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No.28 二人・会遇

ちょっと短めです

それに説明会になります

 3日後、ギルドまでいくとホントにギルドランクが上がっていた。ギルドカードはランクによって色が変えられているのですぐ分かった。

 色の変化は、(F)(E)(D)(C)(B)(A)漆黒(S)のようだ。つまり、今のギルドカードの色は緑となっている。

 予想はしていたのだが少し驚いてしまった。




「仁さん、ちょっと時間良いかな?」


 暇潰しに依頼板を見ていたらヒースらの4人組が声を掛けてきた。


「ああ、どうした」

「シェマがね、この前ジャミレスさんに教えてもらった武器屋が気になってるみたいで。だから一度見に行こうって思ってね~ 今から行っても構わないかな?」


 今日……いや、しばらくはこれと言った予定は入っていない。


「問題ないぞ。俺はここでC級の依頼を受けるつもりだ。集合場所は買った家で良いか? お前らの用事が済んだら帰っておいてくれ」

「わっかりました~」




 10分くらい悩んだ末に選んだ依頼はC級の討伐依頼だ。

『ジャイアント討伐:報酬-20000オルム 場所:鬼神の大樹林 依頼者-ギルド依頼』

 C級の依頼ならもう少しやり易いものばかりだと思っていたのだが違っていた。


 どうやら一般の認識では、冒険者のランクがF~Dは見習い、C~Bは一人前、Aはその道を極めたプロ、Sは人外、と言った感じらしい。


 なのでC級でジャイアントな妥当な判断のようだ。

 だが、最近は全体的に魔物が活発になっているらしいので“パーティー推奨”と書かれてはいる。



 パーティーとは冒険者同士で行う一時的な契約の事だ。冒険者以外が使う機会もあるにはあるが、生産者が集団で戦うときや、貴族の坊っちゃんが共に戦ったことを証明するために申し込むとき程度だろう。


 冒険者の中にはソロで戦う者がいるが極めてまれだ。何故なら、リスクがパーティーと比べ非常に大きい。戦闘中に万一モンスターに状態異常でも掛けられたら詰む。

 仲間がいればそんな時でもフォローしあえる。


 まあ、俺はどちらにしろ1人だしソロで受けるしかないが。

 そういえば依頼の目的地が同じ場合は、2つまで同時に受けられるようだ。

 E級の依頼を見てみると、ファンタジーの定番中の定番、ゴブリンの討伐があるではないか!!

 よし、受けよう。


 これで今日のやることは決まったな。

 この2つの依頼を受けてみて、依頼の難しさを確かめる事が1つ目。そして楽しむことが2つ目だ。



 受け付けに依頼を受ける報告をしに行こうと足を向けた。不意に、俺に向けられた視線を感じてそちらに視線を向ける。


「ねえ、そこのアンタ。その依頼、私たちも連れていってほしいんだけど良いかしら?」


 声を掛けてきたのは2人の少女だった。

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