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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

銀眼貫餮のソウルベット -Pupa cuius oblitus est mundus-

作者:千華あゑか
 背負った大きな籠をいつもより陽気に揺らして、テララは今朝もせっせと小山へ拾集に来ていた。
 人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに来るのが少女の日課だ。
 荒野に佇む一本の巨大な聖なる樹「母大樹」。
 雲を突き抜け、青い空一面に伸ばした枝下に積もる恵みの小山から必要なものを拝借し生活に充てる。それは少女が生まれるよりもずっと前から変わらず続いている何の変哲もない村の常識だった。その……はずだった。

 籠を一杯にして姉を喜ばせてあげよう。そう意気込んで肉片の山に立ち寄り、今晩のご馳走を求め肉山の奥へ手を伸ばしたそのときだった。

 ――ナニカニ、ツカマレタ。

 その瞬間、今まで経験したことのない凄まじい激痛が少女を襲う。軋む腕にたちまち視界が歪む。
 肉塊の奥底。日の光も当たらぬ暗く湿った影の中。銀に揺らめく瞳が少女に喰らい付くように睨んでいた。
 ソレとの出会いが不運にもテララを、その世界に息づく者たちを、この世界の虚像を暴く修羅の道へと誘ってゆくこととなる。

 これは、"ヒトのカタチ"を苦しく、切なく、暴力的に描く物語――。
旧章 第一章:記憶断片01_ΚΣ-Κ1.93E+07
第1話 静止するアオと少女
2018/12/07 17:00
第2話 他愛ない彩り
2018/12/07 17:11
第3話 極彩色の香り
2018/12/07 17:18
第11話 兆し
2018/12/07 18:06
第12話 蠢動
2018/12/07 18:12
第13話 三つの椀
2018/12/07 18:18
第14話 銀眼の名
2018/12/07 18:24
第15話 大地の牙
2018/12/07 18:30
第19話 凄惨な月
2018/12/07 18:54
第26話 紅の銀眼
2018/12/07 19:36
第30話 影
2018/12/07 20:00
第42話 愛は重し
2018/12/07 21:12
第50話 黒の嵐
2018/12/07 22:00
第52話 終極の紅
2018/12/07 22:12
第58話 嵐の痕
2018/12/07 22:54
新章 第二章:喪失
第64話 雨降る赤い逃避
2020/04/21 21:07
第65話 遺されたもの
2020/05/01 22:07
第66話 椀にゆれる男心
2020/05/08 19:07
第69話 系統分岐
2020/05/25 19:00
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