表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロードオブ召喚獣  作者: 星村直樹
悠久の浮島
59/148

スカルドラゴン

 地下何階ぐらい降りたのだろう。これでは、ダンジョンと変わらない。一般の者が、ここに立ち入ることは、ほぼ不可能だ。


「ノーマ、ここは、何層目だ」

「地下11階。地上より地下の方が広いのかな」

「いや、そろそろだ。アリーシャも備えてくれBOS部屋だ」


 目の前の扉が開いていた。中は、薄暗いが、とても広いことが分かる。ノーマとアリーシャが、ヒロの後ろに下がった。


「行くぞ、ノーマ、バトル召還」


 大量のシャボンと共に、ノーマがバトル召還された。ノーマは、人魚の戦闘服を着ている。白い服で、赤い線が随所に走っている。宇宙船のパイロットスーツのような服だ。


 全員でパーティ戦をやるのは、今回が初めてだ。レベル負けしているが、攻撃の要がノーマ、守りの要がアリーシャになる。


 4人は部屋に踏み込んだ。


 ぼん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽんと、部屋が明るくなり、天井にへばりついていた骨が

 ドン

 と、落ちて来た。スカルドラゴンだ。


 ラヴィは、ヒロの肩にとまりリ、自分にフレクションプロテクトを掛けた。ラヴィが、白く光彩がにじむように光る。


 ヒロは、ライトセーバーに浮遊石をはめてジャンプした。ヒロは、初めからライトセーバーを楯のようなディープベースにして、逆鱗のレーザー砲をけん制する。


 天井を埋め尽くすのではないかと思われる逆鱗の数。


「ラヴィ、リフレクションプロテクトアタックだ」


 ラヴィが、プロテクトの効果範囲を広げた。ヒロの全身も、このフィールドに包まれる。いまでは、ヒロもラヴィも白く光彩がにじむように光っている。ヒロはジャンプして逆鱗の中に突っ込んだ。そこで、ライトセーバーをオーバーブレイドさせる。逆鱗も光属性のバリヤーを張っているが、それを押し切って粉砕する。天井では、ドドドド、ドガンと逆鱗が粉砕されて小さな爆発や煙が上がる。


 アリーシャは、ノーマも包み込んでエアーバリヤーをカプセルのようにしたエアーシェルを展開。更にノーマを空気で支えて、このカプセルの中に留めるようにする。


 逆鱗と、スカルドラゴンが、ヒロ達の方に向いている。アリーシャは、このエアーシェルをいったんOFFにして、小さなバリヤーで、逆鱗のレーザーに対応、ノーマが、シャボンを天井にいっぱいばらまいた。このシャボンは、水にならず、少し膨らんで、弾ける。小さくてかたいシャボンが弾けるとき、霧の衝撃波を産む。シャボン爆弾だ。


 この、ノーマの攻撃で、逆鱗たちは、ヒロに攻撃された以上に爆発していく。


 ドガ、ドガ、ドガ、ドガン


 天井が爆煙に覆われた。ヒロ達は、初めからこれを予期。すかさず天井を蹴ってスカルドラゴンに襲い掛かった。ヒロ達は、頭骨を叩くことに成功したが、初期のスカルドラゴンは固い。相手は、それにひるまず、毒のある手で、ヒロ達をつかもうとする。ヒロ達は、そのまま地上に降りた。


 ピピッ


 ラヴィの警告音がなった。スカルドラゴンのしっぽ攻撃だ。ヒロは、これを避けず、ジャストガードした。力で、一歩も引かない姿勢を見せた。


 ピピッ、ピピピッ


「どうした、ラヴィ」

 ラヴィが、ギャウと、ノーマたちの方を見る。スカルドラゴンを自分たちの方に押しとどめることには成功したが、逆鱗たちは、ヒロより強い攻撃をしたノーマに集中攻撃をしていた。アリーシャは、エアーシェルを固く閉ざし、ノーマは次の攻撃ができない状態になっていた。


「アリーシャ、エアーバリヤーを解いてくれないと攻撃できない」

「無理よ。レーザー弾幕に隙がない」


 ものすごい波状攻撃だ。ヒロも、あれは厳しいと思う。バージョン2の時の倍はいる。バージョン2の時は、逆鱗が、ダンジョンに出ていたので、そこで打ち取っていた。数が減っていたのだろう。


 ヒロは、ライトセーバーをもう、オーバーブレイドさせているので、これ以上、巨大剣にはならない。さっきのは、ライトセーバーがオーバーブレイドするとき、一瞬超巨大剣になるのを利用して逆鱗たちを大量に粉砕した。

 助けに行きたいが、今のスカルドラゴンは打撃系だ。もう次のモーションに入っている。そして少ないが、逆鱗もレーザーを撃ってくる。


 リフレクションプロテクトアタックの効果時間は長くない。そろそろ、リキャストタイムに入る時間だ。スカルドラゴンのしっぽ攻撃をジャストガードしながら叫んだ。


「みんな、撤退だ」

 そう言ってジャンプし、空中で、ローリングホールを発動して回転しながら、逆鱗の中に突っ込んだ。それを見たアリーシャが、バインドで、入り口にエアーシェルごと飛ぶ。

 ヒロとラヴィは、歴戦の勇者だ。このまま推移したら、こちらが息切れすると読んだ。第二形体まではともかく、ノーマとアリーシャが第三形態でやられる。全員で、ベロニカ様に会いたい。だから、作戦替えをすることにした。




 ヒロ達は、BOS部屋の近くで、テントを張ることになった。3人を一度に召喚しているためヒロのMPも、多く消費される。相手も回復するだろうなと思うが、回復に時間をかけることにした。


「やられたな」

「バリヤーのON、OFFが、うまくないとかってレベルじゃないわ」

「私の攻撃は、エアーバリヤーを解いてくれないと撃てない」

「ぎゃう」


「そこで、作戦変更だ。ラヴィとアリーシャが組めよ。ラヴィのマファイは、点攻撃だから、アリーシャのエアーシェルの中からでも攻撃できる。時間はかかるが、確実に逆鱗の数を減らせるさ」


「私は?」


「ノーマは、オレのサポートかな。ジャスト召喚に戻すぞ。オレ達、逆鱗の攻撃で、どんどんHPを削られるから、アリーシャが、アイテムでおれたちに回復をかけまくってくれ。こっちは、スカルドラゴンの相手だ。ノーマは、シャボンで、逆鱗のレーザーを偏向してくれ。ウォーターウオールも効果がある。逆鱗を押し流せる」


「すぐには、慣れないと思う」


「仕方ないさ。やるしかない。余裕があったら、回復も頼む。スカルドラゴンの毒爪には、やられないつもりだけど、そうなったら、毒回復が優先になる。第二形体までいけたら、バトル召還に戻すからな」


「わかった」



 ダンジョンの中は、安全だ。ヒロ達は、ここで、昼寝をすることになった。テントの前に、さっき頭を撫でた犬型エネミーがやって来た。3人がマスコットの様な召喚獣のまま、宙に浮いて、このエネミーの周りをくるくる回る


「ぎゃう〈名前付けちゃおうか〉」

「ダメよ。ラヴィが名前を付けたら、仲間になるかもしれないじゃない。ベロニカ様に怒られる」

「じゃあ、アリーシャがつける?」

 ラヴィも賛成した。


「カインで、どお?」

「いいんじゃない」

「ぎゃう、ぎゃう、ぎゃう〈カイン、ベロニカ様が許してくれたら、仲間になってね〉」

「ばう」


「おい、ちゃんと休んどかないと、この後、激戦だぞ」

「はーい」×3

 三人は、ヒロを枕に、思い思いに昼寝した。その間、カインがテントの前で4人を守ってくれた。


 1時間後、テントの中とは言え、BOS部屋の前で、熟睡している3人を見て、ヒロが、あきれた。


「起きろ、戦闘だ。ずっとカインがテントの前にいてくれたぞ。礼を言っとけよ」

「ふぎゃー」

「カイン、どこー」

「ありがとカイン」

 こいつら、寝ぼけてる



 さて、2回目だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ