円卓会議メンバー集合
「海洋パーティの中継見たぞ。この星の住人たちは、安全なのか」
「700万年も文化を築いている人たちだから、自分たちよりしっかりしているかな」
「なんだそれ!」
「ここは、地球暦で、700万年後なんだそうだ」
「まじか、その話は、ギルド長が来てからでいい。それより、ライトボードは出るか」
「でるぞ」
「すまん、俺をみてくれ」
ヒロは、ライトボードを出してラジオを見た。
「人魚、レベルが15。15もあるのか。エルフの転生者の街には、行ったんだ。シャオンさんは、5しかなかったぞ」
「過金アイテムだ」
「それは、バージョン1の、それも、最初のころのガチャガチャに有っただけだろ」
「レディオ商会は、最初、全然売れない店だったんだ。悔しいから当時のは、誰にも売ってやらなかった。すごいぞ、今では、100倍の値段だ。プラチナだ」
ラジオが、びっくりするぐらい嬉しそうな顔をした。
「まあ、7つしかなかったからな。自分と珉珉、後は、戦闘ギルドのギルド長の物になっただけさ」
「わかった。よかったな」
「ウラヌスには、行ったか?」
なんで、ひそひそ声?
「行ってないけど、あそこは、鱗魚族の土地だぞ。許可を貰わないと入れない。だがな、その奥に王宮跡があるそうだ。そこには空気もあって地下迷宮のようになっているそうだ」
「よーし、行って来い」
「ぎゃーーー」
ラヴィが怒る。ヒロが慰めながら、けしかけるラジオをけん制した。
「ここは現実だ。死んでも復活しない。調査をしないと無理だ」
「そうだが、お宝の匂いがする」
「その前に、現地の人と仲良くしろよ。たぶん商売になる」
「本当か!」
切り替え、早っ!
「シンが現れた」
「なんだって、オレ達のレベルじゃあ太刀打ちできない」
「もう、シンとバトルをしたんだが、オレ達が作る武器や素材は、シン対策されているようなんだ。たぶん、その服を着ているだけで、シン化も防げると思う。どうだ、商売になりそうか」
「すごいぞ。ヒロ君。ワハハハハハ。なる、なるぞ。ワハハハハハ」
でた、高笑い
「だからと言ってふっかけるなよ。パグーが滅亡してしまう。オレ達もだ」
「海洋パーティで、後ろの海底都市も見えたぞ。大都市じゃないか。薄利多売で、十分だ。なら、いいだろ」
誰が、こき使われることやら
「わるいけど時間がない。その話も、会議でするからな」
「かまわないぞー 大儲けだ」
「あぎゃ~~~。。」 ラヴィがあきれて口をあんぐり開けた。
なんか、打ち合わせが、したかったのだろうが、儲かりそうな商売の話に、そんなのどうでもいいと言う感じになった。
そう言えば、よく難しいダンジョンに行けと、けしかけられたな
ラジオは、ヒロを使って、最先端の情報を得ていた。それは、アリーシャによるところが大きかったのだが、実際戦っていたのは、ヒロと、ラヴィだった。
ギルド長たちがやって来た。
戦闘ギルド
ブルーブル
:ロードオブ召喚獣で、最も大きい戦闘ギルド。ギルド長のファングは、斧使いで、バーサーカーなのに、名うてのレイドマスターだ。統率力がすごい。それも、戦闘の終盤では、高破壊力の大斧で敵を粉砕するから、ファンも多い。ファングは、龍族に転生したので、ここにはいない。サブのギルドマスター、ホーンが、会議に出ている。
戦場河原
:剣主体、攻撃主体のギルド。ギルド長のオダは、戦国時代ファン。剣だけで、ロードオブ召喚獣を押し通る。その割には、召喚獣は、女キャラばかりで、オタクっぽくもある。
レベレーション
:魔法主体のギルド。一撃の法撃力を上げることに地道を上げる。彼らは、レアアイテムマニアでもある。ギルド長のハルキは、打撃による砲撃爆発攻撃をする過激な人だ。魔法職なのに近接戦闘で名を上げた。彼のおかげで、魔法職だけで、前衛と後衛というフォーメーションができた。ハルキは、ヒロに一目置いている。ロードオブ召喚獣において、ラヴィのシャイニングバースト以上の一撃は存在しない。ハルキは、龍族に転生していてここにはいない。代わりに、レイカが、会議に出ている。
ザ・サマー
:最初の召喚獣が人魚だったから、テーマ的にできたギルド。人魚を愛してやまない人が多い。リゾート気分の人が多そうに見えるだろうが、事、戦闘になると苛烈な戦いをする。ギルマスのユウトさんは、バランスの良い人だ。最初こそ、テーマでまとまっていたが、バージョンが進むにしたがって、いろいろなことを言う人が現れた。ユウトが、そんな人たちみんなをまとめてけん引した。最古参のギルドだ。
エアーウイング
:ザ・サマーのように、2体目がエルフだったので、テーマ性で出来たギルド。ザ・サマーで起こったもめ事を初めから払しょくするために、規律を作ってはじめた。他にも同じようなギルドが、バージョン2の時に、にょきにょき出来たが、ここが大きくなった。ギルマスのキヨシさんは、インテリで、ちょっと神経質。とても厳しそうに見える。ところが、女の人に弱いことが発覚した。ここは、戦闘ギルドだ。それなのに、女性割合が高い。それは、キヨシさんが、女性が過ごしやすいように調整するからだ。そう言う意味では、バランスの良いギルド。キヨシさんは、当然エルフに転生した。ナイーブな人なので、まだ表に出ていないだろう。海洋では、少数派だが、みんなで、代表を決めて会議に出席している。代表になった昭二さんは、オブザーバーとして会議の行方を見守っている。
商社ギルド
レディオ商会
:ロードオブ召喚獣で一番大きい商社ギルド。ギルマスのラジオは、変わり者だが、周りがいい人達ばかりだ。とくに、みんなの話を聞いてくれる珉珉が、このギルドの真ん中にいてくれるので、とても活気がある。目利き役のアリーシャも人気だ。召喚獣なのにプレーヤーなので、ギルドのマスコットになっている。そのアリーシャの秘密を守っていたため、ここの幹部の結束は固い。
ボーグ
:サブ職業が、ファッションの人が多いせいで、主に服と雑貨を扱っている。ギルマスのテラは、そんなデザイナー志望の子たちの作品を上手に取り上げて、ロードオブ召喚獣で流行らせる。本人も最初は、サブ職業が、ファッションだったのだが、ラジオと同じ、ベンダーに転職している。
ガクガッカイ
:店では、薬やアイテムを売っている。しかし、どちらかというと、アイテム研究をしているようなギルド。ロードオブ召喚獣の運営の人は少数だ。だから、プレーヤーに、アイテムをある程度開発させる幅を持たせてくれていた。ファッションについてもそうだ。だから、研究開発した品物を店先に並べていた。回復アイテムのワホミ(単体回復)と、ホミラ(広範囲回復)を組み合わせた。ワホミラは、有名だ。ホミラは、自分の周囲しか回復できない。ワホミラは、回復したい人を中心に、その周囲の人を回復する。とても便利なアイテムだ。ギルマスの博司さんは、学者風の人だ。だから、みんな、商売は、へたくそだと思っている。
鍛冶屋ギルド
ライカ
三人のクラフターによって結成されたギルド。クラフターは、希少サブ職業で、今まで現れたのは、5例しかない。その5人のうち3人が集まった。そこに、クラフターを目指す鍛冶職の人が集まり、一目置かれるようになる。そして、その3人のクラフターの内2人がここにいる。ギルドマスターのバップ。女性でただ一人のクラフター、み鈴である。もう一人のクラフターもそうだが、この二人は、鍛冶職人というより、戦闘思考で、最前線を歩きたがる。だから、平気で、転生した。クラフターはレベルが60にならないと使えない。
弱小ギルド代表
MIS
情報収集を得意とするギルド。イベントクエスト情報の発信が、発祥。その他、フィールドや町の詳細情報を公開している。運営が予告情報を流してくれないので、発達。それなりのギルドになった。ギルマスは、代替わりを3回していて、今は、マシューさんが面倒を見ている。ここには来ていない。そこで、協議の結果、コウが選出された。コウは、地図制作にに強い人だ。異世界に来てしまって運営もいない。ベース情報を収取、発信する役割を担う。
イベンター
名前の通り、ゲーム内で、番組を作ったり、独自のイベントをやっていたギルド。戦闘ギルドのギルド長に出演してもらったり、ガクガッカイの人に、簡単な薬のレシピを紹介してもらったりと、ゲームを盛り上げていた。ギルマスのキートンさんは、早くも、某テレビ局の内定をもらっていて、ロードオブ召喚獣で、何度でも寝落ちを繰り返してやると、豪語していた。今は、ちょっと口数が減っている。そのうち回復するだろう。
柴火
吟遊詩人の集まり。現地を回って旅をする。そのため、プレーヤーの生の話を聞いたり、現地の状況を知っていたりと、独自の情報を持つ。いわゆる、情報屋の役割を果たすことができるギルド。今は、心のケアーが必要な人を訪ねて回っている。ギルドマスターの詩音さんは、美しい人で、とても心に響く歌を歌う。イベンターに番組に出てくれと依頼をされているが、今まで一度も出たことがない。ちょっと謎めいた人。詩音さんは、エルフに転生したため、ここにはいない。代わりに、鏡花さんが、ギルド長会議に出ている。
ブルーブルと、レベレーション、エアーウイングとMIS、柴火のギルドマスターは、ここにはいなが、意思決定ができるだけのメンツがここに居る。プレーヤーの生き方を決める会議になった。




