王女介入!?それよりレディデストロイの正体とは!?②
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パズー達が2大人造モンスターと戦いを繰り広げている一方、ヒロシはフレイムアトスを二刀流モードに分離し、ダークネスミレディを使うレディデストロイ相手に勇敢に立ち向かっていた。
だがやはりレディデストロイは強く、ヒロシ1人だけでは苦戦は免れなかった。
ちなみにシバザ王女は、ハイテンションでレディデストロイを応援していた。
シバザ王女「イエ〜イ!!やっちゃえやっちゃえ、レディデストロイ!」
レディデストロイ「あなた1人では、この私に勝てませんよ。」
ヒロシ「確かな!でもオレはまだまだ行けるぜ!」
レディデストロイ「その強がり、いつまで続きますかねぇ?」
???「オレ様達を忘れてねぇか!?」
ヒロシ「この声はまさか!」
レディデストロイとの戦いの最中、どこからか叫び声が聞こえ、ジェットバイクに乗ったブッチとアレックスが駆けつけた。
ヒロシ「イヌゴリラ!アレックス!来てくれるってしんじてたぜ!」
アレックス「遅くなってすまない、ヒロシ。」
ブッチ「パトロール中にエルさんが連絡くれてよぉ、この町まですっ飛ばして来たんだぜ!」
レディデストロイ「薄汚いレジスタンスが何人増えても同じです。今度こそ始末してあげましょう。」
アレックス「薄汚くて結構だ。」
ブッチ「そこのバカ姫もろともフルボッコにしてやるよ!」
ブッチに暴言に対し、シバザ王女は怒った。
シバザ「ムキ〜!誰がバカですって〜!?レディデストロイ、やっちゃって!」
ブッチ「現れよ、土の属聖剣・グランドポルトス!!」
アレックス「現れよ、雷の属聖剣・サンダーロシュフォール!!」
ヒロシは、それぞれの属聖剣を装備したブッチとアレックスと共に、レディデストロイへ反撃を開始した。
ヒロシのフレイムアトス、ブッチのグランドポルトス、アレックスのサンダーロシュフォール、
3人の代わる代わるの斬撃がレディデストロイに炸裂していった。
それでもレディデストロイは少しも怯まず、
ダークネスミレディを華麗に使いこなし、応戦した。
ブッチ「このヤロー!グランドボール!!」
今度は手から球体状の土の弾丸をレディデストロイ目掛けて投げつけるブッチ。
レディデストロイ「なんの!」
だがレディデストロイはダークネスミレディをバットのように降り、グランドボールを軽々と弾いた。
シバザ「え?」
すると、そのグランドボールによる流れ弾がシバザ王女の方へ飛んできた。
レディデストロイ「しまった!」
シバザ「ごっち〜〜〜ん!!」
飛んできたグランドボールが、シバザ王女の頭に直撃した。シバザの頭には、大きなたんこぶができたのでのあった。
ブッチ「だーはっはっ!!作戦大成功〜!!」
アレックス「どうせ偶然だろ。」
レディデストロイ「おのれ〜!よくもシバザ王女を!あなたから先に処刑してやる!」
事故とはいえ、シバザ王女に危害を加えたブッチに
怒りの炎を燃やすレディデストロイ。
ヒロシ「お〜っと!その前にオレの新技を見せてやるぜ!」
そこへヒロシが現れ、分離しているフレイムアトスの後端部分の間を魔力の力で作り出した炎のロープで繋ぎ、
まるでヌンチャクのように装備した。
ヒロシ「フレイムアトス・ヌンチャクモードだぜ!!」
ブッチ「ヒロシのヤツ、あんなこともできるようになったのかよ!?」
ヒロシはヌンチャクモードにしたフレイムアトスを
振り回しながら何度も斬りつけ、レディデストロイを手こずらせた。その連続斬りのうちの1撃が
レディデストロイの仮面に当たり、ヒビを入れさせた。
アレックス「ヒロシ、はけろ!」
ヒロシ「OK!」
連撃の最中、アレックスの指示で右の方にはけるヒロシ。するとレディデストロイの目の前には、
ライフルモードに変形したサンダーロシュフォールを
構えているアレックスがいた。
アレックス「ライフルモード!発射!!」
レディデストロイ「うわっ!!」
ライフルモードのサンダーロシュフォールから発射された電撃ビーム砲が、レディデストロイの仮面に直撃した。
そこへ、2大人造モンスターやホーストルパー達を退けたパズー、マミ、レイニャがヒロシ達に合流して来た。
アレックスの電撃ビームが直撃したレディデストロイの仮面には、ヒビがたくさん入って粉々に割れ、
ついにその素顔が明らかとなった。
レディデストロイ「……。」
パズー「あれがレディデストロイの素顔なのか…?」
レディデストロイの素顔は、ピンクの長い髪に猫耳が生えた美しくも勇ましい猫人族の美少女であった。
レイニャ「そ…そんな…。」
マミ「どうしたの、レイニャ?」
するとレディデストロイの素顔を見たとたん、
レイニャは恐怖で顔を青ざめていた。
そしてレイニャは衝撃の一言を言うのであった。
レイニャ「あの方は…私のお姉様です…!」
つづく




