第30話:6本目の属聖剣!?その名はダークネスミレディ!②
感想や評価、ブックマークも大歓迎です!
氷の街と化したリゾート地・ホノハマシティーを舞台に
ヒロシ達は人造モンスター・コマンドポーラー達に苦戦していた。
ヒロシ「ファイヤーボール!!」
コマンドポーラー「甘いわ!」
コマンドポーラーは口から白と青に煌めく冷凍光線を吐き出し、ヒロシの手から発射したファイヤーボールを
あっという間に氷のかたまりへと変えた。
その氷のかたまりは勢いをなくし、そのまんま地面に
ドスンと落ちた。
コマンドポーラー「今度はこちらから行くぞ!アイスランチャー!!」
次にコマンドポーラーは、全長2メートル以上はある
長い大砲から氷の弾丸を乱射した。
ヒロシ、パズー「どっしぇ〜〜〜〜〜!!」
ブッチ「ごっち〜〜〜〜ん!!」
滑りそうになりながらも、なんとか回避するヒロシとパズー。だがブッチだけは運悪く、頭に氷の弾丸が命中してしまった。
すると戦いの最中、ホノハマシティーの空に
ブレイブリーグの高性能飛行船・マキシマムアルタイル号が駆けつけた。乗っているのはマミとアレックス、
さらにハロルドであった。
マミ「みんなお待たせ!お助けアイテムを持ってきたわよ!」
アレックス「ホバーシューズ、投下!」
アレックスがコクピットのボタンを押した直後、
下部のハッチから計3足の靴がヒロシ達のもとへ投下された。アレックスの説明によれば、
この靴はホバーシューズといい、履けばホバーエンジンの力で氷の上や砂漠を自由に移動することができるという。さっそくホバーシューズを履いたヒロシ達は、
ホバーエンジンを起動し、コマンドポーラー達への
反撃を開始した。
ヒロシ「スラスラスイスイスイ〜っと!!」
ホバーシューズの性能により、ヒロシ達3人は
まるでフィギアスケートの選手のように氷の地面を
自由に動き回り、属聖剣でホーストルーパー達を
どんどん斬り倒していった。
マミ「私達も!」
アレックス「援護するぞ!」
マミ「現れて、風の属聖剣・ストームダルタニアン!!」
アレックス「現れよ、雷の属聖剣・サンダーロシュフォール!!」
さらにホバーシューズをすでに履き、マキシマムアルタイル号から降りたマミとアレックスもそれぞれの属聖剣を召喚し、ホーストルーパー達に立ち向かっていった。
マミはストームダルタニアン(クナイモード)による斬撃、アレックスはサンダーロシュフォール(ライフルモード)から発射した電撃ビームをホーストルーパー達
目掛けて炸裂した。
コマンドポーラー「そ、そんなバカな!?」
あまりの逆転劇に、困惑するコマンドポーラー。
ヒロシ「残るはお前だけだぜ!」
そんなコマンドポーラー目掛けて突撃していくヒロシ。
コマンドポーラーもアイスランチャーで応戦するも、
ホバーシューズを履いているヒロシにより、
氷の弾丸を軽々とかわされてしまう。
近づいて来たヒロシは、一刀流モードのフレイムアトスによる斬撃をコマンドポーラーにくらわせた。
ヒロシ「これで最後だ!ツインバーニングダイナミック!!」
ヒロシは二刀流モードに分離したフレイムアトスによる
炎のバツ字斬りで、コマンドポーラーにトドメをさした。
コマンドポーラー「ぐお〜〜〜〜〜!!暑い夏はかき氷食ってひんやりしろよ〜〜〜!!」
そう叫んだ直後、コマンドポーラーは爆発四散した。
その後、コマンドポーラーの氷の魔力が弱まり、
海や建物を凍らせていた氷はどんどん溶けていき、
本来のリゾート地としてのホノハマシティーに戻ったのであった。
ホノハマシティーが元どおりになり、
市民はもちろん、旅行客も再び笑顔を取り戻していた。
ヒロシ達もホノハマシティーの青い海を眺め、
心を癒していた。
ヒロシ「この世界の海もキレイだなぁ。心が癒されていくぜ。」
パズー「だよな〜。」
ブッチ「水着持って来りゃ良かったぜ。」
マミ「仕方ないでしょ。ホノハマシティーを元に戻すのが本来の役目なのよ。」
アレックス「そろそろ戻るか。この街でのバカンスは次の機会まで温存しておこう。」
ヒロシ「悔しいけどそうするか。」
海を眺め終わり、再びホノハマシティーに行くことを誓ったヒロシ達は、アンヌへと帰ろうとしていた。
だが…
???「果たしてその次があなた達にありますかねぇ?」
どこからか女性の声、そしてカシャン、カシャンと
金属混じりの足音が聞こえてきた。
ヒロシ達が振り向くと、ラウズ帝国6大将軍の1人に
して、仮面でその素顔を隠した女騎士・レディデストロイが近づいて来たのであった。
レディデストロイ「フッフッフッフッ…。」
ヒロシ「お前もラウズ帝国か!?」
アレックス「まさか…レディデストロイか!?」
レディデストロイ「如何にも。私こそ、ラウズ帝国6大将軍の1人、暗黒騎士・レディデストロイ!」
パズー「アイツも6大将軍かよ!」
レディデストロイ「偉大なるシバザ王女の障害となる存在には、死あるのみ!」
そう言ったレディデストロイは右腕の袖をめくった。
なんとその右腕には紫色のクリスタルが埋め込まれた
黒いブレスレットが付いていた。
マミ「えっ!?エレメントブレスレット!?」
レディデストロイ「現れなさい、闇の属聖剣・ダークネスミレディ!!」
ヒロシ「闇の属聖剣だと!?」
黒いエレメントブレスレットのクリスタルから紫色の粒子が放出され、闇の属聖剣ダークネスミレディとなって召喚され、レディデストロイはそれを装備した。
果たして、未知の属聖剣を装備したレディデストロイの実力は?
レディデストロイ「さぁ…始めましょうか!」
つづく
レディデストロイが近づいて来るシーンは、
仮面ライダーBLACK、及び仮面ライダーBLACKRXでのシャドームーンが歩くシーンをオマージュしてみました!




