第2話:真っ赤な聖火!無敵フレイムアトス!②
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オオカミ男「来やがったか、レジスタンスのガキ共が!ホーストルーパー共、かかれー!」
ホーストルーパー達「ヒ〜ン!」
オオカミ男は、馬マスクの兵士・ホーストルーパー達を指揮し、ブレイブリーグの少年2人を襲わせた。
イヌゴリラ「行こうぜ、パズー!」
パズー「OK、イヌゴリラ!」
犬耳の少年のイヌゴリラ、金髪の少年のパズーも
ラウズ帝国に立ち向かうとしていた。
そこで2人は腕にはめているブレスレットを天にかかげ、こう叫んだ。
イヌゴリラ「現れよ、土の属聖剣・グランドポルトス!!」
イヌゴリラのエレメントブレスレットに埋め込まれた
黄色いクリスタルから黄色い粒子が放出され、
その粒子が剣の形となり、土の属聖剣・グランドポルトスへと変化され召喚された。
パズー「現れよ、水の属聖剣・スプラッシュアラミス!!」
パズーのエレメントブレスレットに埋め込まれた
青いクリスタルから青い粒子が放出され、
その粒子が剣の形となり、水の属聖剣・スプラッシュアラミスへと変化され召喚された。
属聖剣の召喚にヒロシは驚き、感激した。
ヒロシ「ブレスレットから剣を出しやがった!カッケ〜!!」
それぞれの属聖剣を装備し、ホーストルーパーの大群に立ち向かうイヌゴリラとパズー。
イヌゴリラ「どりゃ〜〜〜〜〜!!」
パズー「セイヤー!!」
イヌゴリラは太長いグランドポルトスを豪快に使いこなし、パズーは細長いスプラッシュアラミスを軽やかに使いこなし、ホーストルーパー達をどんどん斬り倒していった。
そんな2人の活躍に、さっきまで帝国の破壊活動に怯えていた街の人々は元気を取り戻し、2人に歓声を送った。もちろんヒロシも2人にさらに興奮していた。
ブラストウルフ「おのれおのれ!このブラストウルフ様の力を思い知るがいい!フィンガービーム発射!!」
ブラストウルフと名乗るオオカミ男は、
両手の指から金色のビームを一斉に発射し、
イヌゴリラとパズーを引き飛ばした。
イヌゴリラ、パズー「うわ〜〜〜〜〜!!」
ブラストウルフ「まだまだだ〜!」
さらに追い討ちとして、パンチやキックを炸裂し、
イヌゴリラ達をより苦しめるブラストウルフ。
パズー「こいつ…これまで戦ってきた人造モンスターより強いかも…。」
イヌゴリラ「でもこんなところで負けられねぇ…!」
ブラストウルフ「どうやらここまでのようだな。トドメをさしてやる!」
ブラストウルフがトドメとして、再び指からビームを発射しようとしていた。だがその時だった。
ヒロシ「させるか〜!!」
ブラストウルフ「ぐおっ!?」
窮地に陥ったイヌゴリラ達を救うため、ブラストウルフ目掛けて走り出したヒロシ。
さらに怒りのあまり、たまたま突き出した右手から発射された火球・ファイヤーボールがブラストウルフの
右ほほに直撃した。
ヒロシ「あれ?なんか火の玉が出た。ラッキー!」
ブラストウルフ「イテテ…。なんだ貴様は!?」
ヒロシ「オレは岡田ヒロシ!信じられないと思うけど、別の世界からやってきた教師だ!まぁともかく、今度はオレが相手になるぜ、オオカミヤロー!」
高らかに名乗り、ブラストウルフに立ち向かうことを宣告するヒロシ。
イヌゴリラ「お前早く逃げろ!」
パズー「オレ達なら大丈夫だ!」
ボロボロな状態なイヌゴリラ達は、ヒロシに逃げるように言った。だがヒロシは彼らにこう言った。
ヒロシ「心配するな!と言いたいところだけど、確かにこの世界に来たばかりのオレが加わっても、アイツには勝てないかもしれない。でも目の前の困っている人を見捨てるほどオレは臆病者じゃない!!」
勇敢にブラストウルフに挑んでいく、ヒロシ。
だがブラストウルフのパンチやキックが炸裂し、
逆に返り討ちにあってしまう。
ブラストウルフの連撃に、イヌゴリラ達同様ボロボロに
なってしまったヒロシ。
だがそれでもヒロシは恐れず立ち上がった。
ヒロシ「この程度の痛み…生徒達の悲しみに比べたらなんともないぜ…!」
ブラストウルフ「やかましいガキめ!強がれるのもそこまでだ!」
ヒロシ「どっからでも来い!この街の人達はオレが守る!!」
その時、ヒロシの熱く強い想いに共鳴したかのように、
空から赤いオーラに包まれ、赤いクリスタルが埋め込まれたエレメントブレスレットが流星のごとく舞い降り、
そのままヒロシの右腕に装着された。
ヒロシ「これは…!?」
つづく
次回からヒロシが本格的に活躍します!
ちなみにアキブクシティーの名前の由来は、
秋葉原と池袋です。