第24話:5色の希望!残忍ゴルザ将軍を倒せ!④
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ゴルザ将軍が変身したヒートユニコーンの猛攻に
傷ついたヒロシ達は、十字架に貼り付けられ、
アキブクシティーの人々の前で今にも公開処刑にされようとしていた。
ヒートユニコーン「ホーストルーパー共、一斉射撃用意!!」
ホーストルーパー達「ヒーン!」
ホーストルーパー達はヒロシ達目掛け、マシンガンを
一斉に乱射しようとしたが…。
ホーストルーパー達「ヒ〜〜〜〜ン!!」
ヒートユニコーン「何だ!?」
そこへ間一髪、空からビームが降り注ぎ、マシンガンを構えていたホーストルーパー達を一掃し、ヒロシ達の処刑を阻止したのであった。
パズー「コバルトヘラクレス!ってことはもしかして!」
ビームを発射し、ヒロシ達の処刑を阻止したのは、
なんと青いボディーのアレックス専用戦闘機・コバルトヘラクレスであった。
そこからアレックスが飛び降り、エルフニックサーベルによる華麗な斬撃を披露した。アレックスがストンっと着地した直後、その斬撃によりヒロシ達を縛っていた鎖がバラバラになり、十字架から解放した。
ヒロシ「アレックス!」
パズー「来てくれるって信じてたよ!」
アレックスが駆けつけたことに大喜びするヒロシ達。
するとアレックスはこう言った。
アレックス「みんな、遅くなってすまない。だが君達の勇気と信頼関係を見て確信した!オレも君達と共に戦わせてくれないか!?」
ヒロシ「遅くなったって?ナイスタイミングだぜ!」
パズー「よろしく頼むよ、アレックス!」
アレックス「あぁ!」
ブッチ「これで属聖剣使いが5人揃ったぜ!」
マミ「うんうん!」
ヒロシ達は、ブレイブリーグの新たなるメンバーとして、アレックスを快く受け入れるのであった。
〈ブレイブルーム〉
一方、アンヌの地下のブレイブルームでは、
アレックスがヒロシ達の仲間に加わった様子を
レイニャとエル、さらにルシファーは
モニター越しに見て、安心していた。
レイニャ「ヒロシさん達が助かった上に、アレックスさんも仲間になってくれて良かったですね、エル様!」
エル「そうね!けど万が一彼が駆けつけてくれなかったら、私が助けに行こうとしたんだけどね〜。」
エルはそうつぶやきやがら、抱いているルシファーのあごをなでた。
〈アキブクシティー〉
そして戻ってアキブクシティー。
ヒートユニコーン「けっ!エルフガンナーズの残りカスが加わろうが、しょせんオレの敵じゃないぜ!」
アレックス「それはどうかな?」
ヒロシ「オレ達の底力、見せてやるぜ!現れよ、炎の属聖剣・フレイムアトス!!」
ブッチ「現れよ、土の属聖剣・グランドポルトス!!」
パズー「現れよ、水の属聖剣・スプラッシュアラミス!!」
マミ「現れて、風の属聖剣・ストームダルタニアン!!」
アレックス「現れよ、雷の属聖剣・サンダーロシュフォール!!」
ヒロシ達5人は、エレメントブレスレットからそれぞれの属聖剣を召喚、装備し、ヒートユニコーン率いる
ホーストルーパー軍団に最後の戦いを挑んだ。
まず手始めに、属聖剣と各々(おのおの)の属性魔法攻撃を使いこなし、ホーストルーパー達をどんどん倒していくヒロシ達。
アキブクシティーは属聖剣の斬撃音に魔法攻撃の爆発音、さらに人々のブレイブリーグへの応援の叫び声が
鳴り響いていた。
アレックス「パズー、これを貸してやる!」
パズー「エレメンタルガトリング!?ありがとう!」
戦いの最中、アレックスはエレメンタルガトリングを
パズーに投げ渡した。
パズー「エレメンタルガトリング・アクアシューティング!!」
パズーはアレックスから借りたエレメンタルガトリングに自分の水の魔力を込め、銃口から水のエネルギー弾をホーストルーパー目掛けて連射した。
ブッチ「スゲ〜!オレ様にも貸してくれよ!」
パズー「あ、うん。」
ブッチ「よっしゃ!くらいやがれ〜!!…あれ?」
次はブッチがエレメンタルガトリングを借りた。
だがトリガーを引いても何も発射されなかった。
パズー「エレメンタルガトリングは自分の魔力を込めないと意味ないんだよ!」
ブッチ「なーるほどな!そんじゃ今度こそ!!」
ブッチはエレメンタルガトリングに自分の土の魔力を込め、今度こそ土のエネルギー弾を連射し、
ホーストルーパー達をノックアウトした。
ヒロシ達の活躍により、ホーストルーパーは全滅し、
残る敵はヒートユニコーンのみとなった。
ヒロシ、ブッチ、パズー、マミの順にそれぞれの属聖剣による斬撃を炸裂し、ヒートユニコーンを圧倒した。
ヒロシ「今だアレックス!」
アレックス「了解した!電光大車輪斬り!!」
ヒートユニコーン「どわ〜〜〜〜〜!!」
さらに追い討ちで、アレックスはコマの体を高速回転させ、雷の連続回転斬りをヒートユニコーンに炸裂させ、大ダメージを与えた。
ヒートユニコーン「ど、どういうことだ…!?オレがこんかヤツらに押されているだと…!?」
ヒロシ「仲間を平気で見捨てるお前には分からないだろうなぁ!」
パズー「オレ達は仲間や平和を願う人々との絆でもっと強くなれるんだ!」
アレックス「その絆はお前ですら壊せやしない!」
ヒロシ達は自分達の強さをヒートユニコーンに熱く教えた。だがヒートユニコーンは怒りながらそれを否定した。
ヒートユニコーン「絆だと…?笑わせるな…!オレ達ラウズ帝国こそが最強なんだ!絆なんて甘っちょろいもん、跡形もなく消しとばしてやるぜ!!」
怒りが頂点に達したヒートユニコーンは、
ツノに炎のエネルギーを最大限に溜めた。
ヒロシ「今度こそ決着を付けてやる!」
対するヒロシも、一刀流モードのフレイムアトスの刀身に炎のエネルギーを溜めた。
ヒートユニコーン「一角極炎波〜〜〜〜〜!!」
ヒロシ「マキシマムフレイムストリ〜〜〜〜ム!!」
ヒロシはフレイムアトスから、
ヒートユニコーンはツノから、
お互いに炎の破壊光線を発射し、破壊光線同士による
激しい押し合いを繰り広げた。
ブッチ、パズー、マミ、アレックス「行っけ〜〜〜〜〜!!」
ヒロシ「どりゃ〜〜〜〜〜!!」
ヒートユニコーン「何っ!?ぐわ〜〜〜〜〜!!」
押し合いの末、ヒロシの気合いとみんなの応援により、
ヒロシの破壊光線が見事に押し返した。
ヒロシの破壊光線はそのままヒートユニコーンを包み込み、灼熱の炎で焼き、どんどんダメージを与えた。
ヒートユニコーン「バカな!?こんなバカな〜〜〜〜〜!?」
炎の破壊光線の中で、ヒートユニコーンはついに爆発四散したのであった。
マミ「やったぁ!」
ブッチ「ざまぁみろ!」
ラウズ帝国6大将軍の1人であるゴルザ将軍こと
ヒートユニコーンに勝利し、ブレイブリーグの5人、
さらにアキブクシティーの人々は盛大に喜び、盛り上がった。
ヒロシ「ありがとな、アレックス!お前がいなかったら負けてたぜ!」
アレックス「こちらこそ、君達と戦えて良かったよ!」
友情の握手をガッチリと交わすヒロシとアレックス。
さらにブッチ達3人もその握手の上に手を乗せるのであった。
ハロルド「これにて一件落着っポ!!」
超パワーを秘めたヒートユニコーンも、
5人の属聖剣使いのチームワークの前に敗れ去った。
だがこの程度で弱気になるほどラウズ帝国は甘くない。
絆の力を剣に込めて、戦え!ブレイブリーグ!!
つづく




