第12話:青い荒波!未来を切り拓く水刃!④
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上空から攻撃してくるスナイプガーゴイルに再び苦戦を強いられるブレイブリーグの3人。
だがそこへ、パズーが自分に任せてほしいとヒロシと
ブッチに熱い眼差しを送りながら頼んできた。
パズー「2人共!ここはオレに任せてくれないか!?オレに考えがあるんだ!」
ヒロシ「分かった!頼むぜ、パズー!」
ブッチ「負けたらハンバーガー10個おごれよ!」
ヒロシとブッチは快く受け入れ、パズーにスナイプガーゴイル打倒を任せた。
パズー「現れよ、水の属聖剣・スプラッシュアラミス!!」
パズーの腕のエレメントブレスレットの青いクリスタルから青い粒子から放出され、水の属聖剣・スプラッシュアラミスへと変化した。
パズー「………。」
スプラッシュアラミスを装備したパズーは、
なんと目を閉じ、ただ棒のように立った。
ブッチ「パズーのヤツ、なんで立ったまま寝てるんだ?」
ヒロシ「いや!パズーは寝てるんじゃない!精神を研ぎ澄ましているんだ!」
ヒロシの言うとおりである。
パズーは昨晩見たアニメのセリフを思い出し、
精神を研ぎ澄まし、上空からスナイプガーゴイルの
攻撃を見切ろうてしていた。
一方、上空のスナイプガーゴイルは、そんなパズーの姿を見て、高笑いをしながら彼を見下していた。
スナイプガーゴイル「ゲッゲ〜!どうやらお手上げで棒立ちするしかなくなったようだなぁ!なら貴様からトドメをさしてやる!!」
スナイプガーゴイルは、パズー目掛けてダークネスレーザーからビームを3発発射した。
パズー「……今だ!」
だがパズーはスプラッシュアラミスを使い、
3発のビームを見事に防いだのだ。
スナイプガーゴイル「なんだと!?」
ブッチ「パズーのヤツ、マジでビームを見切りやがった!」
ヒロシ「すげーよパズー!」
パズーの心の声「さっきの攻撃でヤツの位置は把握した!この1発で仕留めてやる!」
パズーはスプラッシュアラミスを逆手に持ち替え、
自分の中に秘めている水の魔力をすべてスプラッシュアラミスの刀身に集中した。
パズー「一撃爽快!アルティメットアクアスライサー!!」
パズーが勢いよく振ったスプラッシュアラミスから
青く煌めく三日月状の水刃が放たれ、どんどん空へと上がっていった。
スナイプガーゴイル「く、来るな〜〜〜〜!!」
慌てるスナイプガーゴイルはダークネスレーザーを乱射し応戦するも、次々と水刃に弾かれていった。
そして水刃はそのままスナイプガーゴイルの体に直撃した。
スナイプガーゴイル「がっ…あぁ……。」
さらにスナイプガーゴイルは、水刃の威力により、
体が縦に真っ二つに割れた。
一刀両断されたスナイプガーゴイルは、そのまま落下していき、2つの体は空中で爆発四散した。
すると爆発の煙から、無数の水が雨のように降り注いだ。どうやらスナイプガーゴイルの体に切り刻まれた水の切れ味が爆発と共に弾け飛んだようである。
パズー「勝った…!」
スナイプガーゴイルの撃破し、爆発の煙が晴れた青空を目を輝かせながら見上げるパズー。
ヒロシ「やったな、パズー!」
ブッチ「大したもんだぜ!」
ヒロシ「昨日見た『空手勇者エド』のおかげだよ!」
アミ「お〜い!やったじゃんパズ〜!」
そこへアミも駆けつけた。
アミ「言ったでしょ?アンタならできるって!」
パズー「うん!オレもっとがんばるよ!」
強敵スナイプガーゴイルは、パズーの機転と
スプラッシュアラミス必殺の水刃の前に敗れ去った。
そしてそんなパズーの勝利を祝福するかのように、
空には七色に光るキレイな虹がその姿を現していた。
つづく
今回のスナイプガーゴイルへのリベンジマッチは、
ウルトラマンゼット第2話や仮面ライダークウガ第8話での戦闘シーンを参考にしてみました!
後、次回から新しいヒロインが参戦します!




