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特隠課の事件  作者: 優菜
1/2

特隠課をよろしく。

初投稿作品です!


どうぞよろしくお願いします。



亀スピードの更新です。

――『兄ちゃん大好き!!』


――『俺も……のこと大好きだぞー、』


――『ほんとっ?じゃあ大きくなったら、兄ちゃんと結婚する!!』


――『おー、俺も……なら貰ってやるよ。』


――『やったぁ〜〜!!』







叶えられない、


叶うはずのない、


幼い頃の“約束”。





「俺はまだ、覚えているよ?」





◆―――――――◇―――――――◆

――――◇―――――――◆―――

◇―――――――◆―――――――◇




「……い、――――!!おい……、、、」


誰だろう……、、、もうちょっと寝かして欲しいのに……。


「大丈夫か、愛友??」

「んーーーー?あれ、大智さん?おはようございます。」

「おはようございますって……、何時だと思ってんだ?」


寝起きは低血圧なので、質問は勘弁していただきたい。


「…12時!?すいませんっっ!」

「お前でも昼寝とかするんだな。」

「う〜〜〜っっ、ごめんなさーーい!!」


なんだか、夢を見ていた気がする。

しかも、見たことのある夢を…。


「……あれっ、、、どんなのだっけ…?」

「どうかしたか??」

「あっ、いえっ!何でもありません!!」


まぁ……いっか、、、












この時、ちゃんと思い出していれば……







違う未来もありましたか?







――――――――――――――――



「おはよう、愛友。ほいっ、これ飲む?」

「広貴!ありがとう!!」

そう言って、広貴と呼ばれた男性が渡したのは“コーンスープ”。

「寝起きはこれに限るなぁ…。」

「ハハっ、元気になってよかったよ。」






……そろそろ、自己紹介を始めよう。

愛友こと咲良(さくら)愛友(あゆう)。現在24歳。

広貴こと古関(こせき)広貴(こうき)。現在24歳。



二人は同期である。ちなみに仕事は…

「咲良、古関、出てくれ。二丁目の銀行で強盗だ。」

「「はい。」」

…『警視庁』だ。



「行きますか。」

「だね、」

咲良は貰ったコーンスープを急いで飲み干して、パトカーに向かった。








「相手は五人、人質は二十人ってとこだ。マップ、すぐに頭に叩き込めよ。」

「分かってますって、内先輩。」

「んなことより、前見て運転しろ、亮太。」


亮太こと(うち)亮太(りょうた)。歳は28歳。咲良と古関の先輩である。


「仕事中ぐらい、先輩呼びしろっつの。」

「ぜってー、嫌だ。」

「可愛くねー、後輩だな、おい。咲良、こんな奴やめて、俺んとこ来いよ。」

「職務中に人の女にナンパしてんじゃねーよ、クソ上司。」

「あぁ?テメェ、クビにしてやろーか?」


古関と内は、まぁ……兄弟みたいなものである。幼い頃からずっと一緒にいる仲だ。


「二人ともやめてください。これから、現場乗り込むって時に、身内で喧嘩してどうするんですか…。」


咲良と古関の関係…、まぁそれは、おいおい話すとしよう…。

現場に乗り込む際の喧嘩、それを咲良が止める。

いつも通りすぎる会話で、咲良はため息が出る。


「ったく…ついたぞ。現場は大智さんが仕切ってる。」

「了解です。」


既に、報道陣や野次馬でごった返している現場。

そんな中で、“彼ら”の仕事は始まる。


「あっ、大智さん。」

「愛友!広貴!」

「お待たせしました。」「ども。」



「ふぅ……、やっと片付くな。頼むよ、二人とも。」


そう言って渡されたのは、サングラス。


「「はいっ。」」

「聖真くんと航平くんは先に入ってる。中で合流してくれ。」


渡された眼鏡をかけると、レンズ赤い文字が浮かび上がる。








パトカーから現場を見ていた刑事たちに、この現場には不似合いな、サングラスをかけた二人が近づく。


「あっ…隼人サン、客人ですよ。」

「あぁ!?んな時に…ってテメーらか……。」


しかし、このサングラスこそが“彼ら”のマーク。


「ここからは俺らが動きますので、1課の方々は邪魔しないでください。」

「ちっ…、誰だぁ、こいつらに依頼したやつァ!」

「こちらの銀行の支店長さん、刑事部長さんとお知り合いらしいですよ。」

「あんの……クソジジイめ…。」


では……、と言って再び二人は走り去る。


「でも……、あの二人が出るなんて珍しいこともあるんですねぇ、、、。」

「バカヤロー、刑事部長の知り合いからの依頼なんだから、仕方ねぇだろっ。」


なるほど、、、と言う後輩を無視して、無線をとり、

「あー、全部隊に連絡。合図が先延ばしになる、死にたくねーなら、そっから動くんじゃねーぞ。」

ガシャンっ、と大きな音を立てて、無線機を置く。


「物に当たんないでください、隼人サン。」

「当たりたくもなるだろうがっ!」


通常ならば強盗は捜査のである自分たちが扱う犯罪。誰よりも優先されるべき自分たちの担当事件を取られたのだ。


「仕方ないでしょう、“特隠課(とくおんか)”が動き出しちまったんですから。しかも、あの二人が。」



“警視庁刑事部特殊隠密課”、通称“特隠課”。

スパイに近い独自の捜査のやり方と情報収集で、事件解決へと導く、スペシャリストが集まった、少数精鋭部隊。どの課よりも、優秀な成績をあげているのは事実だ。





桜良愛友と古関広貴。二人は特隠課のエース。最強のコンビ。


彼らに解決できない事件など、ない。



『Mission Accepted』

~自己紹介【まとめ】~

咲良(さくら) 愛友(あゆう)

本作の主人公。24歳。女。警視庁刑事部特殊隠密課に所属。特隠課エース。


古関(こせき)広貴(こうき)

24歳。男。警視庁刑事部特隠隠密課に所属。特隠課エース。


(うち)亮太(りょうた)

28歳。男。咲良と古関の先輩。古関の幼馴染みたいなもん。


大智(だいち)さん

現場を仕切ってる方。


聖真(せいま)くん、航平(こうへい)くん

警視庁刑事部特隠隠密課に所属。


隼人(はやと)サン

警視庁刑事部捜査一課に所属。


・?

警視庁刑事部捜査一課に所属。隼人サンの後輩。

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