表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロードオブ召喚獣  作者: 星村直樹
水晶洞
90/148

地底怪獣アギラス5 決着

 地底怪獣アギラスは、動きの鈍いエネミーだ。ほとんど、BOS部屋の中央から動いていない。しかし、全包囲攻撃を二つも持っており、それも、ロケット弾とバリアバブルの衝撃波攻撃を同時に撃つことができる。尻尾の硬いクリスタルをヒロに割られたので、弱点がむき出しだ。そのため、尻尾攻撃を使わなくなったが、その分鞭のような舌が、大きく伸び、弱点を攻撃させまいとする。


 バオーーーーン


 雄たけびと同時に、少数の誘導弾を撃ちだした。子アギラスのようにバリヤーで、自分をガードしない。常に攻撃してくる。鈍長な怪獣にしては、苛烈な戦い方をする。



 対してノーマの持つ蒼剣とは、クリスタルソードの対の剣、兄弟剣である。普段は、クリスタルソードのように柄の部分しかない。その柄からすこしだけ光燐石が飛び出ており、ここから、光刃が発生する。柄のスロットは4つ。現在、海露結晶と光結晶が装着されている。海水属性のライトセイバーだ。


 ノーマが、蒼剣を抜いた。ノーマが気合を入れると蒼い光刃が発生、80センチぐらいに伸びたところで光が広がる。光刃の光が収まりだすと、深い青色になり、存在感を示した。蛮刀タイプの剣だ。



 ヒロはライトセーバーを盾形のディープベースのままにして、ブラックソードを抜いた。アギラスのロケット弾を全部受ける構えだ。


 ドガンドガンと爆発するロケット弾は、まともに受けないで、ノーマに爆風が行かないようにする。削られた体力をアリーシャが回復。

 地底怪獣アギラスとは、実際は、12人から、24人のレイドパーティで戦う相手だ。ヒロは、やはりロケット弾攻撃をしようとする子アギラスがバリヤーを解いたところで、それを攻撃。アギラスの舌攻撃をジャストガードと、アギラスの弱点を攻撃したくてもできない状況。決着は、ノーマに託された。



 アギラスの見た目は変わっていないが、攻撃の多様化という変化にともない、現在、Lv100。対して、ノーマは、召喚獣Lv80。格上の相手だ。

 しかし、アギラスの攻撃が多様化したのに伴って、弱点属性が、風に加えて水属性も加わった。蒼剣は、ライトセーバーであり、海水属性の剣。アギラスに十分ダメージを与えることができる。


 尻尾は無防備にふわふわしているだけである。


「やーー」


 ボギャーー


 アギラスが、ノーマの攻撃を嫌がってのけぞった。弱点部分には、まだ小さなクリスタルが埋め込まれていて、ノーマの攻撃をかろうじて防いでいるが、それが1つまた1つと剥がれ落ちていく。


「ノーマ、一気に行け」

「ノーマやっちゃって」

「ノーマ水属性を蒼剣に乗せるのよ」


 アリーシャのアドバイスが、ノーマの耳に届いた。


 蒼剣が、青く光り出し、ワーーーンと、海水をまとった。


「海撃!!!」


 蒼剣から、海水の刃が起こり、ノーマが剣を振り下ろすと同時にアギラスの尻尾が切れ、その先に海水の刃が進む。その海水の刃が、やはりむき出しになっているアギラスの後ろ脚に届いた。


 ポギャーー

 ガクンと折れた左後足の膝が地についた。


 それを見たヒロが、右後足をブラックソードで攻撃する。後ろ両足が地についたのを見た二人の行動は、早かった。前足を攻撃しに行く。


 苦痛に、天井を見上げるアギラス。


 ボギャーー


 アギラスが、すべての足を地につけてうずくまる。



 ずいぶん前から薄く光っていた二人が、ヒロに声を掛けた。

「ヒロ」

「ヒロ!」


「ノーマ、ラヴィ。召喚獣攻撃だ。タイダルウエーブ。シャイニングバースト」



 ノーマに、シャボンが集まりパーッと大きく広がった。全身が輝きだし、顔をふぁっと上げる。その時、七色に光彩をにじませていた髪が、虹色に光りだし、水中で、浮遊しているかのように浮かぶ。


「タイダルウエーブ」


 ここにいる全員のHPが、MAXになり、ステータス異常も正常化する。


 大量のシャボンが、津波となって押し寄せる。子アギラスは、防御していたバリヤーを割られ、サラに津波攻撃されて、霧散して消えた。

 大量の津波は地底怪獣アギラスも襲い。ずっと光っていた、背中のクリスタルの光を奪った。弱点属性による攻撃で、アギラスの力が一挙に衰えた。



 そこにラヴィのシャイニングバーストがさく裂した。


 ギャーーーーーーーーーーーー

 ラヴィが吠える。ラヴィから特大の炎が舞い上がった。


 ラヴィが、体長30メートルものワイバーンのような姿になった。その姿は、絶対的な力の象徴だ。アギラスの上空に、聖絶の炎を吐く怪物が現れた。

 バハムートだ。

 龍族でも、一部の者しか見たことがない伝説の龍。


 ドギャオーーーーーーン


 ラヴィの前身が光り、口とも羽ともなく、全身から、シャイニングバーストが発射された。


「ゴギャガ、ゴォオーーーーーーーン」


 もう、ラヴィの姿を見ることが出来る者はいない。シャイニングバーストは、超高温の炎で、遠目には、レーザー光線のように見える。



 地底怪獣は、あえ無く、ボギャーーという絶叫と共に霧散した。そして、津波が沸騰して大量の蒸気がBOS部屋にまん延した。



 ヒロは、浮遊石を使って、アリーシャと共に上空で、この光景を見た。



 4人には、【コングラッチレーション】の光文字が見える。


 ヒロは、レベルが105になった。水晶と光結晶が大量にドロップ。そして、極大の水晶が3つもドロップした。これを光結晶と掛け合わせることによって、光刃の元となる光燐石がクラフトできる。クリスタルソードの材料が手に入った。


 ラヴィは、レベルが105になった。ロケット弾を撃つことができるようになった。しかし、ラヴィには使いにくいらしく、しばらく使うことが無かった。特に誘導弾と言うのが理解しずらい。自分から離れたのに勝手に敵を追尾するというのが良く分からないので、使おうとしなかった。このロケット弾は、やはり大量にドロップした硝石を使うことになる。1発、硝石1つなので、もったいないと思ったようだ。


 ノーマは、レベル83になった。氷水晶と言う珍しい水晶がドロップ。後にヒロに、これを腕輪にしてもらっている。ノーマのフリーズ属性が強化された。以前より氷の固まる速度が増した。そして、水晶の糸と言うレアアイテムを手に入れた。対火性に富んでおり、透明で、美しい。のちに、人魚の衣をこれで作っている。袖の部分やスカートの重ね着に使っており、とても美しい人魚の衣となった。


 アリーシャは、レベルが74になった。風土石という、暗黄色の三角錐をした宝石がドロップした。石や岩石や土と言ったものを風化させる能力で、単独なら、土の中を進めるようになった。見た目、建物とか壁を拳で砕いているように見えるアイテムなので、もっぱら、好んで、そういう使い方をするようになる。壁を壊せるのは、スカッとするらしく、何回かやりすぎてヒロに怒られることになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ