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ロードオブ召喚獣  作者: 星村直樹
悠久の浮島
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エルフの始祖ベロニカ

 ベロニカ様の部屋は、地下なのに明るく、緑の楽園になっている。中央に幹の太い古木があり、そこで休んでおられる。


 ヒロ達が行くと、ベロニカは、起きて待っていた。


「良くいらっしゃいました。ダンジョンで昼寝している人を初めて見ました」


「起きてらしてたんですか」

 アリーシャは、緊張しまくりだ。

 ベロニカは、ニコッとして話を続ける。


「ヒロさん、あなたに会うのは、これで、3回目なんですよ。説明しにくいのですが、あなたのいた時代の未来のあなたの魂を持った人に会ったことが有ります」


「自分は、自分の時代に戻れるのですか」


「それは、あなた次第です。ですが、亡くなった後の魂は、そうです。みんなは心配しなくても大丈夫ですよ。ヒロさんの魂は、多くの人に守られます。アリーシャ、ラヴィ、ノーマ。あなたたちの寿命は長い。また会えます」


 エルフは、頭が良すぎて、たまに、わからないことを言う。アリーシャでさえそうだ。ヒロは、分けがわからないとフリーズする。


「ヒロ」

 ノーマが突く。


「ここに来たのは、タオ草原の結界を解いてもらいたいからです。怪物は、バグーの人と必ず滅ぼします」


「2週間後にそうしましょう。ゼオに無理しないよう伝えてください。無理をするのは、教えられる方の人たちね」

 そう言ってくすっと笑う。


 なんでもお見通しだとヒロなどは思うが、アリーシャは、ベロニカが、弱い結晶光を使ってヒロの記憶を引き出しているのに驚いた。アリーシャは、召喚獣になってここにいる。普段感じることができないことが分かる。それが分かるベロニカが、答え合わせをしてくれた。


「アリーシャ、本当は、テレパシーで、出来るのよ。でも、ヒロさんには、結晶光耐性があるでしょう。その方が映像が鮮明なのよ」


 記憶の具現化だ

 アリーシャが納得した。


「ぎゃう」

 こんどは、ラヴィがアリーシャをつついた。カインのことを話して貰いたいのだ。


「えっと、ベロニカ様。ダンジョンにいた子と仲良くなりました。連れ帰ってもいいですか」


「カインね。あなたが名前を付けたから、プレートがドロップしたのよ。貸しなさい」

 アリーシャが、骨甲板を差し出すと、ベロニカがクラフトしてくれた。合わせるアイテムは、龍の鬚、これで、カインの首輪が出来上がった。


「連れ帰っていいですよ。ラヴィが飼うのです。でも、面倒は、アリーシャが見なさい」


「ありがとうございます」×3


 渡されたカインの首輪を見るとプレートにカインとある。アリーシャは、これを抱きしめて喜んだ。そこにラヴィとノーマが寄り添う。


「ヒロさんあなたの聞きたいことは、分かります。それは、この3人にもかかわることです」


 ノーマも!


 そう、声には、出さないでください


「パグーは、平和とは言えません。パグーの人、転生者の人と一緒に、シンを滅ぼしてください。答えは、そうしていれば見つかります」


「ありがとうございます」


「またいらっしゃい。2週間後、パグー標準時12時に結界を解きますよ。皆さんにお伝えください」


 結界の話はもとより、ヒロは、旅のヒントをアリーシャたちは、カインの首輪を貰って喜んで帰った。




 全員いなくなったところで、ベロニカが、時空の彼方にいる親に、話しかけた。

「ヒロさんと話さなくてよかったのですか。寄り添う方法はいくらでもあるでしょうけど」

「ベロニカ、いい線行ってる。そのうち、答え合わせしようね」

「また、そんなこと言って」

「3人もお願い。ナーシャの為よ」

「しばらく起きています。娘使いが荒いです」

「どうかしら、今は、私の方が年下の意識よ」

「また!」

 怒って見せるが、そんなに悪い気がしない。みんないい子だ。ベロニカは、意識を広げてパグーを見るのであった

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