表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第1章:進撃のラウズ帝国!ブレイブリーグ出動せよ!
19/88

第15話:紫の疾風!打倒、裏切りの冒険者!③

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

ヒロシ達3人は、それぞれの属聖剣を巧みに使いこなし、クラッシャーコンドルズの内の3人を圧倒する。

だが戦いの最中、リーダー格のサキタは、

マミを人質に取るのであった。

サキタの持っているレイピアの刀身とマミの首は

紙一重の距離であった。


サキタ「ブレイブリーグの諸君、マミを殺されたくなければ、属聖剣をブレスレットに戻し、抵抗をやめるんだな。」


ブッチ「お前ら卑怯だぞ!」


ヒロシ「マミの命には変えられねぇな。」



マミの命を最優先にすべく、ヒロシ達は抵抗をやめた。

その想いに答えかのように、それぞれの属聖剣は粒子となり、それぞれエレメントブレスレットのクリスタルに

回収された。

その後、抵抗できなくなったことをいいことに、

さっきまで圧倒されていたイゲルとセキオは、ヒロシ達への反撃を開始した。


イゲル「オンラァ!さっきの仕返しをたっぷりとしてやるぜ!」


イゲルは炎をまとった拳によるパンチをどんどん炸裂し、ヒロシを痛めつけた。


セキオ「何が属聖剣は仲間だ!?武器はしょせん武器なんだよ!」


一方のセキオは両手から電気の光球を投げつけ、

ブッチとパズーを吹き飛ばした。



ヒロシ達が痛めつけられている光景を目の当たりにし、

人質にされているマミは怒った。


マミ「みんな!私なんてどうなってもいいから、こいつらをやっつけちゃってよ!」


自分の命よりも、クラッシャーコンドルズを倒すこと優先してほいしいと頼むマミ。

だがボロボロのヒロシもそんなマミに怒った。



ヒロシ「そう簡単に命を捨てようとするな!言っただろ!?オレ達の使命はラウズ帝国からみんなを守ることだって!だからお前のことも守ってみせる!」


例えどんなに傷ついても、あくまでマミの無事を最優先にするヒロシ達。




少女「ブレイブリーグのお兄ちゃん達、がんばって!」


女性「女の子を人質にするなんて最低!」


男性「この冒険者の恥さらし共!」


そこでヨタカタウンの人々がブレイブリーグを応援したり、クラッシャーコンドルズを批判したりした。


イゲル「いちいちうるせぇなぁ…。だったらテメーらから始末してやるよ!!」



批判に怒ったイゲルは、ヨタカタウンの人々目掛けて火球を投げつけた。


ヒロシ「危ない!」


そこへヒロシが勢いよく走り、間一髪で少女をかばい、

代わりに火球をくらってしまった。


ヒロシ「ぐわっ!」


少女「お兄ちゃん、大丈夫…?」


ヒロシ「あぁ…心配するな…!平気平気!」


攻撃をくらっても、少女の前では笑顔を絶やさないヒロシ。



すると、そんなヒロシの勇姿を目撃したマミは

心の中で改めてこう思った。


マミの心の声「そうだ…!元々私は、困っているみんなの役に立つために冒険者になったんだ!それなのに私はこいつらに復讐することで頭がいっぱいで、ブレイブリーグのみんなにも迷惑をかけちゃうなんて…。でも…でも今は…!」



マミ「これ以上…」


サキタ「ん?」


マミ「これ以上みんなを悲しませたくな〜い!!」


サキタ「何っ!?うわっ!」


すさまじい怒りと決意により、マミの体から紫色の風が放出すれ、自分を捕まえていたサキタを吹き飛ばした。

突如発生した風の力により、マミはサキタから解放されたのである。


マミ「ウソ…!?私の風の魔力がアップしてるの?」



さらにそんなマミのもとに、空から紫色のクリスタルが埋め込まれたブレスレットが勢いよく降り注ぎ、そのままマミの右腕に装着されたのであった。

このブレスレットこそのが風のエレメントブレスレットなのだ。


ヒロシ「あれはまさか!」


パズー「風のエレメントブレスレットだ!」


マミ「風のエレメントブレスレット…私の認めてくれたのね…。よぉ〜し!だったら遠慮なく使わせてもらうわ!現れて、風の属聖剣・ストームダルタニアン!!」


エレメントブレスレットの紫のクリスタルから

紫の粒子が放出され、それがクナイの形となり、

風の属聖剣・ストームダルタニアンへと変化し、召喚された。


サキタ「今さら属聖剣に選ばれたところで!」



ストームダルタニアンを装備したマミに向かって、

一斉に襲いかかるサキタ達3人。

だがマミは、忍者のような軽やかな動きを披露しながら、ストームダルタニアンを華麗に使いこなし、

サキタ達を圧倒した。


マミ「覚悟しなさい! 超速乱舞ちょうそくらんぶ!!」


マミはストームダルタニアンの奥義の1つ・超速乱舞を発動し、体に紫色のオーラをまとわせ、通常の50倍に跳ね上がったスピードを活かした連続斬りをイゲルとセキオの2人に炸裂した。するとイゲル達の服はあっという間にビリビリに破かれ、2人はパンツ一丁の裸になった。


イゲル、セキオ「ひぃ〜〜〜〜〜!!」


ブッチ「へへ♪だっせーなぁオメーら!」



マミ「さらに召喚!」


マミがそう叫ぶと、エレメントブレスレットのクリスタルからまたも粒子が放出され、幅が広いV字型のアイテム・ウイングユニットへと変化した。


マミ「ストームダルタニアン・アローモード!」


マミはウイングユニットをストームダルタニアンにセットし、ストームダルタニアンをクナイモードからアローモードへとグレートアップされた。



マミ「アンタはこれでもくらいなさい!アメイジングトルネードショット!!」


マミはストームダルタニアンの後端のレバーを引っ張りエネルギーをため、先端から必殺の風エネルギー波を発射した。


サキタ「ナメるなクソ女が!レイピアビームトルネード!!」


対するサキタもレイピアから竜巻のビームを発射し、応戦した。お互いの紫色に輝く風のエネルギー波同士が押し合い、その末、マミのアメイジングトルネードショットが押し返し、そのままサキタに大ダメージを与えるのであった。





つづく




次回、まさかの人物が乱入!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ヒロシが一切、ブレないところです。 [気になる点] 書籍化する予定はありますか? この物語のヒロインは、誰にあたりますか?
[良い点] かっこいい技を繰り出したかと思えば、急にパンツ一丁とか面白要素を組み込んでくるあたりいいですね! [気になる点] 覚悟しない! ってなってるところ、覚悟しなさい! って言ってるってことで…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ