思い出を捨てた男
頑張りました。実験作です。3日目。
よろしくお願いします。
たまに編集します。
狼君ってどんな人?
可愛い赤ずきんを食べるの?
小さなコヤギを食べるの?
一生懸命作った家を吹き飛ばすの?
狼さん、狼さん。他にやる事あるでしょ?
校舎裏の裏庭に引っ張り出した俺。
赤髪の玲奈は怒っている。怒っているがまんざらでもない。次の行動で全てが決まる気がした。俺は話し合う選択をした。それは地獄しかみないとしても。
「あのさ、こんなとこ連れてきてどうすんのよ?」
「あのさ、俺。子供の頃の記憶が無いんだ。と言うより子供の頃の記憶を消して生きてきた。」
「何よ! それ。言い訳?」
「…………。」
「ガチなんだ……。」
玲奈は怒っているのか泣きそうになってるのか下を向いてしまう。
「俺は親が公務員で引っ越し繰り返して引っ越す度にいじめられて。だから引っ越したら前の学校の話をしなかった。それで忘れるようにした。それがいつしか普通になり過去の記憶を消した。」
「……。何よ、それ。」
「だから、君の事を覚えてなくてもしょうがないんだ!」
「しょうがないって言わないでよ。私は待ってたんだから!」
玲奈はもう感情が抑えられないのか。体を振り出す。かなり怒っている。泣いてる。
俺は子供の頃大変な事をしてしまったのかもしれない。
「もういい!! 帰るね。」
「待ってくれ。今日なんでもするから。記憶も思い出すよう努力するから。一緒に文化祭いよう。」
陰キャの俺の精一杯の告白。俺は最悪だ。
「バイバイ。」
玲奈の歩き出す姿は何か神々しさも感じる。完全なる隠キャの敗北。俺は人間としてクズだ。一切振り向く気配も感じない去り方は俺の心に刺さった。
俺の告白は終わった。
玲奈は立ち去ってゆく。俺に引き留める力はない。思い出さなきゃいけない。俺の精神が歪んでいても。
頑張りました。実験作です。3日目。よろしくお願いします。ラブコメ難しい。
元々同人ゲームを作る目的で書いてます。それで同人サークルメンバーさんから意見聞きながら編集するのでちょくちょく内容変わります。
すみません。