第8話:黄色い快進撃!豪快なるイヌゴリラ!④
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空腹により、自慢のパワーが発揮できず、
メガゴーレムゴブリンに苦戦するブッチ。
一方のヒロシとパズーも、メタルジャガーや
ホーストルーパーの大群を相手にしているため、
援護に向かう余裕がなかった。
ブッチ「腹減った〜!エルさんのハンバーガー食いて〜!そこら辺に落ちてるハトのえさでもいい〜!」
メガゴーレムゴブリン「いつまでゴチャゴチャと言えるかな!?」
余裕の笑みを浮かべながら、メガゴーレムゴブリンが
さらに岩石爆弾を投げ込もうとしたその時だった。
レイニャ「イヌゴリラさ〜ん!」
ブッチ「レイニャ!?」
そこへエコバッグを持ち、ジェットバイクに乗った
レイニャがさっそうとブッチのもとへ駆けつけた。
レイニャ「エル様が作ってくれた出来立てほやほやのハンバーガーです!」
しかもエコバッグの中には、ラップに包まれたハンバーガーが4個入っていた。ブッチはハンバーガーが大好物であり、大喜びした。
ブッチ「マジかよ!?ハンバーガーだ!地獄に仏とはこのことだぜ!サンキュー、レイニャ!おい、岩ヤロー!ちょっとタイムな!」
レイニャ「申し訳ありませんが、しばしお待ちください!」
メガゴーレムゴブリン「あ、はい。」
ブッチ「いただきま〜す!!」
戦いを一時中断し、レイニャが持ってきたハンバーガーも幸せそうに食べるブッチ。メガゴーレムゴブリンも
何故か攻撃を仕掛けず、ちゃんと食べ終わるまで待っている。
ブッチ「あー、うまかった…♪」
あっという間に4個もあったハンバーガーを平らげ、
ブッチは再び元気を取り戻し、立ち上がった。
ブッチ「パワー全開!!元気モリモリ!!そんじゃ第2ラウンドと行くか!!」
メガゴーレムゴブリン「どうやら死ぬ準備はできたようだなぁ!」
戦う準備ができたブッチ目掛けて、再び岩石爆弾を投げつるメガゴーレムゴブリン。
ブッチ「逆転ホームランだ〜!!」
だがなんと、ブッチはグランドポルトスを野球のバットのように降り、岩石爆弾を打ち返した。
その岩石爆弾は、メガゴーレムゴブリンの金棒に
直撃し、そのまま破壊した。
メガゴーレムゴブリン「な、何っ!?」
ブッチ「次はこれだ!頭突き攻撃〜〜〜〜!!」
メガゴーレムゴブリン「えぇい!ナメるな!!」
勢いよく飛び出したブッチの頭突きと
メガゴーレムゴブリンの左手のパンチがぶつかり合った。するとメガゴーレムゴブリンの左手の拳に
ひびが入り、バラバラに砕けた。
どうやらブッチの頭突きの方が強かったようである。
メガゴーレムゴブリン「ば、バカな!?」
ブッチ「イテテ…。どうやらオレ様の石頭の方が固かったようだな…。」
ちなみにメガゴーレムゴブリンの拳を破壊した
ブッチもやや頭を痛めたようである。
ブッチ「そろそろトドメと行くぜ!」
ブッチはグランドポルトスを天にかかげた。
するとグランドポルトスの刀身に土のエネルギーが集まり、茶色く、巨大な土の剣へとグレートアップした。
ブッチ「ハイメガグランドインパクト〜〜〜〜〜!!」
メガゴーレムゴブリン「どわ〜〜〜〜〜!!」
グランドポルトスによる土の必殺特大斬りが決まり、
メガゴーレムゴブリンは爆発四散した。
一方、ヒロシと戦っているメタルジャガーは、
メガゴーレムゴブリンが倒されたことに同様していた。
メタルジャガー「まさかメガゴーレムゴブリンがやられてしまうとは…!」
ヒロシ「お〜と!よそ見厳禁だぜ!」
そこへヒロシがフレイムアトスをメタルジャガー目掛けて振り下ろそうとしていた。
メタルジャガーはすぐさまヤリを横に構え、
防ごうとしていた。だがフレイムアトスのこんしん斬りがメタルジャガーのヤリを見事に切断した。
メタルジャガー「わ、私のヤリが!」
ヒロシ「この技にオレの全パワーを賭けるぜ!ツインバーニングダイナミック!!」
メタルジャガー「ぐわ〜〜〜〜〜!!」
二刀流モードに分離したフレイムアトスによる
炎の必殺同時斬りを炸裂するヒロシ。
いかに鋼鉄の体が自慢のメタルジャガーも
フレイムアトス必殺の1撃とヒロシの熱意によって、
ついに敗れ去ったのであった。
メタルジャガー「見事だ…炎の剣士よ…。」
自分を打ち破ったヒロシを認め、メタルジャガーは
ひざからゆっくりと地面に倒れ、その直後、爆発四散した。
レイニャ「ヒロシさ〜ん!」
ブッチ「どうやらそっちも終わったようだな!」
パズー「お〜い!こっちも終わったよ〜!」
2体の人造モンスター、そしてホーストルーパー達を
撃破し、集合するヒロシ達4人。
ヒロシ「みんなお疲れさん!」
ブッチ「さて、戦いも終わったことだし、アンヌに戻ってハンバーガー食うか!」
パズー「いやいや、さっき食べたばっかじゃん。」
ブッチ「あの岩ヤロー倒したらもっと食いたくなっちまってよ〜!」
ヒロシ「ホント、イヌゴリラは食いしん坊だな!」
レイニャ「そんなに食べたらエル様に怒られちゃいますよ。」
一同「あはははは!!」
食いしん坊なブッチをツッコみながら笑い合うヒロシ達。こうして、ブレイブリーグの活躍により、
アキブクシティーの平和は再び守られたのであった。
つづく
次の投稿では2回にわたって図鑑小説をお送りします!




