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放課後16時44分、異界にて  作者: 秋月椛
第一章 異界にて
4/10

夢1

2026/1/8 修正

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化け物から必死に逃げていた。

走って、走って、走って_、


振り返って見たそれは美夜の記憶にある姿よりも手足が少なく、動きも早かった。


逃げながら、走馬灯のように過去が頭の中を流れていく。


鈍臭いと笑われるから、体育の授業は嫌いだった。


だけど、こんなことになるくらいならもっとちゃんと授業に参加すれば良かったと、後悔ばかりが胸に残る。


喉から血の味がする。お腹が痛い。

苦しい。しんどい。休みたい。楽になりたい。

でも、死にたくない!

ああ、こんなことになるのなら、あのまま保健室にいれば良かった!

何故かあの化け物は保健室の中までは追ってこなかったのだから。


けれど、()()を見てしまった。

()()はきっと籠城した者の末路だ。


その最期の姿を思い出し、込み上げた吐き気を無理やり飲み込む。


死にたくない!死にたくない!


その思いだけで飛び出したせいで、化け物に見つかって追いかけられている。

化け物は目が悪いみたいだった。だから音で判断してる。

それに気付いたのは、散々逃げ回った後だった。

気付いてすぐに教室に隠れながらやり過ごそうとしたけど、疲労した身体では息を止めることすら出来なくてすぐに化け物に見つかった。


そして、何時間経ったのだろう。

気付けば自分の身体は床にくずおれていた。


「はぁ、はァッ、ゼッ……ヒュッ……!ッ……!」


お腹を抑えて、必死に息を吸い込む。

そんな自分に化け物はゆっくりと近付いてきた。


「ガオ ハァ ガワィ アィ アシ ォ ダメ…」


何かを言っている。

けれど、もうそれを聞こうとする余裕もない。


「ゥデ バァ ィ、イナ」


そして、化け物が私の腕を掴もうと手を伸ばした_…。


【人物紹介】

???

運動が嫌いだった。

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