第11話:青い荒波!未来を切り拓く水刃!③
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空からのビーム狙撃をくらい、体力を消耗したヒロシ達。そんなヒロシ達に、スナイプガーゴイルはトドメをさすべく、ダークネスレーザーから再びビームを発射しようとしていた。だが…
スナイプガーゴイル「ん?くそっ!エネルギー切れかよ!」
幸いのことにダークネスレーザーのエネルギーが切れ、
ビームが発射できなくなったようだ。
スナイプガーゴイル「仕方ない!今日は一旦引くか!だが次こそは必ず仕留めてやるからな!」
と言い残し、スナイプガーゴイルは紫色の煙となって消えていった。
ヒロシ「くそっ!逃したか!」
その後、自分自身でヒーリングウォーターを飲み、
自己回復したパズーは再びヒーリングウォーターを使い、傷ついた人々を回復させた。
ちなみに同じく回復してもらったヒロシやブッチによれば、ヒーリングウォーターはスポーツドリンクのように甘くて美味しかったとのこと。
〈軽食喫茶アンヌ〉
その夜、シブアシティーの後したヒロシ達は
アンヌに戻り、食事を取りながらスナイプガーゴイルの対策を練っていた。
ヒロシ「あの鳥ヤローは上空からの狙撃が得意なのは理解した。問題はどうやってアイツを地上に引きずり込みむかだな。」
ヒロシが悩んでいる一方、相変わらずブッチはハンバーガーを両手に持ちむしゃむしゃとやけ食いしていた。
ブッチ「チクショー!とにかくいっぱい食って力を蓄えるだけだ!エルさん、ハンバーガーおかわり!」
エル「やる気は認めるけど、ほどほどしなさいよ。」
レイニャ「あら?そういえばパズーさんがいませんね。」
自分のひざに乗せているルシファーの背中をなでているレイニャは、パズーがいないことに気づく。
ヒロシ「あれ?さっきまで近くにいたんだけどなぁ?」
エル「パズーくんなら、ションボリした顔しながら帰っちゃったわよ。お姉さんが被害にあったから、ショックになるのも無理ないわ。」
その頃、アキブクシティー近隣の住宅地にある
パズーの家のベランダでは…
パズー「今日のオレ、全然ダメだったなぁ……。」
先ほどの戦いでスナイプガーゴイルに手も足も出なかった上、姉のアミを守れなかったことを悔やみながら、
パズーは無数の星々が煌めく夜空を見上げていた。
アミ「いつまでも外にいたら風邪引くよ!」
するとそこへ、ヒーリングウォーターにより
すっかり元気になったアミがやって来た。
パズー「姉ちゃん!今日はごめんね。オレ、カッコ悪かったよね?」
アミ「そんなことないって!パズーはブレイブリーグの一員な上に、あの伝説の属聖剣にも認められた男なんだよ!アンタならやればできる!もっと自信持ちなよ!」
パズー「姉ちゃん……。ありがとう!」
アミの励ましにより、パズーは再びやる気を取り戻した。
アミ「さて、もうすぐ空手勇者エドが始まるから、それ見てコンデション整えよ!」
パズー「そうだね!」
パズーとアミは毎週欠かさず見ている「空手勇者エド」を見るために、リビングへと戻った。
〈テレビの中の会話〉
エド「師匠!アイツに勝つにはどうすれば良いのでしょうか!?」
師匠「エドよ!目で見たり、考えるのではない!心で感じるのだ!!」
すると放送を見ている最中、師匠のセリフに、
パズーは引っかかっていた。
パズの心の声「心で感じる……!?感じる……。」
そして次の日の朝、
今度はアキブクシティーの上空に現れたスナイプガーゴイルは、ダークネスレーザーからビームを連射し、
人々を襲っていた。
スナイプガーゴイル「ゲッゲ〜!出てこい、ブレイブリーグ!」
一方、ヒロシ達3人は対策がうまく思いつかないまま、
現場に到着し、スナイプガーゴイルを迎え撃つのであった。
ヒロシ「こうなったら地上から攻撃を仕掛けてやるぜ!ファイヤーボール!!」
ブッチ「グランドボール!!」
ヒロシは火の光球・ファイヤーボール、
ブッチは土の光球・グランドボールを
それぞれの手から上空目掛けて発射した。
だが上空にいるスナイプガーゴイルが発射したビームにより、2発とも防がれてしまった。
さらに他のビームも降り注ぎ、ヒロシ達は間一髪でこれをかわした。
ブッチ「くそっ!これじゃあかわすのがやっとだぜ!」
パズー「2人共!ここはオレに任せてくれないか!?オレに考えがあるんだ!」
果たして、パズーの秘策とは?
つづく
夕方の6時かそれ以降の時間帯にもう1話投稿する予定です!




