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導化師は我が道を行く  作者: 錆腐短杖
異世界への旅立ち
11/54

No.10 組合・登録

 俺は今日、何と・異世界と言えば定番の・冒険者ギルドに来ました~!


 理由はこの世界だとギルドカードは証明書がわりにもなるらしく登録の年齢は無制限だからだ。この世界のギルドランクはFからAと上がっていき、最高はSになる。


 ギルドランクの上がり方はFからSまで統一されている。

 1つ目は記述。

 2つ目はランクに見合う功績を立てること

 そして3つ目は、一つ上のランクの冒険者との戦闘。もしくは、次のランクの依頼を冒険者の付き添い込みでクリアする事。ただし、AとSランクの依頼はめったにないのでその他で検査するらしい。

 ここまで来ると貴族並みかそれ以上の権力を持つひともいる。


 俺はまだ、この世界の身分証明書を持っていないので一応持っておこうとやって来た。驚くべきことに疑似人格も魔力を持つ体があるため登録できるようだ。

 それに暇があったら依頼を受けられるからな。


 ギルドカードの作成は簡単で受付で10分程度でできるらしいので、冒険者ギルドに入っていく。思ったより綺麗だ。昼間から飲んでいる人もいるが常識の範囲内だろうし、床も散らかっていない。


 少なくとも、問題を起こしそうな迷惑な輩はいなさそうだ。異世界と言えば新人に絡んでくる冒険者だと思っていたので、ちょっと残念だ。

 まあ、この世界は傷を負ったら自業自得みたいな所があるから気を付けるに越したことはないが。


 俺たちは5人ほど並んでいる受付に並ぶと、すぐ俺たちの番が来た。受付嬢は微笑みながらマニュアル通りであろう問いをする。


「ようこそ、冒険者ギルドへ! どうかなさいましたか?」


 俺が代表して言う。


「はい、今回はギルドカードの作成にやって来ました。ここにいる5人分の作成を頼みます」

「分かりました。では、ここに5人分の用紙をご用意しますので、それぞれにお名前、性別をお書きください。その他の欄は空白でもよろしいです。あ、代筆でも構いませんよ」


 とりあえず俺が全員分の名前と性別を書き彼女に渡すと、一度奥の部屋へと入っていった。

 しばらくして受付嬢が戻って来た。そして彼女は取ってきた5枚のカードを俺たち全員に手渡す。


「最後はこのカードにあなた方の魔力を入力していただいたら終了となります。ありがとうございました」


 こうして全員分の登録を終えた。え、何も捻りがないって? しょうがないじゃん。こうとしか言えないんだから。


 とりあえず依頼板の方へ俺たちは向かう。

 この国では2種類の依頼がある。「ギルド依頼」と「特殊依頼」だ。


 ギルド依頼は薬草の採取や魔物の討伐など常に設置されており限界数がないものだ。


 特殊依頼はおおざっぱに言えばギルド依頼以外のもの。住民や企業などがギルドを通して依頼を出すものだ。また、道中で依頼をだし成功した後で、禍根を残さないためギルド依頼として報酬を渡すこともできる。


 依頼板に貼り出された依頼用の紙を受付に持っていくか、受注する事をギルドに伝える。この2つの方法で依頼を受けることができる。


 しかし、依頼板を1度見てみたが俺たちが受けられる依頼は少なかった。なんせ、俺たちのランクは初心者レベルのFなのだ。できるのは、せいぜいお使い程度だろう。


 Fより上に行くには最低でも1回は依頼を受けなくてはいけない。そこで俺たちは板の端の方にちょこんと貼ってあった『買い物の荷物持ち:報酬-300オルム 備考-様々なことお教えします 依頼者-ジャミレス・トバイアン』と書かれた依頼を受けることにした。


 これなら報酬はともかく、観光や情報収集も出来るからな。

 依頼に書かれていた時間がもうすぐだったので受付に依頼を受けることを言い、指定された場所へ足早に向かった。

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