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異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第1章:進撃のラウズ帝国!ブレイブリーグ出動せよ!
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第18話:緑の雷撃!エルフの超戦士参上!②

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

〈ラウズキャッスル〉


6大将軍の将軍長であるガブ将軍は、ゴルザ将軍に対し、静かな怒りをぶつけていた。

何故なら前回のブレイブリーグとの戦いで、

ゴルザ将軍がクラッシャーコンドルズの3人を勝手に

処刑したからである。


ガブ「何故勝手に彼らを殺した?生意気な連中だが、実力は確か。利用価値はまだあったんだぞ?」


ゴルザ「けどよぉ、風の属聖剣に選ばれた小娘1人にフルボッコにされたんだぜ?役立たずにもほどがある。ま、前から気に食わなかったからせいせいしたがな!」



ゴルザ将軍は清々しくそう言った直後、シバザ王女も現れ、彼に対して怒った。


シバザ「言い訳してんじゃないわよ、このバケット頭!バターやジャムぶっかけるわよ!」


ゴルザ「オレの自慢のリーゼント、汚さないでくだせぇよ!」


レディデストロイ「シバザ王女、バターとジャムを持って参りました。」


そこへ、レディデストロイがクールな雰囲気を保ちつつ、バターとイチゴジャムを持ってやって来た。


ゴルザ「何テメーものっかろうとしてんだよ!?」


ガブの心の声「女王陛下に本国の総指揮を任されたとはいえ、王女が首を突っ込むと騒がしくなってしまうなぁ…。」


最高指導者である女王陛下の代わりに、

ラウズ帝国の総指揮を任されたシバザ王女により、

緊迫した状況から一転、まるでコメディのような雰囲気にラウズキャッスルが染まってしまうことに

ため息をつくガブ将軍。


シバザ「それにネズバイオレンスの部隊もなんか全滅しちゃうし、なんなのよもう!」



するとそこへ、プロフェッサー・マエルが相変わらず不敵な笑みを浮かべながら現れた。


マエル「皆様ご静粛に!風の属聖剣使いの誕生はむしろ嬉しい誤算!そんな彼女も含めたブレイブリーグの戦闘データをインプットした新たなる人造モンスターの開発に成功いたしました!それが彼です!」


マエルが自信満々に言った直後、赤く輝くボディーに

両腕の鋭いハサミが特徴なメカメカしい人造モンスター・カニフォートレスが現れた。


カニフォートレス「カニフォートレス、ここに推参!」


その姿は、何故かシバザ王女も感激していた。


シバザ「アンタ意外と強そうですカッコいいわね!今度こそイケそうな気がする!」


カニフォートレス「お褒めにあずかり光栄であります!必ずやブレイブリーグを始末してみせましょう!」





〈軽食喫茶アンヌ〉


一方、軽食喫茶アンヌの店内では、

ブレイブリーグの新メンバーとなったマミは、

アンヌのマスコットでもある黒猫のルシファーを

自分のひざに乗せ、あごを背中をなでていた。


マミ「よしよし♪良い子ね〜♪」


ルシファー 「ミャ〜❤️」


なでられているルシファーはとても幸せそうな顔をしていた。そこへレイニャが近づき、優しく微笑みながらこう言った。


レイニャ「マミさんは猫ちゃんがお好きなのですね。」


マミ「猫はもちろん、犬やキツネ、鳥にハリネズミとかも好きよ!」


レイニャ「まぁ♪」


レイニャとマミの2人はルシファーをなでながら

動物の話題で盛り上がった。

ちなみにカウンター席では、ヒロシはたまごサンド、ブッチは相変わらずハンバーガーを食べていた。


ブッチ「エルさん作るハンバーガーは毎日食っても飽きないぜ!」


ヒロシ「たまごサンドも結構イケるぜ!」



一方、ヒロシ達のとなりに座っているパズーは

コーラを飲みながらスマホのニュース記事を読んでいた。昨晩、ネズバイオレンス軍団から村を救ったエルフの活躍に関する記事がニュースサイトを独占していた。


パズー「『ラウズ帝国の人造モンスター部隊、フルート吹きのエルフに全滅』か…。ソロのレジスタンスかなぁ?てかこの人誰かに似てるような…?」



ニュースの記事に疑問を抱くパズーをよそに、

エルはスマホからのラウズ帝国に関する事件の通報を受けた。その後ヒロシ、ブッチ、パズー、マミの

4人はエルと共に地下のブレイブルームへと向かった。エプロン姿からセクシーな魔女姿になったエルは

状況の説明と任務の内容を話した。


エル「今回はカニがモチーフの人造モンスターがホーストルパー達を率いて、サワメタウンを襲っているみたいなの。今回の人造モンスターはパワーも防御力も相当高いらしいから、十分気をつけてね!ブレイブリーグ、出動!」


ヒロシ、ブッチ、パズー「イエス、ウィッチ!」


マミ「えっ!?い、イエス、ウィッチ!」


マミだけ困惑し、遅れたものの、4人はブレイブリーグ専用の敬礼ポーズをし、現場の街に出動するのであった。





つづく




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