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知らないって言うんでしょ!!  作者: 亀岡たわ太
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文化祭は文化部だけのものではない

頑張りました。4日目。

「それであの子どうしたの? フラれたの?」


 志保はこういう時に聞いてくる。俺を焦らしてるのだ。


「ああ、あの子ね!! 綺麗な女の子フルなんてタケルもプレイボーイです。テヘ。」


 海花はさも知ってるかのようにお茶らけている。


「お、お前!! なんで知ってるんだよ!!」


 あわてる俺。


「取材でーす! 文化祭校舎裏と言えば取材でーす♪」


「ふーん、フッたんだ。クレープも買ってあげずに。ダサ。」


「志保は口出すな!」


 今まで落ち込んでたが感情がジェットコースターだ。恥ずかしくなって来た。


「あの子ならまだ文化祭にいるわよ。」


「そんなわけないだろッ!!」


「私、あの子の情報知ってるんだよね。いわゆる知り合い?」


「う゛ッ!!」


 そう言えば何故俺がこの学校にいるか玲奈がどうやって調べあげたか聞いてなかった。SNS関係だと思ったが、あんな子がそんな未確定情報鵜呑みにするとは思えない。こいつやったな??



「それで交渉でーす。私の漫画の原作者になってくれたら関係取り持ってあげるけど? どう?」


「知るかッ!!」


 俺は怒った。


「お前はいつもそう! 頭来るんだよ! 俺は俺の好きにさせてもらう!!」


「タケルッ!!」


「あーあ、タケルっていつも面白いよね!」


 俺は走った。絶対に嫌われたくない人が出来てしまった。そして強くならないといけない理由も出来た。校舎から走って出ると校門に赤月玲奈はいた。周りの男子はあまりの美少女に話しかけようとしていたが玲奈自身は、怒った顔でいた為。距離をとっていた。


「玲奈ッ!」


「……! 遅い!! 何しに来たのよ!」


「クレープ。食べよう、一緒に。」


 高校一年生、オタクの俺が精一杯考えたセリフだった。

ちょくちょく内容変わります。

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