第21話:5色の希望!残忍ゴルザ将軍を倒せ!①
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サワメタウンでのカニフォートレスとの死闘、
そして雷の属聖剣に選ばれしエルフの青年・アレックスとの出会いから3日後、
ヒロシ達はブレイブリーグの加入を断ったアレックスを仲間にすべく、パトロールも兼ねて彼の捜索を続けていた。
そして3日後の今日、ヒロシとパズーの2人がアレックスを探し、ブッチとマミはラウズ帝国との戦いに備え、
アンヌで待機していた。
〈軽食喫茶アンヌ〉
レイニャ「ヒロシさんとパズーさん、アレックスさんを見つけることができるのでしょうか?」
エル「せっかく雷の属聖剣に選ばれたんだし、私達に協力すればいいのにね。」
アレックスを見つけられるかどうか心配するレイニャ、
そして同じ属聖剣使いのアレックスが何故ブレイブリーグに入らないのか文句を言うエル。
そんな2人をブッチは相変わらずハンバーガーを食べかながら励ました。
ブッチ「大丈夫大丈夫!あの2人ならなんとかしてくれるって!それよりエルさん、おかわりくれ!」
エル「ハンバーグがなくなっちゃったのよ!」
ブッチ「ハンバーグがなかったら作ればいいじゃねぇか!」
エル「ひき肉もなくなっちゃったのよ!」
ブッチ「ひき肉がなかったらお肉屋さんに買いに行けばいいじゃねぇか!」
エル「も〜、しつこいわねぇ!!」
しつこくハンバーガーのおかわりをねだるブッチを
怒るエル。
ルシファー 「フニャー!」
すると困っているエルを助けるかのごとく、
同じくしつこいブッチに対し、怒っているマミは彼の右の犬耳を引っ張り、さらにルシファーも左の犬耳をかじった。
ブッチ「イテテテ!!引っ張るなかじるな!」
マミ「アンタはお腹だけじゃなくて、頭の中までハンバーガーでいっぱいなのね!」
エル「ホントよ!」
レイニャ「ウフフ♪」
するとさっきまで暗い顔をしていたレイニャも
ブッチ達によるドタバタとした雰囲気に笑顔を取り戻した。
すると突然、外から爆発音が鳴り響いた。
マミ「何っ!?」
ブッチ「まさか帝国が近くで暴れているのか!?」
エル「恐らくね。ブッチくん、マミちゃん!お願いね!」
ブッチ、マミ「イエス、ウィッチ!」
〈アキブクシティー〉
ゴルザ「出て来いブレイブリーグ!この街に潜伏してるのは分かってんだぞ!」
現場であるアキブクシティーでは、
なんとラウズ帝国6大将軍の1人であるゴルザ将軍が
両手からファイヤーボールを乱射し、暴れ回っていた。
どうやら今日こそブレイブリーグとの決着を付けたいようだ。そこへ、ブッチとマミが走って駆けつけた。
マミ「ゲゲっ!ゴルザ将軍じゃん!」
ゴルザ将軍「けっ!2人だけか。だが準備運動にはちょうど良さそうだぜ!」
相手がゴルザ将軍だと知り、怯んでしまうマミ。
そんなマミの肩に手をポンっと叩き、ブッチは彼女を勇気付けた。
ブッチ「確かにあのパワハラ将軍が相手なら、ビクビクもするよなぁ。でもな、この街のみんながオレらの助けを求めてるんだ!そんなみんなの前だけでも勇気振り絞ろうぜ!」
さっきまでアンヌでオチャラケていたものの、
いざという時に仲間を勇気づけるブッチを見直し、
闘志を燃やすマミ。
マミ「確かにそうね!ありがとう、イヌゴリラ!こうなったらヒロシやパズーの分まで戦ってやるわ!」
ブッチ「将軍でもなんでもかかって来やがれってんだ!」
果たして、クラッシャーコンドルズの3人をまとめて撃破したゴルザ将軍を相手に、ブッチとマミはどう立ち向かうのであろうか?
一方その頃、ヒロシとパズーはジェットバイクを操縦し、アレックスの捜索を続けていた。
パズー「アレックスがブレイブリーグに入らないのは、やっぱりエルフガンナーズの壊滅が関係してるのかなぁ?」
ヒロシ「理由はどうあれ、同じ帝国に立ち向かう者同士、オレらの気持ちはぶつけるだけさ!」
パズー「それでもダメだったら?」
ヒロシ「う〜ん…。また出直してオレらの気持ちをぶつける!」
パズー「あんま変わってないじゃん!ヒロシってホント、学園ドラマとかに出てくる主役の教師みたいなヤツだよな。」
ヒロシ「だってオレ元教師だもーん。」
パズー「そういえばそうだった。ん?ヒロシ、あれ見て!」
すると会話の最中、パズーが何かを見つけ、
2人はジェットバイクを止めた。
2人の目に写っていたのは、複数のホーストルーパー達から子供達を守っているアレックスの勇姿であった。
つづく
ちなみにイヌゴリラことブッチは、怪力に優れているだけで、顔はゴリラっぽくありません。




