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異世界熱血無双グレートパラディン【連載版】  作者: そうくん
第1章:進撃のラウズ帝国!ブレイブリーグ出動せよ!
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第13話:紫の疾風!打倒、裏切りの冒険者!①

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

ヒロシ達ブレイブリーグはラウズ帝国の人造モンスターと戦うのが使命だが、それだけではない。

ラウズ帝国に寝返った悪の冒険者達をこらしめることも彼らの立派な使命である。


そんなヒロシ達は今、とある森林地帯にて、

ラウズ帝国側の下級冒険者パーティーを戦闘不能に

追い込み、駆けつけたサイマジワールド警備隊に引き渡すところであった。


警備隊員A「ブレイブリーグのみなさん、ご協力に感謝します!」


ヒロシ「いえいえ!」


パズー「こちらこそ、警備隊のみなさんのお役に立てて良かったです!」


ブッチ「にして大したヤツらじゃなかったぜ!ホーストルーパーの方がよっぽどマシだったぜ!」


こらしめた下級冒険者パーティーをコケにするブッチ。

すると冒険者のリーダー格である太った中年男性が

怒りながらこう言った。


太った男性「好き勝手言いやがって!お前らもいつか帝国の真の力にひざまづくがいい!」


警備隊員B「はいはい。文句言う暇あったらとっとと歩こうね〜。」


太った男性を含めたラウズ帝国側の冒険者パーティー全員は、警備隊に連行されていった。




ヒロシ「さて、任務も成功したし、アンヌに戻ろうぜ!」


パズー「そうだな!」


ブッチ「早くエルさんのハンバーガー食いてぇよ〜!」


ラウズ帝国側の冒険者パーティーを退治したヒロシ達が

軽食喫茶アンヌに戻ろうとしたその時だった。



???「待って!」


そこへ黒髪セミロングに青いメッシュが入っている

少女がヒロシ達の前に現れた。


???「あなた達がブレイブリーグね?やっと見つけたわ。」


少女はヒロシ達に用があるらしく、会えたことに安心していた。


パズー「君は誰?」


マミ「私はマミ。冒険者よ。でも安心して。帝国側じゃないから。」


ヒロシ「どうやら味方みたいだな。」


ブッチ「つーか何の用だよ?」


マミ「実はあなた達に協力してほしいことがあるの!私を裏切ったクラッシャーコンドルズへの復讐を手伝って!」




クラッシャーコンドルとは、

少年3人、少女1人、計4人で構成されている

ベテラン顔負けの一流冒険者パーティーである。

メンバーはリーダー格である黒髪の少年・サキタ、

ハリネズミのようにツンツンとした髪が特徴のイゲル、

スポーツ刈りの頭にメガネ、小太りな腹が特徴なセキタ、そしてマミもかつてそのパーティーの紅一点であった。


だが2ヶ月前、サキタ達男性陣の3人は、さらなる強さを手にするため、ラウズ帝国に寝返るを決意したのである。そんな中、マミだけは反対したため、

サキタ達に見捨てられ、3人からの総攻撃をくらってしまったのだ。

運良く生きていたマミは、傷の完治後、

自分を裏切り、悪魔に魂を売ったサキタ達に復讐するべく、ブレイブリーグに協力を要請するために今に至るという。



マミ「私アイツら許せない!私を裏切って、あんな最低なヤツらの仲間になるなんと…!」


マミは怒りながら目から涙を流していた。

するとブッチがこう言った。


ブッチ「ホントひどいヤツらだな!だが安心しろマギ!オレも一緒にそいつらをぶっ潰してやるぜ!」


名前は間違えたものの、ブッチは熱くなりながらマミの復讐に協力すると宣言したのであった。


マミ「ホント!?ありがとう!でもマギじゃなくてマミね。」


ブッチ「おぉ、悪りぃ悪りぃ!つーかヒロシとパズーも当然協力するよな!?」



ブッチはヒロシ達の方を振り向き、マミに協力するかどうか聞いてきた。するとヒロシとパズーは真剣な顔でこう言った。


ヒロシ「確かにマミの気持ちも分かる。オレだってそいつらをこらしめてやりたい。でもよぉ、オレ達はあくまで、ラウズ帝国からみんなを守るために戦っているんだ!個人の復讐のためだけに、協力することなんてできねぇよ!」


パズー「申し訳ないけど、オレもヒロシの意見に賛成だね。憎しみに任せて戦ったら、守るべき人達まで傷つけちゃうかもしれないからね。」


あくまで復讐には協力できないと申し出るヒロシとパズー。するとそんな2人に対し、マミとブッチは怒った。



マミ「何よいじわる!アイツらだって倒すべき帝国の連中なのに!」


ブッチ「そーだそーだ!細かいこと気にしやがって!見損なったぞ!」


ヒロシ、パズーの心の声「いや、今のお前の方が言われるべきセリフだからね。」


ブッチに対し、心の中でツッコむヒロシ達。



するとヒロシのポケットからスマホが鳴り響き、

ヒロシは電話に応対はした。相手はエルのようだ。


ヒロシ「もしもしエルさん?」


エル「ヒロシくん、また事件よ!ラウズ帝国の上級冒険者パーティーのクラッシャーコンドルズがヨタカタウンに向かっているという情報が入ったわ!」


ヒロシ「クラッシャーコンドルズがヨタカタウンに!?」


マミ「これは好都合ね…!」


憎っくきクラッシャーコンドルズが出現情報を知り、

怒りの闘志を燃やすマミ。


パズー「ヨタカタウンならこの森から近いぞ!」


パズーはスマホの地図アプリでヨタカタウンまで道のりを調べ、ヒロシ達に教えた。


ヒロシ「分かった!エルさん、今からヨタカタウンに行ってみます!」



スマホを通じてのエルの新しい司令を受け、

ヒロシ、ブッチ、パズー、さらにマミの4人は、

直ちにヨタカタウンへと向かうのであった。





つづく




サイマジワールド警備隊は、現実世界でいう警察です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 復讐や恨みという人間誰しもが持ってしまうような、ヒロシとパズーが冷静でいることです。 [気になる点] ヒロシは体が子供だとしても、精神が25歳だと違和感を持つ人はいませんか? また、交通…
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