第27話:空色の激戦!マキシマムアルタイル号発進!③
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〈アキブクシティー内の空き地〉
軽食喫茶アンヌの裏にある空き地。
その空き地の地面が自動ドアのように横に開き、
そこからブレイブリーグの最新鋭の飛行船・マキシマムアルタイル号が発進した。
操縦席にはアレックス、パズー、ハロルドがおり、
特にアレックスは、仲間の仇であるラウズ帝国の飛行船・ブラッドドラゴンの打倒に闘志を燃やしていた。
〈サワメタウン〉
一方、今日のブラッドドラゴンはサワメタウンを襲っていた。ビームやミサイルを次々と乱射し、町を火の海に変えていた。船内にはもちろん、昨日同様にイーヴィルピクシーと数人のホーストルーパーが乗っている。
イーヴィルピクシー「はっはー!今日も絶好調だね〜!」
ホーストルーパー「ん?イーヴィルピクシー様、謎の飛行物体が現れました!」
イーヴィルピクシー「なんだって?」
モニターには、神々しいマキシマムアルタイル号が飛んでいる光景が映し出されていた。
ホーストルーパー「データなし!どうやらアンノウンのようです!」
イーヴィルピクシー「ひょっとしてブレイブリーグの新兵器か?けどどうせブラッドドラゴンの敵じゃない!攻撃開始!!」
ホーストルーパー達「ヒーン!」
イーヴィルピクシーの指示により、
ブラッドドラゴンはビームやミサイルの雨を
マキシマムアルタイル号目掛けて乱射した。
だがコバルトヘラクレス以上の機動力とアレックスの
操縦技術により、マキシマムアルタイル号は
ブラッドドラゴンの射撃の雨を華麗にかわした。
ハロルド「すごい機動力だっポ!」
アレックス「さすがだな。気に入った!
マキシマムアルタイル号の圧倒的な性能に、
操縦しているアレックス達も驚いていた。
アレックス「さて、反撃と行くか!ライトレーザーキャノン、発射!!」
マキシマムアルタイル号に装備されている計2門の
4連装キャノン砲から光のビームが発射された。
それが見事に命中し、ブラッドドラゴンの装甲を損傷させた。
イーヴィルピクシー「くそっ!あの飛行船は、サタンキャンセラーをも無効化する武器を搭載しているのか!?」
アレックス「よし!パズー、ファルコンロングランチャー、スタンバイ!」
パズー「OK!」
マキシマムアルタイル号の中央の長い発射口に
エネルギーがチャージされていった。
パズー「ターゲットロックオン!エネルギー充填完了!」
アレックス「ファルコンロングランチャー、発射!!」
イーヴィルピクシー「まずい!」
発射口から光の特大ビーム砲が発射され、
ブラッドドラゴンに直撃した。
だがブラッドドラゴンの船内では、特大ビーム砲が当たる直前に、イーヴィルピクシーはホーストルーパー達を置き去りにし、紫色の煙となって消え、自分だけ脱出したのであった。
特大ビーム砲をくらったブラッドドラゴンが炎で燃え、
空中に落下したと同時に爆発四散した。
ブラッドドラゴンを撃破した後、マキシマムアルタイル号はサワメタウンの地面に着陸した。
そこへヒロシ、ブッチ、マミがジェットバイクに乗って
マキシマムアルタイルのもとへ合流してき来た。
パズー、アレックス、ハロルドもマキシマムアルタイル号から降り、ヒロシ達と合流した。
ヒロシ「お〜い!」
アレックス「ブラッドドラゴンは撃破したぞ!」
マミ「やったわね!」
するとそこへ、脱出したイーヴィルピクシーが怒りながらヒロシ達の前に立ち塞がった。
イーヴィルピクシー「おいお前ら!よくも僕のブラッドドラゴンを壊してくれたな!」
ブッチ「なんだお前!?変なガキだなぁ!」
見た目が子供っぽいイーヴィルピクシーを笑いながら見下すブッチ。バカにされ、さらに怒るイーヴィルピクシー。
イーヴィルピクシー「うるさいなぁ!お前らのメンバーの大半だって子供だろ!?」
アレックス「どうやらお前がブラッドドラゴンの船長らしいなぁ。今度こそ仲間達やコバルトヘラクレスの仇を打たせてもらうぞ!」
イーヴィルピクシー「フフっ♪そううまくいくかな?いでよ、再生人造モンスター達!!」
イーヴィルピクシーの叫び声により、
なんとブレイブリーグに倒されたはずの人造モンスター達が蘇って現れたのだ。
ヒロシ「お前達は倒したはずの人造モンスター達だな!」
ブラストウルフ「驚いたか!?人造モンスターは不死身だ!」
メガゴーレムゴブリン「たとえ死すとも、体の一部さえ残っていれば!」
スナイプガーゴイル「プロフェッサーマエルの技術力で何度でも蘇ることができるのだ!」
イーヴィルピクシー「いくら無敵の君達でも、僕ら人造モンスター軍団相手に無事にすむかな?」
ブラッドドラゴンを撃破したのも束の間、
ヒロシ達は続けて人造モンスター軍団に勝つことができるのであろうか?
つづく
イーヴィルピクシーの表モチーフはグラブルのフュリアス、裏モチーフはウルトラマンティガのイーヴィルティガにしております!




