第10話:青い荒波!未来を切り拓く水刃!②
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闇魔法のビームを使う正体不明の敵を迎え撃つべく、
現場であるシブアシティーへ、ジェットバイクに乗って急行するヒロシ達。シブアシティーの人々を
そしてパズーの姉を救うため。
パズーの心の声「姉ちゃん、無事でいてよ!」
そしてアキブクシティーからジェットバイクで片道6分。ヒロシ達はシブアシティーに到着した。
建物のほとんどはボロボロになり、傷ついた人々も大勢いる。
ブッチ「ひでぇなぁこりゃ。」
パズー「ケガの手当てなら任せて!ヒーリングウォーター!!」
そう叫んだパズーは人差し指から青色にピンク色が混じった水のエネルギー光球を作り出し、ケガをした人々の口の中へ次々と発射し飲ませた。
するとその水のエネルギー光球を飲んだ人々の傷を癒え、体力も回復したのであった。
男性「あれ?治ってる!」
女性「ブレイブリーグが回復魔法で助けてくれたのね!」
パズーのヒーリングウォーターにより、人々は元気を取り戻し大喜びした。
ヒロシ「スゲーなぁ、そのヒーリングウォーター!」
パズー「回復魔法にはちょっと自信があってね。」
ヒロシに褒められ、顔を赤くし、照れるパズー。
???「パズー!」
パズー「あっ!姉ちゃん!」
するとそこへ、パズーの姉・アミが、女友達と共にやって来た。どうやらアミ達は無事であり、安心するパズー。
パズー「良かったぁ、無事で良かったよ、姉ちゃん!」
アミ「まぁね!でも助けに来てくれてありがとう!」
だが安心したのもつかの間、
再び闇のビームが空から降り注ぎ、街を破壊し、
人々を襲い始めたのだ。
ヒロシ「しまった!攻撃が再開された!」
ブッチ「空から撃ってきたのは分かるけど、敵の姿が見えないぜ!」
パズー「まるで目にも見えない天空の彼方からビームが雨のように降ってくるみたいだ…!」
見えない敵の奇襲に戸惑うヒロシ達。
一方、シブアシティー上空の大空の彼方では、
スナイプガーゴイル「ゲッゲー!現れたなブレイブリーグ!回復魔法を使ったみたいだが無駄だ!貴様らもまとめて空中狙撃殺法の餌食にしてやる!」
なんと闇のビームでシブアシティーを襲っていたのは
スナイプガーゴイルであった。
スナイプガーゴイルは自慢の飛行能力、
1万メートル以上先の物も見ることができる目、
さらに遠距離高性能光線銃・ダークネスレーザーによる狙撃、
この3つを活かし、スナイプガーゴイルは
上空から人々を襲っていたのだ。
スナイプガーゴイル「くらえ!!」
スナイプガーゴイルは再び天空からダークネスレーザーを発射した。その2発のビームがヒロシとブッチに直撃した。
ヒロシ、ブッチ「うわ〜〜〜〜〜!!」
パズー「ヒロシ!イヌゴリラ!」
アミ「キャア〜〜〜〜〜!!」
なんとスナイプガーゴイルが発射したビームが
アミにも命中してしまい、あまりのダメージに倒れてしまう。
パズー「姉ちゃん!大丈夫!?うわ〜〜〜〜〜!!」
さらにアミに駆け寄ろうとしていたパズーも
スナイプガーゴイルのビームをくらい、倒れてしまった。
天空からのビームをくらい傷つくヒロシ達。
そこへスナイプガーゴイルがついに空から舞い降り、
ヒロシ達の前に現れた。
スナイプガーゴイル「ゲッゲ〜!ビームのシャワーでさっぱりしたかな?」
ヒロシ「お前が事件の犯人か!?」
スナイプガーゴイル「ラウズ帝国の人造モンスター・スナイプガーゴイルだ!空も飛べて、目も結構良くて、射撃も得意なオレはまさに無敵!だがせっかくだからこのオレの姿を拝めながら始末してやるよ!」
ヒロシ達にダークネスレーザーの銃口を向け、
ビームを発射しようとするスナイプガーゴイル。
もはやヒロシ達に、避けるほどの気力はなかった。
つづく
8話から登場したジェットバイクは
ジェットエンジンによる推進力を利用し、
宙に浮きながら高速で移動する改良型バイクです。




