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ロードオブ召喚獣  作者: 星村直樹
水晶洞
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地底怪獣アギラス3 連携技

 アギラスの足の装甲を砕くと、そこが弱点になる。しかし、その弱点を攻撃させまいと、子アギラスが沸いてくる。アギラスの全部の足の装甲にひびを入れることができた。そろそろ、次の段階だ。


「そうだ、ラヴィとノーマで連携技をやってみないか。ノーマは、剣を仕舞え」


「今!」

「ぶっつけ本番で?」


 ピピッ

 ドガン

「ラヴィは、マファイを撃てるだろ。それを相手の内側じゃなく、表面に発生させるんだ。ノーマがそれに合わせてウォーターシュートを撃つ。火の玉と水玉で、水爆が起きるぞ。合わせ技で、子アギラスを倒せるんじゃないか」


「ワイバーン戦でやったやつね」

「面白そう」


 ピピピピピピッ

 アギラスの背中の水晶が、パラリラパラリラと光った。


「フウ」

 アリーシャが全員をフウで端まで飛ばす。


 アギラスの全身が光り、バリヤーが張られたようになったかと思ったら、それが膨らみバブルになる。それをノーマがウォーターウォールで割る。早めに割ってその後くる衝撃波を緩和させる。ヒロがそれをジャストガード。みんなは、ヒロの後ろに隠れることになる。


「ウォーターウオール」

 バリン

「ジャストガード」

 ガシン



「よーし突っ込むぞ。ラヴィは、マファイ連弾。ノーマは、それに合わせてウォーターシュートだ。子アギラスは任せたからな」

「全包囲攻撃が来たら、戻ってきて」

「私がノーマをサポートする」

「いや、アギラスの属性が増えていただろ。まだ、戻ってきてくれ。何が来るかわからない。それじゃあやるか」


「OK」

「任せて」


 ヒロは滑るようにアギラスの左前脚に突っ込んだ。ブレイク攻撃で、足の装甲を破壊する。


「ダイブブレイク」

「キョウフウ」

 アリーシャがヒロを風で押して強化した。


 バゴン

 アギラスの装甲の一つが壊れた。子アギラスが沸く。


「硝石ネズミよ。おなら攻撃に注意して」

 アリーシャの分析。硝石ネズミは、負けそうになるとおならを放って、逃走しようとする。そこで、ちゃんと倒していないと、また復活して襲ってくる。



チュヂュヂュヂュヂュ、チュヂュヂュヂュヂュ、チュヂュヂュヂュヂュチュヂュヂュヂュヂュチュヂュヂュヂュヂュチュヂュヂュヂュヂュ。


「わー」

「うぇー」

 

とんでもない数だ。子アギラスは、普段、ダンジョンに散らばっている。順当に各階層を制覇して降りて行けば、その間で多少倒すので、こんな大量に発生しない。しかし、今回は、何十層も、はしょらせてもらってのBOS戦なので、一瞬、BOS部屋を埋め尽くしたのかと思った。


「いきなりこの数じゃあ連携は、キツイか。オーバーブレードをやるよ。アリーシャ押してくれ。とりあえず、あいつらの動きを止めるか」

「わかった」


「マ・フウ(舞・風)」

 ヒロが空中に舞う。


 そして


「キョウ・フウ(鏡・風)」

 空中に空気の足場を作る。


 ヒロは、これを蹴ってBOS部屋の硬そうな床に、グランドインパクトを打った。


「グランドインパクト」


 硬い床が波打ち揺れる。


 ジュヂュー

 硝石ネズミたちが、そこらじゅうで倒れる。


「オーバーブレイド」

「フウ」


 そこに、信じられない大きさの大剣が、野球のバットのように硝石ネズミを打った。ヒロが、ライトセーバーをオーバーブレイドさせたのだ。オーバーブレイドは、伸ばしたときに最初だけ、大きく伸びる。ヒロの打撃に合わせてアリーシャが、風で広い刀身を押していた。


 ドガガガガガッと、大量の硝石ネズミが、壁に激突して果てた。


「ラヴィ、ノーマ。足場を作ったぞ」


 ラヴィが、胸に食い込んでいる赤くて大きな宝石、砂漠の秘宝を触って目を赤くした。そして、目標に向かって頭を突き出す。


「マファイ連弾」


 硝石ネズミの表皮を中心に火の玉が浮かぶ。それも3匹同時に。それだけで、ネズミたちは悲鳴を上げた。


 ノーマは、指の先に三個の水玉を浮かべさせた。その、高密度の水玉をラヴィが発生させたマファイに向かって投げた。


「ウォーターシュート」


 ボガン、ボガン、ボガン。


 周りの硝石ネズミが吹っ飛ぶほどの衝撃。マファイを発生された硝石ネズミが霧散した。


「ノーマ!」

「やったね」

 二人は、ハイタッチして称え合った。



 オーバーブレードから落ち着いたライトソードは、それでも、ラヴィ達の身長ほどある超巨大剣。ヒロは、これを振り回し、硝石ネズミを倒しながらラヴィとノーマの合わせ技。水爆連弾の威力にほほを緩めた。それを見たアリーシャが、二人を褒める。


「すごいわ。今の技は、水爆連弾でいい?周りの硝石ネズミも吹っ飛んだね」

「二人とも、水爆連弾だ」


 二人は、ヒロの指示を受けて、更に水爆連弾を打ち始めた。



 あんなにいた硝石ネズミを駆逐しそうになった時、アリーシャが特大の警告音を鳴らした。


 ピピピピピピピピッ

「二人とも、戻ってきて」


 ギャーーーウンーーーーーー


「なんだあれは!」


 アギラスの背中が赤く光ったかと思ったら、無数のロケット弾が天井に向かって打ち上げられた。そして、狙いすましたようにヒロ達に向かって飛んできた。


「ウォーターウオール」

「キョウフウ(鏡風)」


 ノーマとアリーシャが、バリヤー系魔法で、対抗したが、追いつかない。


「エアーシェルだ。二人を守ってくれ」


 数が多すぎる。ヒロが前に出た。3人はアリーシャのエアーシェルに避難する。


 ドドドドドド


 ヒロが巨大剣を盾のように使って、残りのロケット弾を全部食い止めた。しかし、爆風と火炎がヒロを襲った。ヒロは、耐えているがダメージを負う。


「ヒロ!」ラヴィが口を覆う。

「ホイ」

「マホイ」

「ラヴィも」

「ごめん、ホイ」


 ヒロの体が、薄く黄緑色に光る。癒しの光だ。


「大丈夫?」

「これ、誘導弾よ」

「だから、水属性も弱点だったのね」

「きついの来たな。次行くぞ」


 アギラスの足の装甲は、後三つ。この攻防が永遠と続いた。

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