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唯一スキルがSランクで理解不能な世界最強  作者: 狸 八郎
第1章 覚醒、ハーミッド救済
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能力取得、確定職業(?)

聖堂に転移者の俺を連れて来た時点で、何となく察知していた。


俺は、これから能力を授かる。

転移した時点で、授かる能力は職業で確定。

恐らく、付与される能力ランクはこう分けられている。



Sランク:伝説職業・時空間能力

Aランク:職業・特殊能力

Bランク:回復能力

Cランク:強化能力


クレスト副団長からの話だと、こんなところだろう。

転移者は例外なく職業が付与されるといった。

恐らくだがこの世界における役割、転移された意味が付いてくる関係から職業となるのだろう。


ダークウルフの突然変異、街の異常事態のタイミング考え、俺に付いてくる職業のランクは伝説級に違いない。

Sランクの職業【勇者・剣聖・賢者】等の活躍場面を妄想しながら、護衛団の副団長であるクレストへ問いかける。


「状況は分かった。早速だが能力を授けてもらおう。」


そう問いかけると、クレストが叫ぶ。


「予言の転移者だ!神官アルゴールをこちらへ!!」


クレストが聖堂入口の方へ声を届けると、先ほど俺達が入ってきた入口から、よぼよぼなじいさんが入ってきた。


「ほっほっほ。これまた頼もしい青年が転移してきてくれたもんじゃ。どれ、女神様より早速授けてもらうとするかのう。」


じいさんは俺の目の前まで来て、尋ねる。

「青年、名を教えてくれるかの?」


「月島光司だ。」


ふむ、と呟いた後ひと息吸い、始める。


「我が名はアルゴール=レイザ、創世の女神ウェクティア様より付与の能力を代行行使する者。今ここに、世界の壁を跨ぎ転移された者、ツキシマ=コージへ女神様より能力を1つ、授けるものとする。正しき力の使い方で能力を行使し、この世界をあるがままの姿へ導くのだ。」


神官の持っていた杖の先の宝石が輝きを放つ。

放たれた輝きは一直線に俺へ向かい、ぶつかった瞬間にまた、無機質な声が脳内に響く。


ーオルタナティブアークより能力付与を確認。エクストラスキル【女神の加護】は消滅し、能力【しじゅうしん】を獲得しました。ー



ツキシマ=コージ

資格区分:転移者

能力名:しじゅうしん

効力:???



能力の付与は終わった。

神官アルゴールは俺に向けた杖を降ろし、次は右手を俺にかざす。


どうやら能力付与は神官としての代行能力。

鑑定スキルがアルゴールの能力のようだ。


「付与は終わった。コージ殿の能力は【しじゅうしん】となる。」



しじゅうしんってなんだ?

伝説かどうかは置いとくとして、職業なんだよな?

クレスト副団長、アルゴール神官両方を見て反応を確認する。



「転移者が、強化能力だと?」


「ふむ、どうやらそのようじゃ。」




ーーーーえ?強化能力なの?

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