表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロードオブ召喚獣  作者: 星村直樹
海の町にて
95/148

ジオイドの町レディオ商会にて

 首都星ラクールのシン狩りは、1週間後の出発になった。時間ができたので、アルテミス迷宮の調査をすることになった。まずは、海底都市ウラヌスの最奥にある、海底の城。アルテミス城の探査。そして、その奥にある洞窟に、アタック。この洞窟の中に入って奥に進むと空気のある所に出るのだが、そこはもう、高重力下な上、更に、その奥には、モンスターがいっぱいいるのではないかと思われる。


 海底都市ウラヌスを管理している燐魚族のマイア様たちは、その迷宮の入り口、空気がある所までしか行っていない。奥から変な声が聞こえるので、それ以上進まなかったと言っていた。



 現在、ウラヌスは、ジオイドの人魚たちのレベル上げ兼アイテム発掘場となっている。城側は、中ボスエネミーのブルーシャークが出没する。ブルーシャークは、Lvが30ぐらいあるので、まだまだ、燐魚族の戦士、アマゾネスたちの護衛がないと、入ることができない所。なので、周辺にある、打ち捨てられた家屋の中に入って、ウラヌスシェルを採取するというのが、ジオイドの人達の、もっぱらの仕事となっている。


 海底都市ウラヌスというのは、エリシウム山の海底火山の亀裂によって、熱湯が噴き出ているところがあるので、とても高温な所がある。ここに近づくと、ウツボ型のモンスターや熱水に強い魚タイプのモンスターが出るので、ジオイドの人魚たちにとっては良い対戦相手。それも食べられる。燐魚族からは、ウラヌスシェル以外にも、打ち捨てられた家財を有用活用してよいと許可を貰っている。おかげで、現在は、食うのに困らなくなっている。そのため、ジオイドの人魚たちは、レベル上げの方を熱心にやっている。ライトボードが使えるようになって、サーチ範囲が広がり、危険なエネミーも察知できるようになった。安全が、ぐっと上がっている。



 ヒロは、ジオイドの町に行くと、円卓会議の連中に捕まって、最新情報を聞かれるので、それが終わるまで、アリーシャは、レディオ商会にいることが多い。みんな、ライトボードが発現したので、ノーマは、防護服のデザインを専属でしなくてよくなった。それでも、海王の娘なので、ヒロについて円卓会議の人達の話を聞きに行く。


「みんな元気ー」

「お邪魔します」


「あら、ラヴィも一緒なの。珍しいわね」


 レディオ商会に行くと、眠眠さんが出迎えてくれた。


「今日は、みんなで、アルテミス城の探査です」

「できたら、奥の迷宮まで行ってみようと思うんです。ギルマスには内緒ですよ」


「ギルマスが、その話を聞くとうるさいからね」


「牛さん!」

「こんにちわ、です」


「ラヴィも来たの、嬉しいわ。ちょうど、竜人用の新作が出来た所なのよ。試着していかない?」


 牛さんは、経理。メンバー管理のアリスもやって来た。アリスは商品開発の担当もしている。


「試着したいです」


「うふっ、ラヴィどうしたの、慣れない敬語を使っちゃって」


「お父さんが、礼儀を覚えなさいってうるさいんです」

「うちもそうよ。お母さんが、敬語は、エルフのしきたりよ。ちゃんとしなさいだって」


「そっかー、そろそろ、レディになれってことね。みんなヒロのお嫁さんだもんね。でも、TPOもわきまえないとね。ここでは、普通にしていいわよ」


 眠眠のニコニコに、ラヴィが肩の荷を下ろした。


「はー、これって、当分慣れない」

「がんばって」

「アリーシャは使い分けられるもんね。いいなー」


「それで、今日は、何しに来たの?」と、アリス。この後、みんなで駄弁ることになった。



「今日は、アルテミス城の探査」

「その後、迷宮も、行けるところまで行こうってヒロが。でも、ギルマスには内緒にしてね」


「本当ね」


「眠眠さん、何か情報ない?」


「そうねぇ、民家に残された資料を解析しているギルドの柴火に連絡してあげる。ギルマスの詩音が全部把握していると思うから、ちょっと待ってね。詩音は、エルフに転生したから、円卓会議には出ていないのよ。今、話せると思うわ」

 そう言って、連絡を取り出した。

 

「じゃあ今のうちに御着替えしましょう」

「うん」

 ラヴィとアリスは、新作の竜人用の服を試着しに別室に行った。



「じゃあ、仕事を頼んでいいかな」

 牛さんが、ウラヌスの町で見つけたアイテムの鑑定をアリーシャに依頼した。

「これなんだけど、燐魚族長のマイア様も知らないそうなんだ」


「黒い石のかけらね」

 アリーシャが、ライトボードを出して鑑定した。

「本当、分からないわ」


「アリーシャのレベルでか?」


 アリーシャのサブ職業、ウォッチレベルは、現在74。今回、召喚獣レベルが74に上がったため、底上げされた。アリーシャは、元々ウォッチレベルの方が高かった人。


「ヒロに召喚されると、鑑定スキルも召喚獣分上がるから分かるかもしれない。今度でいい?。それともエルフに鑑定してもらう?」


「ヒロに飯をおごるからって言ってもらえるか。その方が速そうだ」


「今日は無理だけど、そうする」


 そんな話をしていたら、眠眠が詩音との連絡を終えて、新しい情報を仕込んで、目をキラキラさせていた。


「アリーシャ、すごい情報を掴んだわ。今度、食事をおごりなさい」


「お宝の匂いがするね」牛さんも、ギルマスのラジオに毒されている口。

「聞きたい」


 二人とも、水中に飛び上がって、眠眠の元に降りた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ