表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/133

99話 妻と奴隷とロマンチスト

 皆が俺の出した国宝3種に驚いている。

「鑑定」とララさんが言うと他の鑑定持ちのシシリーとナナリーとルルさんとリサちゃんとルーク君が口々に「鑑定」と言い出した。


それを見ていたミミ―とラビとビビが驚いている。

多分ルルさんやリサちゃんとルーク君が鑑定を持っていない事を知っていたんだろう、なのに急に3人が鑑定を唱えてるからびっくりしてるんだろう、そりゃあ驚くわ。


 「本物の様ね」とララさんが言った。

他のメンバーも確認できたようだ。


 「ルル様、鑑定が出来るのですか?リサ様とルークさんも」とナナリーがルルさんに聞いた、

あっそうか、シシリーとナナリーも知らなかったんだ。

「ええ、旦那様に付けて戴いたの」とルルさんが言った。

「リサも旦那様に付けて戴いたの」とリサちゃんも嬉しそうに答えた。

「付けて戴いた……」と何か考え込むナナリー、


 ルーク君が俺とララさんを交互に見ている。

うん千円札の存在を言っていいのかの確認ですね、

ララさんの方を見てどうなの?と目で合図した。


 「自分で考えなさい」と怒られた。

つまり、最低限の安全は確保しているという事ですね。


それなら、「ミミ―とラビとビビ、これ使いな」と千円札を3枚渡した。

「順番が違う!」とララさんに怒られた。

えっ?


 「先に奴隷なり妻にしてからでしょ!」と、

ララさんがそう言うと他の皆が驚いた、

何だろこの反応?

「妻にするのですか?」とシシリーがララさんに聞いた、

「それを決めるのはユウよ」とララさんが言った、

皆の視線が俺に集まった、

いやどう答えたらいいんだろうか?

「えっと、妻にしたらおかしいの?」と素直に聞いた、

皆が驚いた、するとシシリーが「そのですね……ミミ―さんとラビさんとビビさんは奴隷にならなければ生きていけないと言う位に追い詰められてます」と、

うん、わかってる、だから俺の奴隷になるかならないかと言う話だよね?

「ですので、ユウ様が奴隷にすると言えば断らないはずです」と、

「だから奴隷にするで十分、妻の座を与えなくても良いのです」と、

ああ、そういう事か、奴隷で十分だから何も妻の座を与え無くても良いという事ね、


 「変なこと聞いて良い?」と聞いた

ララさんが怪訝な顔をした、

「本当に変なこと聞きそうで怖いんだけど?まあいいわ何かしら?」

「奴隷にするのと妻にするとの違いは?」と聞いたら皆何を言っているんだという顔をした、

只ララさんだけはすごくまともな顔で「改めてそう言われてみたら明確にここが違うというのは無いかもしれないわね」と、

「お姉ちゃん何を言ってるの!」とルルさんが怒った。

「奴隷と妻じゃ全然違うでしょ」と、

「確かに普通に考えたら違うんだけどどう違うかと言われたら人がどう見るかってくらいしか違いは無いわ」

「権利も妻は夫の稼ぎの半分を貰えるってのが有るけどそれは平民の場合だけで貴族には関係無いし、奴隷にだって最低限の保障以上の給金を貰える人もいるから」と、

「何で貴族は関係無いの?」

「そんな事したら領が二つに分かれるでしょ」と、

そりゃあそうだ、財産を分けるなら領地も分けなければならないからな、領地こそが財産だからな。


 「そもそも財産を分けるってのも妻と言うかパーティーメンバーを孕ませて、子供を産む為にパーティーメンバーから外して代わりに別の人を入れたらその人物と恋仲になって二人で逃げ出すという事件が多発したからそれを防ぐ為にと言うかそうなった場合に対処できるように作られたルールなのよ」と、

「何そのクズ?」

「そうね、でもよくある話なのよ、他にも恋人や夫婦の2人組が3組組んで6人パーティーを作ってたら気付いたら1人の男に女3人が惚れた何て言うのもよくあるのよ」

「何でそうなるの?」

NTRなの?この世界もそれ流行っているの?

「そりゃあ、パーティー能力に差が有るから強い人と弱い人が出来るわ、で、ちからすばやさたふさが12の男2人に15の男1人と女3人のパーティーならば15の男に女3人集まるわよ」

「強い男に弱いって言うか稼げる男に弱いって感じ、後冒険は命懸けだからその分恋愛も燃えやすいのよ」

うわっリアル、その上吊り橋効果で効果倍増ってやつですね、


 「だから成り立てのパーティーは男6人か女6人とかが普通よ、ある程度力が有るパーティーなら男女混合にもなるけどね」

「それは何で?」

「生きていける余裕が出来るから恋愛欲が欲しくなるのよ」と、


 本当ギリギリの世界だなこの世界。


 「で、話し戻すけど奴隷と妻の違いは他人がどう見るかと気持ち的な理由しか無いわ、妻にしたからと言って支払うお金が倍になるとか無いわ」と

「妻は愛が有るわ」とルルさん、

「そう言う事を言ってるんじゃないわよルル」とララさん、

「でも……」とルルさんが反論しようとしている。

まあ気持ちは分かる、理論的であって夢の無い話だからな。


 「ララさんが言ってるのは理屈の話だから」と言ったらルルさんが悲しそうにした。

「ルルはロマンチストレベル4だからね」とララさんがルルさんを小馬鹿にした。

えっ、あんたもレベル4何ですけど?

「どういう事?」

「ルルはロマンチストって言うスキルをレベル4で持ってるのよ、だからロマンチストなのよ」と、

いやアンタも持ってるでしょ?何そのお前の母ちゃんでべそって弟に言う様な話は?

「いやだから何でそれをララさんがルルさんに言って小馬鹿にしているの?」と聞いた、

「別に小馬鹿にはしてないわよ、ルルは可愛いって話よ」と、

「いやそれだとララさんも可愛いになるよね?」

「どうして私が可愛いになるの?」とララさん、



 こいつ自分がロマンチストレベル4持ちと知らねえ、

そうか鑑定は自分には出来ないから、

「いやララさんもロマンチストレベル4持ちだよね?」と言うとララさんが驚いた、

「持ってないわよ、私は理論的な人間だから」と言った。


 「いやいや理論的な人間でもロマンチストな面が有ってもおかしくないから」

「それはそうかもだけど、私が持ってるは間違いよ」

いや有るって、一応もう一度確認した。


 ユニークスキル

【技能派】LV4(10)

 ノーマルスキル

【隠蔽】LV0(10)【ロマンチスト】LV6【鑑定】LV5【フェロモン】LV5

【世話好き】LV5【苦痛耐性(心)】LV5【指導】LV5【カリスマ】LV5

【盾術】LV5【親子愛】LV5【姉妹愛】LV5【指揮】LV4

【剣術】LV4【戦術】LV4【回避】LV4【過保護】LV4

子供好き】LV4【理論的】LV4【好奇心旺盛】LV4【苦痛耐性(体)】LV3

【すで】LV3【節約】LV3【剛力】LV3【跳躍】LV3

【俊敏】LV3【棍槌術】LV3【お人好し】LV2【ドブさらい】LV2

【機転】LV2【冷静】LV2【掃除】LV2【洗濯】LV2

【理知的】LV2【料理】LV2【乙女】LV2【呼び寄せ】LV2

【理性的】LV2【杖術】LV2【便所掃除】LV1【槍術】LV1

【精神異常耐性】LV1【身体異常耐性】LV1【斧術】LV1【短剣術】LV1

【鞭術】LV1【長距離】LV1【追撃】LV1【誘惑】LV1

【自然治癒】LV1【追い込み】LV1【配達】LV1【警戒】LV1

【気配察知】LV1

 種族スキル

【持久】LV3【簡単調合】LV1【異種交配(人)】MAX

 ジョブスキル

【連撃】LV3【双剣】LV1【装備重量軽減(小)】MAX


 

 めっちゃ上がってるぅ、レベル2も上がってる、自力で上げたスキルのトップになってるじゃねえか!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ