第14話:紫の疾風!打倒、裏切りの冒険者!②
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エルからの情報を知り、ラウズ帝国側の冒険者パーティー・クラッシャーコンドルズを迎え撃つべく、
ヒロシ達はジェットバイクを操縦してヨタカタウンへ
向かった。さらにクラッシャーコンドルズに裏切られた元メンバーの少女・マミも、ジェットバイクを操縦しているブッチの背中に捕まりながら、クラッシャーコンドルズへの怒りの闘志を燃やしていた。
マミの心の声「見てなさいサキタ達!帝国なんかに寝返ったことを後悔させてあげるわ!」
〈ヨタカタウン〉
そしてヒロシ達が到着しないまま、
ヨタカタウンは3人の悪の冒険者の侵入を許してしまった。
サキタ「ここがヨタカタウンか。意外と良い町じゃないか。」
イゲル「キャンキャンうるせぇ野良犬どもにしつけを教えてやらねぇとな。」
セキオ「オレらの分もとっとけよな」
ツンツンとした頭が特徴な威圧的な男・イゲルは、
右手に持ったハンドアックスから炎の斬撃弾を
発射し、近くのビルを破壊した。
ヨタカタウンは人々の悲鳴に包まれた。
さらに3人は不気味な笑顔を浮かべながら、
サキタは指から風のビーム、
イゲルは引き続き炎の斬撃弾、
セキオは手から雷の光球を連射し、
町を破壊し続けた。
セキオ「ヒャッハー♪気分最高〜!」
イゲル「ざまぁねぇなぁ!」
サキタ「これ以上怖い目にあいたくなかったら、偉大なるラウズ帝国に従うんだね!」
マミ「やめなさい!」
そこへ、ヒロシ達4人がようやくヨタカタウンに到着し、クラッシャーコンドルズの3人の前に立ち塞がった。
サキタ「お前はマミ!」
セキオ「なんだよ生きてたのかよ。」
イゲル「つーかあの3人、ブレイブリーグじゃね?」
ブッチ「イェース!ブレイブリーグだ!」
ブッチはクラッシャーコンドルズに対し、
カッコつけながら自分達がブレイブリーグであることを明かした。
サキタ「運良く生きてたと思ったら、まさかそんなヤツらとつるんでいたとなぁ。だったら今度こそ始末してあげるよ!」
マミ「そっちこそ覚悟しなさいよ!行くわよ!え〜と…。」
ブッチ「あぁ、オレ様ブッチな。イヌゴリラって呼んでくれ!」
マミ「OK!行くわよ、イヌゴリラ!」
ブッチ「おう!」
クラッシャーコンドルズの3人に立ち向かっていく
マミとブッチ。
パズー「待ってよ2人共!」
ヒロシ「仕方ない!状況が状況だ!今回ばかりはマミに協力するぞ!」
パズー「OK!」
ヒロシとパズーも遅れて立ち向かっていった。
セキオ「伝説の属聖剣に選ばれたとはいえ、しょせん素人の集団!」
イゲル「オレらエース級冒険者の敵じゃねぇ!」
ブレイブリーグ+マミとクラッシャーコンドルズの
乱戦が開始された。
まずはヒロシとイゲルのバトル。
ヒロシ「現れよ、炎の属聖剣・フレイムアトス!!」
ヒロシはエレメントブレスレットからフレイムアトスを召喚し、同じく炎魔法を使い、ハンドアックスを豪快に使いこなすイゲルを迎え撃った。
ヒロシはフレイムアトスを一刀流モードから二刀流モードに切り替えながら戦い、イゲルを圧倒した。
だが対するイゲルも自慢のアックスさばきで応戦した。
ヒロシ「意外とやるなぁ。オレらが今まで倒した人造モンスターと同じくらい強いかもしれない。」
イゲル「くそが!このオレをここまで手こずるなんて…!」
一方、マミは怒り狂いながら短剣を使い、
サキタに立ち向かっていた。
だがサキタは余裕の表情でレイピアを華麗に使い、
マミに応戦していた。
マミ「あんた達絶対許さない!あんな悪いヤツらに寝返るなんて!」
サキタ「大人しく僕らに着いてくれば良かったものを。それにこの世界に正義も悪もない!勝利を手にした者こそが正義なんだよ!」
サキタのこんしんの一撃が、マミの右手から短剣を弾き飛ばした。
さらに一方、ブッチとパズーもそれぞれの属聖剣を装備し、息の合ったコンビネーションでセキオを追い詰めていた。
セキオ「なんなんだよ!?素人くせに属聖剣をそんなに使いこなすなんて!?」
ブッチ「そうやって他人を見下してばっかだから痛い目に見るんだよ、このクソメガネ!」
パズー「それに属聖剣は道具じゃない!オレ達に力をかしてくれる大切な仲間だ!!」
ブッチのグランドポルトスによる横からの斬撃が
セキオのトライデントを見事にへし折り、
さらに追い討ちでパズーのキックがセキオのブヨブヨの腹に直撃し、そのままぶっ飛ばした。
ブッチ「ナイスアシストだぜパズー!それに免じてさっきの件は許してやるよ!」
パズー「褒められたのにあんま嬉しくない…。」
イゲル、セキオの2人を圧倒するヒロシ達3人。
だが…
サキタ「無駄な抵抗はよせ、ブレイブリーグ!」
なんとヒロシ達の目には、レイピア片手にマミを人質にしているサキタの姿があった。
つづく
クラッシャーコンドルズの3人の中では、
クソのメガネのセキオが特にキライです。




